高知遠征2015 其の一

ナミボー

2015年05月09日 01:14









高知に向け車を走らせるチームシーバナナ。

いつも通り仕事終わりで直行しているため一睡もしてない。

到着した瞬間すでに眠たい!


眠さMAXの中を渡船で沖磯に渡してもらう。

今回は初日柏島で、二日目以降はノープランという


「釣れてるところに成り行きで行くぜ!」


という無謀すぎる作戦だ。



渡してくれる船は兄弟でやってる渡船屋で、我々が乗る船は

弟の方なのだが、この弟がなんしか好戦的!

もう客だろうがなんだろうが本音をぶちまけまくる!

ある程度磯釣り歴のあるチームシーバナナですら



「あんたらヘタクソやから、こんなんやったら潮の流れ早い良い磯に渡されへんわ!」

「モタモタせんとさっさと用意する!」

「クーラーが先や!ロッドは最後!道具先!ロッド最後!」

「高橋はちゃんと準備してさっさと磯にも渡るし船にも乗った!高橋は上手やったからよー釣っとったわ」

「なんや!バラしてもうたんか!相方あげとったぞ!ヘタクソやのう!」

「アニキィ!そっちどうや!おい!アニキィ!」




・・・おい、オヤジ、一言だけ言わせてくれ。



誰やねん!!高橋て誰やねん!!!





参考までに。



磯への渡り方は

とにかく荷物はコンパクトにして、自分の渡る番になったら

荷物を船のミヨシに集めておく。


なにももたず手ぶらで磯に渡り

そこから手渡しでクーラーやロッドを受け取る。


注意すべきは磯と船をまたいで荷物を受け渡ししてはいけないこと。

急な波で船が磯から離れた場合、えらいことになってしまう。


あと、渡るのは船長からのOKがでるまでじっと待つ。

自分の判断で渡らない。

特に弟の船だと、怒れるパンチパーマに激しく罵られてしまうので要注意。







なんしか好戦的な弟だが
(アニキの方は基本温厚。3組ほどの他のルアーマンは全員アニキの方に乗ってた)

渡してくれる磯は間違いない。





磯に渡る前から敗北へまっしぐらみたいな顔をした赤子の渋も




僕みたいな赤子でも釣れそう!



的なサラシ満開の磯に渡らせてもらえる。




4人一緒には渡れないので

バナナと渋、ナミボとジョウタロウの2人ずつに分かれる。



チームシーバナナ内でのランキング1位のバナナとブッチギリ4位の赤子の渋、

たいして実力が変わらない2位のナミボと3位のジョウタロウ、

バランスのとれた分かれ方と言えよう。
(ちなみに1、2、3位はホント僅差。4位だけブッチぎりでヤバい)



我々が渡された磯もサラシができていい感じだ。


「うわ、これ絶対でるやろ」


そう思いながらセットし、ジョウタロウとどちらが先に撃つかジャンケン。


勝利したナミボが


「ココでなかったら、もうどこ投げても出ないよ!」


みたいな場所を撃つと2投目で



「バシャバシャ!」



キタ!


グッドサイズのヒラスズキが全身を現しながら猛烈バイト!



余裕でファイトするも、波がすごくて最後の取り込みに苦労するが

ジョウタロウがルアーを網に引っ掛けながらも



うおおおお!このまま揚げますようぅ!!!



強引にズリ揚げる!








開始早々73センチのヒラスズキゲット。




そのあとは余裕をブッコいてジョウタロウに場所を譲りながら

青物を狙うナミボ。


ヒラを掛けるもバラシまくるジョウタロウ。
(3~4回バイトあり)



青物狙いでトップを投げまくるが全く反応がない。





うーん、これは・・・・・・・






そのうちね、手をとめて沖を見てたんですよ。





あれ、なんだろ




今、なにかが沖で見えたような・・・・









あれ、なんだろ?




もしかして・・・・




やだなー、やだなー、



あれ、なんだかやだなー



マネジャー(ジョウタロウ)なんかもやって来てさ。



あれ、なんだろねー。


なんだかやだねー。



そんな事言いながらね、沖の方をずっと凝視してたんですよ。



でね、しばらくすると、突然






ドーン!!!!








で、でたぁああ!!!!イルカだぁあああああ!!!






もうね、沖じゅうがね、全てイルカなのよ。



もう数えきれないぐらいのイルカの群れでさ。



もうウジャウジャいるわけ。




マネージャー(ジョウタロウ)と二人で




うわー!!!




っつってさ




もうこりゃ完全に






お手上げだねー



っつてさ。



青物諦めて、結構広い磯だったから、ヒラスズキ狙いに戻したわけよ。




ジョウタロウが行くのやめたぐらい離れた場所にさ


もうね、これ、出るだろってサラシが広がっててさ


ちょっと先に餌師のおっさんが居て



なんだぁあああ???



って感じでこっち見てる中を


ずっと波の様子を見て


「あ、これならいける!」


って安全かどうか見極めをつけて、その場所からキャストしたわけよ。




数投すると、案の定、60センチぐらいのヒラが掛かって


ズリ揚げたわけよ。


でね、フィッシュグリップで掴もうとしても、ヒラが口開けないから



ああん、ああん、なんで口開けてくれへんのー



おもいながらモタモタしてると


突然、後ろから見た事もない大波が、こんな時に限って




ドーーーン!!!!




来たわけよ。


しゃがみ込んでたナミボさ、



うわぁああああああ!!!!



ってなって、波に揉みくちゃにされながら



また腕折れるぅううう!!!



おもいながらも、ふんばったワケよ、ええ。


そんでね、どれぐらいの時がたったのかなぁ・・・・。



気づいたらね、ヒラスズキ・・・・・



居なくなっちゃってるの!



もうね、ロッドも手から離れて遠くに行っててさ


右手も出血してるわけよ。


やれやれって思いながら、ロッド取りに行くと


リールのベールがさ


ひん曲がってるのよ!!!


これ、釣りにならないじゃん!!!!







いやいや、始まったばっかなのに、これからどうするのさ、三日間!










続く

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