サバチャン! ~高設定を教えてもらえ!~
ここのところ凄い寒い!
布団からでるのが億劫になる。
朝練?はぁ?夜中釣りに行く?はぁ?
家のベッドでぬくぬくしてるのが一番やん。
行っても釣れないし。
そう思って、来年のバチ抜けやシイラに思いを馳せていると
バナナが突然
「サバが釣りたい!」
「らっきょうさんに場所聞いて!」
とスーパーボイル!
え?サバ釣ってなにが面白いの?
バナナ「だって俺ら全然魚釣ってへんやん!サバでもいいから釣りてえ!」
むー、そういえば。
磯にヒラスズキ狙いに行った時も、ヒキを感じただけやもんなぁ。
しかもそのヒキももしかしたら
「ガハハ!我輩ルアーマンが大嫌いである!」
とルアー大嫌いなジジイが海に潜っていて
「ガハハ!このルアーをちょっと引っ張ってやるか!ガハハ!」
と、俺のルアーを引っ張っただけかもしれない。
バナナのラインブレイクに至っては
「ガハハ!我輩このルアーが特に嫌いである!ちょん切ってやるのである!」
そして城太郎のリップルポッパーの歯形は
「ガハハ!我輩の歯型をヒラスズキと勘違いしろ!である!」
とルアーに噛み付いただけかもしれない。
チクショウ!ルアーマン大嫌いジジイめ!
「え?なにこいつ?なに変な妄想してんの!キモッ!」
そう思ってるあなた!
世の中に絶対はない!
なのでこの妄想も絶対にない!とは言い切れないのだ!
よし!しょーもないサバでもいい!
釣らねば!
早速らっきょうのアニキにメール。
心優しいアニキに親切に場所を教えていただく。
アニキ!ありがとう!
バカバナナに朝5時に家に行くぞと伝え、就寝。
12月11日
朝4時 比較的目覚めのいい僕はすぐに目覚ましのアラームで起きれる。
・・・・でも寒い。
布団から出るのは億劫だ。
バナナ邸に少し遅刻して到着。
珍しくバナナは起きて待っている。
いざ!ゆかん!サバ釣りへ!目指すはサバ10連!
デッデデッデデデッデッデデ~♪
頭の中で獣王のサバンナチャンスが流れる中
らっきょうのアニキに教えてもらったポイントに到着。
あ、ここ、昔城太郎ときたところだ。
用意していると帽子にマフラー
そして防寒着を着込んだアングラーが
「おはよう」と声を掛けて通り過ぎていく。
あれ?今のMr.DAIっぽいが、着込みすぎてよくわからんぞ。
アニキの姿は見当たらないが、早速IPをキャスト。
3投目にリールのベールが倒れてしまいIPだけが飛んでいく。
「くそ!バカヤロウ!」と思いながら結んでいると
バナナ「あれ?エビってる?絡まってる?なんか変だな?」
くそバナナがぶつくさ言いながら巻いている。
「うるせえ!このクソバナナ!」と思いながら結んでいると
バナナ「わぁー!サバ釣れてるー!全然ひかねー!」
バナナ、サバゲット!
俺がサバ折りせえと言ってるのに
「やり方わからん」とコンクリートにサバの頭をペチペチぶつけている。
アホか、こいつ。
立て続けに2匹目も釣り、コンクリートにぶつけようとするが
ぺチンとぶつけた瞬間ツルンと手がすべり
サバが海に逃亡。
バナナ「あー!なってこったい!」
バカめ。
復帰した僕にもヒット!
サバ折りを実演してやる。
そこからはバナナが「リフト&フォールでくる!」と
パターンを発見してからは入れ食いに。
サバ連突入!
「ひかねー!」
「あ、たまにひくやつもいるぞ!」
「あれ、バレた?・・・あ、やっぱついてる!」
「ピクピクしてるー!」
とワイワイ言いながら釣っていると、遠くのほうから
らっきょうのアニキとMr.DAIが現れる。
アニキは2匹のサバを持っている。
らっきょうのアニキ「はい、どうぞ」
と僕たちの袋にサバを入れてくれる。
しかもシーバスもすでに2匹釣ったそうだ。
さすがアニキ!
しばらくすると
「サバ釣れへん!」とるーぴんさんも登場!
「サバを釣らせろ!」と叫びだするーぴんさん。
足元に落ちてた100円玉を拾い
「やった!」と喜ぶるーぴんさん。
サバを一匹釣って「ようやく釣れた!」と喜ぶるーぴんさん。
全てにおいて、常にパワー全開なるーぴんさん。
そんなるーぴんさんが
サバを釣っては、せっせと袋に詰め込む我々に
衝撃的な一言を発する。
「このサバ旨くないで」
僕とバナナ
「えー?マジっすか!」
「うん、脂のってないし、パサパサやで」
なんてこったい!
マズイとわかっていながら、何故かお持ち帰りをする
るーぴんさん。
僕たちは戦意喪失。
そっからは途端に釣れなくなる。
「サバ釣ってなにが面白いんだ?」と
正論を吐いて去っていったMr.DAI。
我々も若干の苦笑いをしながらアニキとるーぴんさんに
別れを告げ、撤収。
こんなにも不要なモノたちが・・・どうしよう?
議論の末、半分ずつ処理をすることに。
その後、一箇所ポイントを周った後は
バナナの釣具屋巡りに付き合う。
家に帰り、このパサパサたちをどうしたものか?
とりあえず頭とワタを抜いて寝よう。
サバが腐る夢を見て目が覚める。
・・・・・なんてやつらだ!
夢にまででるとは!
そんな奴らは煮付けにしてやるぜ!
よし、われながらうまくできたな。
早速喰ってみよう。
・・・・・・・うん!ふつう!
うまくもまずくもねえ!
もうサバはいらねえ!シーバスが釣りたいぜ!
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