究極VSチームシーバナナ

ナミボー

2015年02月26日 09:22





チーム名を変更したチームシーバナナ。

チームシーバナナで初釣りに行こうと協議した結果

金は掛かるがボウズ率が低いオフショアを選択。

船長がいい人だったので

和歌山のオーシャンキッズという船を予約する。



昔、らっきょさんとゴムオとナミボとバナナと赤子の渋の

計5人でオーシャンキッズに乗ったのだが、めぼしい釣果が

ゴムオのサワラ一匹のみ。

とてつもない貧果だったが、ブログで最近の釣果を見ていると

サワラやらメジロやらブリが結構揚がっている。


うん、これなら期待できそうだ。




オフショアだし、さすがに全員ボウズはないだろう。

全員安打は無理でも、誰かは釣れるだろう。

最低でも、メジロの一匹ぐらいは釣れる!



そう考えていたのだが・・・・・



我々が予約している2月24日が近付くにつれ

釣果は段々とショボくなってきた。

メジロが1~2匹程度だが、オーシャンキッズのHPでは



シラスボイル発生!フックオフやラインブレイク多発!

今後に期待!LLL!




等々、期待感をあおる文言が並べられていた。


4日前ぐらいの







メジロ一匹



そんな釣果を見て


「うわ!メジロ一匹やて!かわいそ!ハハハ!」



そう言って大笑いする赤子のシブ。





だが、この歯抜けは、自分がもっとかわいそうな目に遭うなんて夢にも思っていなかったんだろうなぁ。




2月24日 

満を持してチームシーバナナ、出撃!!!




道中であれやこれや話をする。


ナミボ「・・・・なんかひたすら嫌な予感しかしない」

バナナ「ワクワクしないっすねえ」

ドタタロウ「俺、最後に釣りに行ったの去年の8月の照ちゃん渡船っすよ!お願いだから釣らせてー」

赤子のシブ「まぁ、なんか釣れるでしょ!船やし!」


朝5時40分出船なので暗いうちから準備をする。


船長と奥さんに何年振りかで挨拶するが

たった一回なのに、奥さんは僕の顔を覚えていた。


うん、すげえ。


照ちゃんとこの女将さんといい、こういう客商売で

名前と顔をちゃんと覚えてるのって偉いなぁと思う。

照ちゃんとこの女将は若干怪しいのだが・・・・・・。


まあ、それでも凄いね!


船長曰く、朝はジギングで狙うらしい。


船を沖に走らせる間、仮眠をとる。

1時間ぐらい走って徳島沖まで向かう。





さあ、戦闘開始だ!!!



朝日とともにジグを落としてシャクリ始める。

事前にHPでC1セミロングがアタリジグだと書いてたので

バナナと赤子のシブは買ってきたらしい。

ナミボも見に行ったが定価だったので安売りしていた違うロングジグを購入。

ドタタロウは


「東京出張なんで、東京で買いますよウリィイイ!」



と言っていたが、ジグを買うことすらドタキャンしたらしい。


「誰か売ってくださいよ、ウリィイイイ!」


と叫んでいたが、全員無視した。


何回も船をつけ直すもアタリなし。

つうか、これ、ジグを80メートルぐらい落とすけど、常に真下に落ちるぞ。


「・・・・・・これって潮が流れてないんじゃ・・・・」


船長「ゼロノット。潮流れてません。反応はええ感じやけど、潮流れてないから、こら喰わないね。」




はい!きた!!!ゼロノット!!!




HPに頻繁に記載されていたゼロノット。



これが書いてるとメジロ1~2匹の激シブコースだ!



船長「こらあかんね。提案ですけど、トップしましょか。沿岸で」




チームシーバナナ「・・・・もう任せます」



この時点で風がきつく波が高かったせいでドタタロウは船酔いをしてリタイア。



こら、1~2匹コースか?



そう思いながら1時間掛けて沿岸に戻り


トップで狙うべく誘い出すも・・・・





なんにもなし!!!


ボイルもナブラもなんにもなし!


ナブラを求めて船が右往左往する間、ひたすらウトウトするのみ。


もう、鳥山もなければ生命感もなんもなし!!!


船長曰く


「シラスはようけ写ってるけどね~」



だが、海上にはなんにもなし。



なんにもなしがLLL(滝汗!!)




波子145のスイムチェックを兼ねて投げたおしていたが

予想通りいい動きだった。

1980円のラプターよりも波子の方が個人的に良さげだった。

まあ、釣れてないからなんともいえないけど。


誘い出しでバナナがキャストした瞬間


バチュン!!!


快音を響かせ、ぶっ飛んで行くピンクカラーのヒラマサ別注。


バナナ「うわぁああ!!!船長!タスケテー!!」


船長にネットで掬ってもらうバナナ。




赤子のシブ「唯一使うタモがこれって・・・・」







もう、悲愴感でいっぱいだ。




そうこうするうちに船の底でバラストと化していたドタタロウが


「復活しましたよー!!!」



と船室から飛び出してきた。





事態を全く理解できていないドタタロウは元気いっぱいだったが、

すぐに状況を理解し、

我々が船のミヨシ周辺で鬼のような顔でトップを投げているのを横目に

悲しそうな顔で船尾でジグを落としてシャクシャクしていた。




11時15分



船長「本当にね、ごめんなさいね。潮がまったくあかんね。こんな日でごめんなさいね」





この日何度目かの船長のごめんなさいコールを聞き

我々の闘いは終了した。




魚を見たのはナミボの波子145をオヤマことサバフグが2匹

戯れるようにチェイスしてきたのを目撃したのみ!
(赤子のシブと二人で目撃)


その1回だけで終わった。




港に帰ると船長から


「今日はのませの人らも釣れなかった。とんでもなく悪い日やったわ。ごめんなさいね」


「究極のゼロノットやわ」



きゅ・・・・究極ゥウウウウ!!??




ナミボは今まで、究極とは漫画やアニメだけのモノと思っていた。









もしくは




良い意味で使われるものだと思っていた。



その、ナミボの認識を根底から覆す存在


究極のゼロノットの前に完膚なきまでに叩きつぶされるチームシーバナナ。







ドタタロウ「このコーヒー1杯に船酔いと、とてつもない疲労感と悲しみがついてきて12000円か・・・」



半年ぶりの釣りで完膚なきまでに打ちのめされたドタタロウ。





ドタタロウ「1万・・・・・・2千・・・・・円・・・・・」




あまりにもひどい現実を受け入れられないドタタロウ。








うん、現実ってホント、想像を余裕で越えてくるね。



これ以上の最悪は多分、船が沈没して死ぬか骨折以外にないと思う。



良かったことは


風は強くて波はあったけど、天気がよくて、あとは・・・・・






なにも聞くな!!!

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