高知遠征2015 其の一の二
お知らせ
ダークサイドにも記事書きました。
パスワード持ってる暇な人は読んでください。
前回までのあらすじ
波に揉まれヒラスズキを失うどころかリールのベールも曲がってしまい、無残にもびしょ濡れになったまま立ちすくむナミボ。
やれるのか・・・・おい!
マジかよ・・・・
曲がってしまったベールを戻し、巻いてみると
ゴリ感どころか
ゴキンゴキンいいながらまわるリール。
・・・・・これ、魚掛かっても獲れへんぞ。
そう思って更に途方に暮れていると
こっちを見ていた餌師のおっさんが
なにかを早口で言いながら
下から上に手のひらを花火のように突き出す動きをしながら
自分の居る少し右斜め前を指さしている。
ん?なんだ?ボケ防止の運動???
そう思いながら指さす方を見ると
うわぁあああ!ボイルしてるぅうう!!!
リール壊れてるけど構うもんか・・・・
いそげー!!!
磯の上をルパンダッシュするナミボ。
だが、途中
でかくてツルツルのまさに
取りつく島もないとはこのこと!!!
みたいな巨大な岩に行く手を阻まれる。
こんなデカイツルツルの岩
クリフハンガーの時のスタローンさんでもムリ!絶対!
仕方なく荷物のところに戻るナミボ。
ジョウタロウ「サラシ狙ってたらモンスターでました!!」
え?なにそれ?
ジョウタロウ「ガッツーンきて、そのまま根に潜られてプッツンです」
ふぅううんん。あっそ。
失意のまま磯チェンジ。
怒れるパンチ船長が
「青物どないや!青物!」
と聞いてくるので
いやぁ、沖にイルカめっさおったからダメっすわ。
そう言うと
怪訝な顔で
「イルカぁ???・・・・そんなもん小魚おったらおる!イルカもおるに決まってるやろ!」
クロコップ化してくるパンチ船長。
あまりのかぶき振りに、呆然としてしまうナミボ。
いやいや、普通は
イルカおったらダメでしょうが!
五郎さん化しつつも、次の磯に渡ると
あ、隣にいるの渋とバナナだ。
ヒラスズキがでそうなのだがなにも出ず。
更に磯チャンジして3度目で全員同じ磯に渡るも
磯チェンジするたびにショボくなり
終了。
バナナはカマス一匹だったが、驚いた事に赤子の渋は
赤子らしからぬ釣果を叩きだしていた。
バナナにレクチャーを受け、払いだしのサラシにルアーをステイさせる方法で
ヒラを掛けるも
渋「え?FG?前のまんまっすわ。結びなおし?めんどいっすわ。大丈夫っすよ!」
と、豪語してた赤子は、案の定
パイン
FGの結び目のところがチンゲみたいになって帰還。
横着したため、結束のところがほどけるという、ルアー界最大のタブーを
平気で犯してしまう
文字通り 赤子な渋。
更にバナナが掛けたヒラスズキのタモ入れ待ち中に
あ、タモに俺のルアー引っ掛かってるわ。
タモからルアーを外そうと悪戦苦闘し
数分間もモタついた為に
ヒラがお帰りになられるという失態まで犯してしまったのだが
今回の赤子は一味違った。
アホの一つ覚えでサラシにサイレントアサシンをステイさせる赤子の渋。
これしかない。つうか、これしか知らない。
そんなアホの期待に応えるべく、アホな魚が全力でバイト!
満月のようにひん曲がるロッド。
渋「うわぁああ!!!」
バナナ「うお!シブ!これデカイぞ!ランカーちゃうか?」
渋「うわぁああああ、すれる、すれる!ライン擦れてるぅうう!」
赤子故になす術もない渋にバナナが
「渋!ベールや!ベールを返せ!フリーにしろ!」
赤子ゆえに素直な渋はベールを返すと
あら、不思議。
魚は沖に向って走りだし、ラインブレイクを回避。
チームバナナ随一の実力者バナナがタモを構えて
バナナ「これ、ランカーあるんちゃうん・・・・って、あか!なにこれ、赤!!!」
クエ以上といわれる超高級魚 スジアラをゲット!
渋曰く
フック全部曲がってたし、リーダーはザラザラ、スナップも伸びててやばかったっすわ!
辛くも勝利した渋。
いつもの旅館、あけみんとこに行き
渋「おばちゃん、これ、捌いてよ」
あけみ「今日予約のお客さん多いけん、ボク、自分で捌いてー」
渋「・・・・え?」
不安そうな顔で今にも泣き出しそうな渋。
それを見兼ねたのか
あけみ「一緒に捌いてやるけん、おばちゃんが教えたるわー」
渋「うん、ありがとう」
こいつ、抱かれちゃうんじゃないだろうか・・・
魚を持ってあけみの後ろをヨチヨチついていく赤子の渋。
大丈夫か、おい!
高知遠征2015 其の一の三 赤子の渋・・・初体験
へ続く!!!
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