前回までのあらすじ
チームバナナのバナナ抜き+ゴムオで南紀までやってきたのだが予想以上に厳しい。シイラってこんなに釣るの難しかったっけ?全員の頭に疑問符が浮かび上がり、完全に諦めムードが漂う。どうなるんだ?俺達!?
ゴムオが掛けたが残念ながらバラしてしまう。
以降、全然回遊がないので、諦めてビールを飲むことにする。
磯で飲むビールはホントうまい。
持参した枝豆とウマい棒でガンガン飲める。
暑いしすぐに汗をかくので全く酔わない。
3本飲んだ時点で
「ぼかぁ、しあわせだなぁ~」
状態に突入したので眠ることにする。
どれぐらい寝たのだろう。
目を覚ますと全員が諦めきって座り込んだり寝たりしている。
なにやってんだよぉおおおお!!!!
せめて一人でも投げとかねえと、回遊してきてもわからねえじゃねえか!!!
ナミボー怒りのキャスト開始!!!
カテーボーイから五百円で譲ってもらったパンプキンをブッ飛ばすという
悲劇を乗り越え、更に怒りのポッパー攻撃を繰り出すナミボー。
虚ろな表情でへたり込むヘタレ達を尻目に
ひたすら海にポッパーを投下するが何も起こらない。
「・・・・・あほくさ。次で最後にして俺も寝よ」
そう思い、キャストしてスプラッシュさせた瞬間
HIT!!!
キ、キターーーー!!!つか、ちっさー!!!!
超小さいペンペンが、それでもドラグをジージーいわしながら
走りまわる!
そのうちにペンペンがジャーンプ!!!
ハイ、外れました。
それを見ていたヘタレどもも慌ててキャストを開始する。
戦闘開始!!!
ここからはYOU TUBEを再生し曲を聴きながらお楽しみください。
「きたきたきたー、追ってる、追ってる、追ってるぅうう!!」
「落ち着け、あ、右だ、右にでたぞ!」
「ナミさんと、ゴムオさんの前にいてますよぉ!!!」
「左だ!左に向ってる!あ、デカイ、デカイ!こいつデカイ!」
「あ、喰ったけどのらんかった!あ、まだ、おる!右だぁ!右だぁ!!」
「誰か、誰かあいつをやっつけてくれぇえええええ!!!」
狂乱の中、冷静なナミボーは、シイラの動きを見切り
正確な位置にキャスト、そして巧みなルアーアクションを繰り出し
よっしゃぁあああ!!!のったぞぉおおお!!!
渾身のフッキングを炸裂させる!!!
まあまあサイズだが、あまりひかない。
ん?ホントにお前シイラ?
そう思った瞬間、界王拳でダッシュするシイラ!!!
うおおお!これぞシイラだ!楽しぃー!!!
ドラグを緩めにしておいたので、なんしか面白い!
フックが一本しか掛かってないので、ロッドワークでもう一本のフックも掛けておく。
ゴムオにランディングしてもらい、無事ゲット。
まあまあサイズの91センチをゲット。
一匹釣ったので満足して場所を譲る。
その後にゴムオも同サイズをゲット。
タモ入れをしたのだが、きちんと入ったのに、そこからジャンプして
シイラが飛び出すというアクシデントに見舞われたが、なんとか2回目は無事に成功した。
俺が知ってる魚の中でタモ入れはシイラが一番難しいと思う。
元気なウチにネットインしようものなら
キャプテン翼状態でネットをブチ破る勢いで突っ込まれることもしばしば。
(何回かネットブチ破り級に突っ込まれて脱出された経験あり)
ゴムオも
「シイラのヒキなんか余裕♪余裕♪」
とブログで散々書いておきながら
根に潜られそうになったりと明らかにシイラに翻弄されまくっていた。
ファイトも楽勝どころか、かなり苦戦していた。
ゴムオ曰く
「いや、これ、ライトタックルやからな」
と言っていたがチータRRにツインパSWの4000番なら
充分なシイラタックルと言えるだろう。
逆に超ヘビータックルでシイラ釣る方が面白くないと思うんだけど。
マグロタックルでシイラ釣っても大したことないのは当たり前だ。
要するに
シイラは楽しいんだよ!コノヤロウ!!!
それでもこの日、一番活躍したのがゴムオ。
パターンをいち早く見つけ、3ガケ1ゲット。
そのうち1回は明らかに渋のタモミスでバラしたので
実質2ゲットぐらいの勢いだった。
バイトも10回ほどあったらしい。
ナミボーは2ガケ1ゲット。
バイトは4回ほどしかなかった。
渋は1ゲット。
ジョウタロウは最後の方にメータークラスを掛けるも即バラシ。
エソ一匹に終わる。
まあ、即ジグにチェンジするような奴はこんなもんだろ。
結論
南紀まで行った割には釣果は微妙だった。
でもまあ、釣れたから良しとしよう。
帰りはババアが軽トラで送ってくれるのだが
すげえ坂道をすげえ勢いで登っていくのだが
ロッドを組んだままだったので、樹にぶつけて折れそうになる。
「おい、渋!やばいやばい!」
「ジョタロ!やばいぞ!」
「ちょ!折れる折れる!!」
「ババア、ハヤイハヤイハヤイ!ヤバイヤバイヤバイ!!!」
「うわ、ちょ!気をつけてー!!!」
大騒ぎで坂道を駆け上る。
このババアのテクは一見の価値ありだ。
最後に
やっぱゴムオはちっつえぇんだなぁ~
まあ、渋の方がもっとちいさいんだけどね。