いともたやすく行われるえげつない行為
「バカヤロウ!俺は会社の奴隷じゃねぇ!」
全然消化できずにいる代休を強引に取得して釣りに行ってやる!
チームバナナのバカどもは仕事とパズドラで忙しいので
らっきょのアニィに打診すると
「その日だけは仕事で無理です。仕事です。ほっほっほ」
と、若干イチびった感じで断られる。
あんな人でも職場で必要とされてるんだな。
妙に感慨深く感じていたが
前日に
「あ、やはりワタクシはスーパーエリートですから、明日休めそうですよ。なんせスーパーエリートですから、ほっほっほ」
・・・やっぱ必要とされてなかったか!
但し、今度は社会の歯車ナミボーが必要とされていて
夕方どうしても外せない。
しかし、午前便だけのところは満席で一日便になってしまう。
仕方ない。
社会に必要とされていないスーパーエリートらっきょは
一人エスポワールへ乗り込む。
取り残されたナミボ。
仕方ないので昼から仕事に行く事にしてガレージエムへ。
ようやく愛車のエアロが揃ったので取り付けてもらうのだが
到着すると、ヒゲオが一人でボケっと炭で火を起こしている。
「なんだぁ?暇すぎてボケたのかぁ?」
事情を聴くと、スタッフMが炭で焼いた秋刀魚を食べたいから
今から炭火で秋刀魚を焼くらしい。
ん?そういやスタッフMいねえな?
そう思っていると、チャリンコでふらふらとガレージエムへ
BBA(ビビるぐらい バリバリ 綾戸智恵)が侵入してくる。
「なんだぁ?あの浪速のジャズシンガーは?」
あ、よく見るとスタッフMだ。
なんだ?あのBBA(ビビるぐらい バリバリ 綾戸智恵)な髪形は?
そう思っていたら、逆にナミボの髪形を嬉しそうにイジッてきた。
綾戸智恵のくせに。
そう思ったのだが、大人なナミボは黙っていた。
チャリで秋刀魚を買いに行っていたらしいBBA。
秋刀魚を焼き始めるガレージエム一同。
なんだぁ?こいつらは?
仕事中だろう?しかも、まだ11時だぞぅ?
あまりの自由人ぶりに驚愕するナミボー。
暇つぶしにスタッフMを写真にとろうとしたが
「やめてよ!こんなBBAを撮ってもしゃーないやん!」
と、拒否される。
うん、それもそうだ。
綾戸智恵載せても別に誰も嬉しくねえしなぁ。うん。
でもまあ、せっかくやし、代わりに本物の綾戸智恵のっけとこ。
皮の剥がれた生焼けの秋刀魚をガレージエム一同と一緒に食べている時に
らっきょさんから88センチのブリ釣れた報告が入った。
秋刀魚はマジで生っぽく、ホントやばかった。
マジお腹壊すかと思った。
BBAは2匹食べてた。合掌。
金曜日。
突然ゴムオから連絡が。
「らっきょに捨てられたナミボー、我々と明日エスポワールに乗らないかぁ?チャーターだぜぃ!」
またもや前日!
なんでいつもこんなに急なんだよ!
まあ、明日は大丈夫だし乗ろう。
左3人 チームバカンノ(左からバカンノ、Mさん、のっぽまん)
右 チームゴム(もちろんたった一人のチーム)
雨が降っている。
俺は何が嫌いって、雨の中の釣りがとてつもなく嫌いだ。
テンション下がる。
おまけに一睡もしていない。
相当渋いと船長のお墨付きだったが、
ズバリ!その通りだった!!!
バカンノ、ゴムオがツバスを2匹ずつ。
(この二人はさすがにそこそこ腕がある)
ナミボーがツバス1匹。
ド素人二人はボウズ。
チームバカンノの二人の消沈ぶりと不穏な気配を察してバカンノが
「チャーター代は俺が2万払う!あとは全員割り勘にしろ!」
と、とんでもない漢気ぶりを発揮!
チームのより一層の結束を図る。
おこぼれに預かったナミボーと、チームゴム(たった一人のチーム)も7000円をそそくさと払い
照れ笑いでカンノ号に乗り込む。
結論を言うと
色んな意味で
察してくれ!!!