落ちアユパターンでランカーを狙え!の巻
ガチホモのゴムオが
ガチホモ「俺、この前ヒラの63釣ったけど、シーバスは50ぐらいのしか釣ったことない!スズキサイズ釣らせて!!!」
と懇願してきた。
浮き輪星人と相談の結果
落ちアユパターンでゴムオにはギリギリ60を
我々玄人はランカーを狙いに行く事にする。
ゴムオカーに乗せてもらい、浮き輪工房に向う途中
ガチホモが
「甘いものとご飯が食べたぁ~い」
またもや懇願してきたので、メシ屋に入る。
ナミボーは風邪をひいて咳が止まらないので
財布に咳止めシールを常備しているのだが
会計の際にその咳止めシールも出してしまう。
それを後ろで見ていたゴムオが
ガチホモ「うわ!ナミボ!ナミボ!ナミボ!コンドームや!コンドームや!」
大騒ぎをする。
確かにちょっとだけ似てるけど、大騒ぎすんなよ。
レジのおばちゃんも
おばちゃん「あ、咳止めのシールですね。ぜんそくなんですか?」
ガチホモ「ナミボ!コンドーム!財布!コンドーム!」
ナミボ「あ、風邪で咳がひどくて。つうか、よく知ってますね」
ガチホモ「ナミボ!ナミボ!ナミボ!コンドーム!コンドーム!」
おばちゃん「うちの息子も小さい頃喘息やったんで使ってたんですよ。」
ガチホモ「コーンードームゥウウ!!!」
ナミボ「あ、そうだったんですか。これ結構効きますもんね・・・・つうか!このガチホモ!うるせえ!!!黙れ!」
おばちゃん「あの・・・後ろの方って・・・・」
ナミボ「あ、すみません。こいつの会計も僕が払います。ちょっとガチホモでおかしくなってて・・・・。思えば可哀そうな奴なんすよ。ええ奴やったんすけどね。はい、1130円ですか。あ、その甘いデザートもください。甘いものを与えると元に戻るんで」
おばちゃん「あ、そうなんですか。・・・・・大変ですね」
甘いものを与え、ようやく落ち着いたゴムオ。
あれ?つうかこいつ、どこかで見たことあるぞ!?
有名外食チェーン店のビッグボーイにそっくりやないか!
そんなどうでもいい事はおいといて。
現場に着くとスナイパーと化すゴムオ。
準備の段階ですでに興奮しまくって
「80アップ!全員80アップキャッチ!最悪3人のサイズを合わせて80アップ!」
大騒ぎをするゴムオと浮き輪星人。
でも、ナミボーは河川を一目見た瞬間。
長介ってしまう。
浮き輪星人が落ちアユを発見。
「ナミボ!見て!落ちアユ!落ちアユ!」
あ、いるね。たしかにいるね。
でもなぁ。
こんだけ減水してたらあかんやろ。
浅すぎるわ。
浮き輪星人も早い段階で気づいてたようだ。
「60アップを必ず仕留めてやるぜ!」
ビッグボーイだけハァハァしていたが、つらい現実を目の当たりにして
「なんで60アップどころかチャイチーも釣れへんの?」
節子った。
ナミボーの超絶テクニックをもってしても
ボラ並みに臭いウグイ一匹で終了。
地元アングラーの方が何人かいたのだが、
「あ、浮き輪さんやないすか!」
と、全員浮き輪星人と顔見知りだった。
地元アングラーと情報交換する浮き輪星人。
「あの橋脚は周りがえぐれてるからあそこに放り込んだら潜んでる奴がドカン!やで」
「あ、あっこもええらいしよ。こっちよりもあっこかな。」
「あー。あそこもねえ。この前の台風でねえ。昨日の雨がもうちょっと残ってくれたらなぁ」
「あ、あそこはNさんこの前やってたよ。」
「あ、これ自作ルアー作ってる人から4500円で譲ってもらってん」
「あそこの橋脚の明暗でこの間87の川ヒラでたからね。」
地元アングラー達と地元トークを繰り広げる浮き輪に圧倒されるナミボー。
情報量の多さで地元アングラー達をも圧倒する浮き輪星人。
あ・・・・・あの頃の浮き輪さんだ!!!
今は冴えないアタマデッカチ浮き輪星人と呼ばれているが
昔、僕が初めてお会いした時に
「それ、正解!」
まったく釣れなかった僕の赤金ルアーを決めポーズをしながら褒めてくれた
あの、光輝いていた頃の全盛期のSAMだ!
すげえよ!SAM!
車に戻る途中
ナミボ「凄い知識でしたね!浮き輪さん!」
浮き輪「大したことないで~。全然僕の知識なんかショボイよ」
ナミボ「いやいや、情報量半端ないっすよ!」
浮き輪「そんなことないって」
謙遜する浮き輪さん。
この奥ゆかしいところもカッコいいなぁ。
浮き輪「だって、僕の知識なんか全部ネットと人から聞いた話やからな」
ナミボ「・・・・・え?」
浮き輪「さっきの話もほとんどネットと人から聞いた話やからなぁ」
ナミボ「・・・・・」
前を歩く浮き輪星人の背中が妙に小さく見えた。
車に戻ると、一足先に根をあげたゴムオが
「ソフトクリームを要求する!」
と、ガチホモらしく、全力で訴えてきた。
なにかをペロペロしてないと不安になるらしい。
このクソ寒いのに・・・・大丈夫かよ、こいつ。
もう一箇所だけランガンして、チャイチーがトップに何回もでてくるが
ルアーよりも小さくて掛からないというジレンマに陥った後
ガチホモ待望のペロペロタイムで終了。
ラーメン屋のおばはんが
ゴムオ「僕!ソフトクリーム!あと、ラーメン!」
というゴムオの驚異的な注文に苦笑していたのが印象的だった。
おしまい。