西宮一家。
西宮随一のスロッター、らっきょのアニィが所属する素晴らしい釣りチームだ。
(ほかに ミスタースモール、アダモステるーぴん、はぁはぁのたっくん等が所属。全員いい人。一時期マーシャルという猪木似のペリカン青年もいたが、除名された。)
なにきっかけか知らないが、突如顔出しを解禁したらっきょのアニィ。
一緒に釣りをしていると、俺だけ通りすがりの人にやたらと声をかけられ
らっきょのアニィ「自分よ〜声掛けられるなぁ〜。俺声かけられた事ないわぁ〜」
ナミボー「それって、アニィが近所にある893の事務所の人だと思われてるんじゃないんすか?」
って感じの風貌なのだが、根はとても優しい。
そんならっきょのアニィのRRN(ラッキョ・リアルタイム・ネットワーク)に
俺も参加させてもらい、お荷物まさひろを連れて
ボイル祭りを堪能させてもらおう!!!
しかし、まさひろが突然
「僕仕事入ったでぇ〜、20時に家に迎えにきてちょ!」
おい!そんな時間から出撃したらボイル終わっちまってるじゃねえか!!!
仕方ない。
まさひろは捨てて行こう!!!
役立たずのザイルを切ろうとしたら
「ひぃ!やめてちょ!この薄情者!じゃあ職場に迎えにきてちょ!釣り道具持って行っとくし!それなら17時半でいけるわ!ひぃ!」
なんてシブとい奴なんだ!!!
さっさと滑落しろ!!!
仕方ないので見捨てるのをやめ、迎えに行ってやる事にする。
到着した途端
「ひぃ!運転手さん急いでちょ!ボイル終わってまう!ひぃ!」
てめえのせいじゃねえか!!!
「高速のって!飛ばしてちょ!急いで!ボイルが!ひぃ!」
えー?高速乗るの???
「高速乗るのええけど、高速代半分払ってよ」
まさひろ「・・・・・」
おっさんなに沈黙しとんねん!!!!
渋々高速に乗り、急ぐナミボー。
RRN(ラッキョ・リアルタイム・ネットワーク)から
「ボイル発生。超ドシャロー。テクが必要」
続々と情報が入ってくる。
興奮するまさひろ。
「ひぃ!運転手さん、もっと急いでちょ!飛ばしてちょ!間に合わへんで!」
しかし、出口手前でまさかの工事渋滞。
「ひぃ!あかんで!ナミちゃん!警報や!
スーパーボイル発生中!警報を発令するんや!道をあけさせるんや!」
なんだよそれ!?
おっさんの頭の中どないなっとるねん!!!
「スーパーボイル発生中!至急路肩をあけなさい!スーパーボイル発生中につき、至急道をあけなさい!」
スーパーボイル発生中!スーパーボイル発生中!を連呼するまさひろ。
とにかくうるさい。
興奮しまくっている。
マジうぜえ。
なんとかなだめすかして現場に到着。
あれ?めっちゃ静かやん。
呆然とするまさひろ。
RRN(ラッキョ・リアルタイム・ネットワーク)に連絡を取ると
ボイルが移動したのでそちらに行っているらしい。
こちらも素早く移動をするが、場所がよくわからない。
マゴマゴしていると
「○○○さーん!!!」
本名で誰かが僕の名前を呼んでいる!
「ひぃ!ナミちゃん誰か呼んでるで!ひぃ!対岸やで!」
らっきょのアニィみたいだ。
うろうろしている僕たちを見兼ねて声を掛けてくれたようだ。
対岸だがここでも釣れるらしい。
やってみることに。
超ドシャローで思いっきり浅い。
ベイトはいるが、見る限りボイルはない。
まさひろ「ナミちゃん、どこにボイルあるん?どこ?僕わからへんわ~」
ナミボ「いや、ボイルないっすね。ベイトはおるけどボイルしてねえっす」
まさひろ「ベイトおる?あ、おるでぇ~。」
ナミボ「ワチャワチャいてますねえ~」
まさひろ「ナミちゃん、ボイルどこ~?僕見えへんでぇ~」
ナミボ「・・・・・」
まさひろ「どこ~?どこら辺でボイルしてる~?」
だから!ボイルしてねえって言ってるだろ!!!見ればわかるだろ!!!
まさひろ「ぼく、どないしてええかわからへんねんけど」
ナミボ「とりあえずルアー投げなはれ!」
まさひろ「どないしたらええんやろ?わからへんで~。わからへんで~。」
なんて手のかかる奴だ!めんどくせ!!!
一通りみたら状況わかるだろ!!!
そう怒鳴りたくなるぐらい応用のきかないまさひろ。
これはダメだな。
即座に判断してRRNに連絡すると
「対岸!沖で凄いボイルしてる!ちょっとずつ岸に寄ってきてる!チャンスあり!」
なんやて!!!!
急げ!対岸に移動や!!!
ナミボ「まさひろさん、対岸行きましょ!沖でボイルして寄ってきてるみたい。いこ!いこ!」
まさひろ「うぅ~ん」
対岸に急ごうと、そそくさと移動するナミボ。
だが、まさひろがグズグズしている。
立ち止まってなにやらゴソゴソしていて一向に動かない。
なんだぁ????
2分ほどマゴマゴしてようやく動き出すまさひろ。
ナミボ「なにしてたんすか?早く行きましょうよ」
まさひろ「うん~、ルアー外してカバンに閉まっててん」
おい!対岸でボイルしてるから急いで行こうってのに、なにしてんだよ!!!
歩いていける距離なのに、なにルアー閉まってんだよ!!!あほか!!!
罵る時間とて惜しい。急いで対岸へ。
対岸に着くと、久々にあった黒縁メガネの人が
「ども~、帰りま~す」
と会った早々帰って行った。
なんだ?
らっきょのアニィ、Mr.DAI、すもーるーぴんさんに挨拶。
アニィ「沖で凄いボイルしてますよ」
指さす方向を見ると
うわー!ほんとだー!!!
絶対に届かない距離だけど超絶ボイルしてるー!
超すげえな!!!
どうやら岸に少しずつ寄ってきているようだ。
イマイチわかっていないまさひろにボイルしている場所を丁寧に教えると
「ひぃ!凄いでナミちゃん!なにあれ!ひぃ!スーパーボイル!ひぃ!」
大興奮しだした。
気づくの遅っ!
届かないながらもキャストしていると、らっきょのアニィが
「こっちこっち、こっち手前でボイルしてますよ!」
うわー!ほんとだー!!!
アニィの側でキャストさせてもらうと、僕とまさひろにほぼ同時にヒット!
6フィートのバスロッドなので中々てこずったが、ロクマルGET!
まさひろも
そこそこコマシなサイズをGET!
そのあとも祭りが続く。
チャイチーだが立て続けに2本追加。
まさひろも
50後半の良型を楽々GET!
らっきょのアニィとMr.DAIは何本かあげたので余裕でポヤンとしていたのだが
ナミボーがエイを釣りあげたのを見た瞬間
「うわ、ここにもエイおるんや。立ちこみやめとこ・・・・こわっ」
と言いながら帰って行った。
(その後、ナミボーが巨大なエイを一本掛け、まさひろも小さいエイを一本揚げた。かなりのエイがボイルに参加していた模様)
夕マズメから居たのに一人だけ釣れていないすもーるーぴんさんは
「オレダケ、ツレナイネ、ペイ!」
とアダモステるーぴんに変身して帰って行った。
結局 ナミボー ロクマル頭に3本
まさひろ 50後半頭に2本
短時間ながらもボイル撃ちが出来てとても楽しかったのだろう。
「今日は楽しかったで~。これがやりたかったで~」
「これもあの人のお陰やで~。アダモちゃん釣れなかったのかわいそうやったで~」
「あの人たちいい人やったで~。お礼言っといて~」
「ひとのつながりは大事やで~。僕からお礼言ってたって伝えといて~」
「ほんま、楽しかったで~」
よっぽど嬉しかったのだろう。
エンドレスで上記ワードを繰り返して終始ご満悦でした。
らっきょのアニィ、Mr.DAI、すーもーるーぴん改めゼロピンことアダモモステるーぴんさん
本当にありがとうございました!
まさひろがくれぐれもお礼をお伝えくださいとのことでした。
またお邪魔することもあると思うので、その時も宜しくお願いします!
PS 案の定、高速代払わずに帰って行った・・・・まさひろ・・・・バカヤロ