チームバナナとオマケでボートシーバス
車の件でヒゲオ社長んとこ行くと、
「今、イカパターンで釣れてるみたいやで。そういやカテー君もこの前来たよ。焼肉奢ったった。すぐ新しい彼女出来るけど長続きしないね、あの子。ボート行くぅ?wa-ka-君も来たよ。あの子おとなしいね。ボート行くぅ?」」
ん?なんだ?要領を得ないぞ?
「タケシマんとこいっぱいで、S先輩もその日は無理みたいで、でも、ボートいくぅ?」
ん?ん?なんだ?
なんだかややこしいぞ。
でも、久々にシーバス釣りたいしなぁ。イカパターンはデカイの釣れるから面白いし。
よし!チームバナナ集合!
緊急招集をかけるナミボー隊長。
「よっしゃ!いくぜぃ!」
バナナと
「僕も連れてってー!!!」
赤子のシブが参戦!
ん?4人?
ナミボ、ヒゲオ、バナナ、赤子のシブの4人・・・・
船はボートシーバス界でもちっちゃなお船で有名な
フジヤマさんとこなのに・・・・・
4人乗ったら沈んじゃうんじゃないの?
そんな不安をよそに、マリーナに集合する4人。
船長は大西さんではなく、カワタさんのようだ。
カワタ船長には何回かお世話になった事があるのだが
前あった時にも思ったけど、えらく痩せたよなぁ。
なんか、病的な痩せ方だったので、心配だったのだが
こうやって、1年ぶりにあっても元気そうなので
「あ、病気じゃなかったんだ」
と、ひと安心。
そんな、ナミボーの勝手な心配をよそに
カワタ船長「今日は風あって波高いので多分ビショ濡れなりますよ。」
不吉な予言をするカワタ船長。
(めんどくさいので以下キャプカワで)
キャプカワの予想通り、前に乗ってるナミボーと赤子のシブは
尋常じゃないぐらい濡れてしまう。
ナミボ「船長!予想通りびしょ濡れっすよ!で、釣れるんすか!?今日は?」
キャプカワ「・・・・・きびしいかな」
うわ!めっちゃ小声で厳しい言うたよ!この人!!!
タンカーのポケットやら横を攻めるも反応がない。
キャプカワ「神戸方面いきましょか。びしょ濡れ覚悟で!」
本当にびしょ濡れになるナミボーと赤子のシブ。
しかもこの日、冬かと思うぐらいめっちゃ寒かったので
まるで修行のようになってしまう。
赤子のシブ「うわ!これ、ちょっと無理!勘弁してぇええ!」
どんな時でも妥協なきストロングスタイルで釣りをなめてかかる赤子のシブ。
今回も案の定軽装なので、とんでもない被害が出ている。
日本海の荒波ですら完全になめているシブにとって
大阪湾など、もはや警戒の対象ですらないのであろう。
そんな大阪湾に突然の反撃を喰らい、完全に戦意を喪失してしまったようだ。
もっとも、マリーナに集合した時点で
赤子のシブ「6フィートのロッドないからジャイキリもってきましたわー。」
ナミボ「は?ジャイキリ?」
つか、ジャイキリてマグロ用の?
赤子のシブ「いやいや、ちゃいますよ。あれ長すぎますやん。ジギング用のジャイキリですわ」
ナミボ「は?ジギング用のジャイキリ?」
ごそごそと自分の車からジャイアントキリングを取りだす赤子のシブ。
え?それジギング用やん。そんなごっついのでシーバスて!?
赤子のシブ「え?これ6フィートぐらいっすやん。イケるイケる!」
あまりの赤子ぶりに呆れながらも、バナナが昔使ってた予備の予備みたいなロッドと、ナミボー家に伝わる謎の6フィートロッドを貸してやる。
ナミボー家に伝わるロッドは気色の悪い赤色をしたルアーロッドなのだが
赤子のシブ「なにこれ!?バットの部分とティップの部分の太さがほぼ同じやん!これなんなん?古代の技術?なんすかこのロッド!?」
文句を垂れまくる赤子のシブ。
つか、お前のジャイキリよりは断然マシやで、それ。
そもそもお前
俺が釣りを始めた頃に購入した、ビビるぐらい頼りないライジャケを未だに使ってるよな。
お前にくれてやったけど、もうそろそろエエやつ買った方がいいよ。
そいつの浮力というか
生命を守る装置としての機能は最早ほとんどないと言ってもよいよ。
エイトの外で
「あー、もー!別にパクられてもエエし、欲しけりゃ勝手に買いやがれ!バカヤロウ!」
みたいな感じで展示されてるやつやで。
確か値段も1980円ぐらいやったよな。
今から4~5年前のもんやし・・・・。
そんなもんを日本海や和歌山、高知の荒波に立ち向かうのに
堂々と装備してくるな!
それなのに・・・・・
なんでこんなやつにもマグロが釣れて、俺だけボウズに・・・・
なんでやねん!!!ドチキショーーーー!!!!
話が脱線したので後編へ続く