前回までのあらすじ
海が荒れてて船が出ず、地磯や河口をランガンするも
釣果はバナナのババアのパンティー1枚という
とんだ茶番で初日が終了。
失意のまま渡船屋の宿で夜を迎える。
寝不足と疲れのせいか、いつの間にか眠ってしまうナミボ。
だが、眠りが浅いせいで、ジョタロと赤子の渋の会話が
おぼろげながら聞こえてくる。
ジョタロ「どうします?バナにぃ寝てますけど行きます?」
赤子「行こうぜ」
ジョタロ「ぐっすり寝てるしそのままにしましょうか。気持ちよさそうやし」
赤子「あれだけ 絶対行く! 言うてたのに突然寝るからなー」
ジョタロ「めっちゃでっかかったっすね!」
赤子「あれ鯉並みやな!あのヒラ!」
ジョタロ「でっかすぎでしょ!上げれる気しねえー」
テーレレレーレッレッレー♪
ん?朝か。
まだ外は暗いのだが、チームで唯一寝覚めの良いナミボが
ザコども叩き起こす。
「うわ!焼きそばパンパンなってるやん!ホンゲエー!!!」
お湯を入れて3分間待つ間に寝てしまったバナナは
お湯を吸ってパンパンになってしまったペヤングを見て
茫然自失状態だ。
バナナ「・・・これ、食えるかな。」
カップをもって一人でぶつぶつ言っていたが、最終的に
バナナ「ババア捨てといてくれるやろ!」
無責任なことを言って机に放置。
そんなバナナは放っておいて
ナミボ「そういや、昨日の晩渋とジョタロは前の漁港で釣りしてたやろ。どうやった?」
ジョタロ「橋の上で見てたらめっさデカい鯉みたいなランカーヒラスズキいてましたわ!」
渋「そうそう。サヨリもおって、ボイルもしてたし!」
ナミボ「え?釣れたん?」
ジョタロ・渋「いやぁ、全然」
なんやそれ、だっさ。・・・まあいい。行くぜ二日目!沖磯で爆釣じゃい!!!
座っていた位置からナミボと渋
バナナとジョタロの二手に分かれる。
バナナとジョタロは去年ヒラが釣れまくったカンザキに降りていく。
我々は大観音へ。
ささっとセッティングをするナミボ。
赤子はモタモタしている。
サスケ烈波140をセットして磯を見渡すと
左→出るかもしれないが、微妙。
右→もうどう考えても出る。間違いなく出る。
サラシに明らかに差があるので右に行こうとすると
渋「ちょ、ナミさん右投げんといてくださいよ。俺に一投目投げさせてくださいよ」
あ、うん。そういやこいつ去年ボウズやったし....しゃあないな。
出なさそうな左をシコシコ投げるが10投しても反応なし。
そうこうするうちにモタモタしていた赤子もセッティングが完了。
サスケを投げた一投目に
渋「きた!!!」
あ、やっぱくるよな。
ってか、こいつヒラスズキ釣るの2回目やん!慎重にいけよ!
サイズは小さいが50ちょいのヒラを無事ゲット。
よっしゃ!ゴマメにも釣れたし、堂々と投げれるぜ!!!
ナミボも同じところを投げると
パチャチャ!
よし、やっぱくるよな!
小さいなぁ。全身飛び出してエラ洗いしてるし、50ちょいぐらい・・・ってバレた。
エラ洗い2発でフックアウト。
渋「次俺!代わって!代わって!!」
うわ、こいつなんか必死やん。一匹釣ったのに・・・。
まあええか。
赤子に場所を譲り、クリフハンガー並みの岩登りをして
少し奥に向かうナミボー。
(「なにこれ、めっさしんどいやん」そう言いながら進むナミボを撮影した実際の写真)
奥に行くとそこそこええ感じだ。
あ、これはこれで釣れそうやな。
際沿いを責めると
バチャチャ!
あ、でた!けどこれも50ぐらいやん!ちいせえ!
余裕でファイトしていたがヒラはひくので何気に楽しい。
高さがあるのでどうしようか迷っているうちに
プリリィン
あ、外れた!ブッコ抜けば良かったなー。
小さかったしまあええか。
だがそこからは一切でてこなくなったので、さらに奥に向かう。
めっさクリフハンガー的な思いをして
(腰に付けたフィッシュグリップが落ちていないかチェックするナミボを撮影した実際の写真)
ひぃひぃ言いながら奥へ行くと
あ、これ確実出るやん!
的な場所に到着する。
奥に向かって投げて
あ、ええとこ入ったなー
そう思った瞬間
ガツン!
あ、これサイズまあまあええぞ。
さっきはなんともなかったドラグが出ていくので
慎重にやりとりをする。
うーん、60後半あるかなー。
そんなことを思いながら、ここも高さがあるので
抜き上げに苦労していたが
いい波がきたので一気にブッコ抜き
ボキン
ぎゃあああああああああああ!!!!
ロッドブチ折れたぁああああああ!
お気に入りのレオザがぁああああああ!!!!
傷心のままラインを持ってヒラを上げようとするも
重すぎてラインが手に喰いこんで死ぬほど痛い。
そのうち
プリン
ドボン
あ、ヒラ落ちた。
正直ヒラなんぞどうでも良かった。
3ピースになっちまった!もうオマエら死んでぇえええ!
絶望しておかしくなるナミボ。
(失意のまま戻るナミボを撮影した実際の写真)
再びクリフハンガーで戻ると
渋「もう一匹おなじところから出たでー・・・って、ナミさん竿折れてますやん!!!」
うん。折れた。ココロも。
やけくそ気味で浮かれている渋を撮影。
浮き輪さんに譲ってもらったチータRにセットしなおすもゴリゴリの青物仕様なので
カッチカチ感半端ねえ。
だが、ここでボウズになるのもイヤなので
手前の際でルアーを溺れさせる方法で強引に誘っていると
ガツン
あ、きた。
ボウズまぬがれたけどレオザ返せ!!!
渋「ナミさんのデカいっすやん。これ優勝ちゃいます?」
あ、そういや今年も一番デカいの釣ったやつが優勝で、ご飯をみんなに奢るルールでやってたんや。
やべえ!竿折られた挙句
何気にルアーも根掛りで結構な数をなくしているのに
さらにみんなにメシおごるなんて....
なんなんだよ、この世界!
死んでぇええええ!!!
他の奴にもっとデカイのを釣ってもらわないと
ピンチなのだが、赤子は完全に打ち止め状態だ。
ここから赤子が魚を釣るということは万に一つもないだろう。
2匹釣っただけでも奇跡だし。
バナナとジョタロに期待するしかねえ!!!
結果
うわ、バナナのヒラかわいそうなぐらいちっさ!
ナミボ、去年に引き続き3回目の優勝!!!
(下から2番目がナミボ。一番下がジョタロ。上3匹のうち2匹が赤子で1匹がバナナ)
つか、なんなんだ、左側の餌師でしか釣れないようなキモイ魚は?
どこから出てきたんだ?
そして、われわれ以外に居たルアーマンの二人組に帰りの船で釣果を聞いてみると
「あ、スジアラ70とヒラスズキの79だけです」
「あ、ぼくはハマチだけっす。」
え?マジで?
クーラーを覗かせてもらうと
うわ、でっか!つかハマチってブリぐらいあるし。
「こっちではこれハマチって言うんすよ。10キロ以下はハマチっす」
あ、そう、そうなんすね。
このルアーマンのうちの一人は3年ぐらい連続で高知遠征で我々と遭遇しているようで
「ブログ見てますよ。昨日は地磯でヒラスズキ10匹釣ったっす」
めちゃくちゃうまいやつやん!
この凄腕にいろいろと情報を教えてもらい、3日目はカオスなことになる。
つか、ジョタロは二日目からすでにカオスだったのだが・・・・。
宿に戻る前に風呂屋でチームシーバナナTシャツで記念撮影。
ジョタロ!サンキュ!
高知遠征2018 3日目 最終章につづく!!!