10月20日に行われるボートシーバス大会をジョン・ナミボーが予想してみよう!
10月20日 21時~ 晴天
開始30分前に続々と選手たちが集まる。
参加選手は
1.チーム車屋:アゴヒゲオ社長、シン、M
2.チーム黒桃会:O・KAKA、釣れまへん、零
3.ハッピーメール:ナミボー、ちょむ、Wちゃん
4.チームバナナ:バナナ、城太郎、くらお
5.チームちょむちょむ:鱸月、wa-ka-、BD
6.チームダークホース:ゴムオ、カンノ、浮き輪星人
7.阪神シーだすちょむ査隊:Masa隊長、さっちー、勉三
※どうでもいいけど名前の前にチームって付けるの、なんか流行ってるの?
チームちょむちょむに至っては、ちょむおらんのに、なんでその名前やねん!
実行委員長であるアゴヒゲオの誰も聞いていない挨拶から始まり
事務局長のくせに前回ノンキーパーだったMasa隊長のくどいうんちくを拝聴する。
「あー、やっと話終わった。ようやく出発できるわ」
誰もがそう思った瞬間、突如、wa-ka-が大声をあげる!
「みんな、これを見てくれ!」
wa-ka-の手にはポータブルDVDプレイヤーが。
再生のスイッチを入れるwa-ka-。
何が始まるんだ?
訝しみながらも見守る参加者たち。
画面に映ったのは、なんと、BDではないか!
「みなさんこんばんは。ラッシャー・・・じゃなかった、BDです。実は今日、僕は参加できません。出張で東京に行く事になってしまいました。なので、この動画をwa-ka-さんに託してみんなに、そして愛するちょむちゃんに僕からのメッセージを伝えたいと思います。」
なんなんだこれは!
突然始まった茶番にざわつく参加者たち。
そんな会場の雰囲気とは無関係にしゃべり続ける画面の中のBD。
「僕がこの大会に参加出来ないことを、みんな悲しんでいると思います。特にちょむちゃんの悲しみを思うと、僕の胸は張り裂けそうです。でも、ちょむちゃん!僕の心はいつでもちょむちゃんと一緒だよ!だから悲しまないで!」
どうでもいい話を延々と続けるBD。
ドン引きする参加者たち。
「うおー!ビデー!ビデー!お前の気持ちわかるぞ!ビデー!」
画面にすがりついて一人号泣するwa-ka-。
「チッ!時間の無駄じゃねえか」
一人、また一人とBDの画面から離れ、タックルの準備を始める。
3分後
BDプレイヤーの前には号泣するwa-ka-と気まずそうなちょむしか居なくなってしまう。
そんなちょむの元に行き、そっと肩に手を置くナミボー。
「もういいよ。タックルの準備を始めな」
優しく声を掛けるナミボー。
「でも、今、画面のBDさんが ちょむちゃん今から言う事を心して聞いてほしい! とか言ってるんですよ!」
どうしていいかわからないといった、今にも泣き出しそうな表情で恐怖に怯えるちょむ。
そんなちょむに救いの手を差しのべるナミボー。
「悪い夢を見たと思って、この事は一刻も早く忘れるんだ」
ナミボーの言葉にうなずき、その場を後にするちょむ。
現場に残されたのは
号泣しつづけるwa-ka-、画面でまだ何かを訴えているBDプレイヤー
そして、その二つを難しい顔で見つめる鱸月先生。
「・・・この二人には早急な治療が必要かもしれん」
そう呟き、鱸月先生は携帯電話を手にした。
電話の向こうから、友人でもある著名な精神科のドクターの声が聞こえてくる。
チームちょむちょむを残し、順調に出発する各チーム。
しかし、一番最後に出発する予定の阪神シーだすちょむ査隊の様子がおかしい。
「俺、ボート免許もってるから、俺にちょっと運転させて!」
ボート免許を取って、調子にノリまくっているMasa隊長。
どうやら運転したくて仕方がないようだ。
船長も相手がお客さんなので仕方なく承諾する。
「大丈夫だすか?」
不安そうな顔をするチームメイトの勉三。
「大丈夫ですよ!」
自信満々の隊長。
いざ、発進!
そう思った瞬間、普段借りてるボートと構造が違うのでギアを誤ってしまい
全速力でバックして陸に乗り上げてしまう阪神シーだすちょむ査隊!
「ギャーース!ダスーーー!!!」
衝撃でブッ飛ぶ勉三!
コンクリートに全身を打ちつけられてしまう。
「大丈夫っすか!!!」
駆け寄る隊長とさっちー。
虫の息の勉三。
荒い息で何かを訴えている。
「もし、わすが死んだら、命日にはお墓にコロッケを供えて欲しいダス・・・ハァハァ」
死を前にした勉三にさっちーが一言。
「それ、キャラちゃうから。コロッケ好きなのはコロ助やから」
「そうだったダスか!イマイチキャラを掴めていないダスよ!・・・・無念!ダス!」
勉三さん 名誉の戦死
勉三の死に伴い、警察の事情聴取を受けることになった阪神シーだすちょむ査隊も
無念のリタイア。
開始早々すでに2チームがリタイアしてしまう波乱の展開!
どうなるんだ、阪神シーバスブロガーボートシーバス大会!
後編に・・・・・多分続かない。