さあ、高知へ出発だ!
ナミボ「ほな2日の夜仕事終わりで拾いにいくわ。19時30分には仕事終わるし」
ナミボ「方向的に渋、ジョウタロウ、バナナの順やな」
ナミボ「渋ハウスに20時30分、城太郎21時かな。バナナんとこは22時ぐらいか。」
ジョウタロウ「俺、その日福井出張なんで、家帰れるの遅いんすよーぉおおお!」
ナミボ・バナナ・渋「え?マジか、こいつ!?」
渡船の時間に間にあわねえじゃねえか、どちきしょう!
あ、でもどっちにしろ明日は荒れててどっこも船でねえわ。
けど、地磯かサーフでやるにしても、朝マズメ撃ちたいしなぁー。
仕方ない。
福井から戻ってきたジョウタロウの仕事の片づけを手伝う3人。
なんやねん、なんで降ろしせなあかんねん!
ブーたれるバナナと渋。
ナミボは快く手伝ってやったが、城太郎の
「あざーっす!お礼にコーヒーにドーナッツつけて奢りますようぅうう!なんなら明日の昼飯もおごりますようぅううう!」
は全くもって守られなかった。
社長に借りた車に荷物を積んでってっと
うわぁああああ!わかってたけど、スズキのエブリィに大人4人と遠征用の荷物積むなんて無理ゲーすぎるぅううう!!!
ホンゲー!後部座席狭すぎるぅうう!!!
運転席と助手席も狭いのだが、後部座席は
ガチでエコノミー症候群を心配してしまうぐらいギチギチだ。
バナナ「頭の上のサオ・・・つうか、腰も痛いし、足も伸ばされへんし・・・・ホンゲーぇええ!長時間おったら気が狂いそう」
ジョウタロウ「ナミさん、これマジっすか?正気っすか?こんなん死んでまいますよ!」
バカヤロウ!ジョウタロウ!てめえのせいでもう夜中の12時過ぎてるじゃねえか!
俺と渋が合流してから4時間もたってるねんぞ!
急ぐぞ!いざ!高知へ!!!
えっと、こっから・・・・ひぃー!!!このクソ遅い狭い車で7時間半て!!??
アクセルを全開にすると、会話が出来ないぐらいエンジン音がうるさい。
常に
ブォオオオオオオオオオ
というエンジン音の中、車内では
「狭い・・・・ちょっと足痛いイタイ!」
「いやぁ・・・福井から帰ってきてめっさ疲れてるんすけど・・・全然眠れないですよ!ドチキショウ!」
「助手席も無理!こんなんムリ!眠れない!」
不満だらけの車内。
それでも淡路島を渡り終える頃には運転しているナミボ以外
ホンゲエエエ
言いながらも眠っていたが、この日は風が低気圧の影響で台風並に強く
鳴門大橋は2輪車通行止めになっていた。
車を慎重に走らせるナミボだが
ゴォオオオオオオオオブォン!
「うわ、なに!?なに!?」
「なに今の?ナミさん起きてる?大丈夫?」
「なんスカー!」
あまりの強風にスズキエブリィが
もうムリ!ホンゲエエ!!!
と言わんばかりの勢いで横に1車線近い勢いで
猛烈にスライドした。
「うわ、ナミさん、風ヤバい!」
「スピード落として!死ぬぅうう!」
「あ、反対車線!」
あまりの強風にバランスを崩したのだろう。
反対車線では車が中央分離帯に突き刺さっている!
しかも、事故りたてホヤホヤだ!
「うわぁあああ」
「やべえっすよおおお」
「死ぬ死ぬ死ぬ!」
・・・・つうか、オマエラがうるさすぎてヤバいよ!ドチキショウ!
起きてたらうっさいだけやし、ホントおまえら寝とけ!頼むから!
そうこうしながらもなんとか初日の目的地
2週間前にはブリが釣れてたけど、今は全く状況がわからないサーフ
に到着したチームシーバナナ。
渋「え?サーフ?ウェーダーいるの?」
バナナ「俺らは着るけど。」
ジョウタロウ「あ、俺のウエーダー濡れてる!つうか中ビショビショ・・・ってくっさぁあああ!!!!」
ナミボ「渋はどうするんだ?サーフやから大丈夫やろうけど」
渋以外のメンバーはそれなりの装備を持っている。
ドラクエで言うなら「はがねのつるぎ」「はがねのよろい」の中級者レベルだ。
一方渋を見ると
「けもののやり」「ぬののふく」
どこかの蛮族を見ているようだ。
・・・・・とりあえず行くか。
モジモジしている赤子を尻目に
サーフに急ぐ面々。
・・・・・背後からなにかが凄い勢いで追いかけてきた!
オレも連れて行けぇえええいいいい!!!
ひぃいい!なんか変なのが走って来たぁああ!
夜明けとともにキャスト開始。
3時間後
アホくさ・・・・
周りに7人ほどアングラーが居たが誰も釣れていない。
サスケを真っぷつたつにして意気消沈したナミボ。
もう・・・心の故郷、高知へ行こう。
途中、中岡慎太郎前の地磯でヒラを狙うもノーバイト。
ガチ装備のヒラアングラーが2~3人いたが
赤子スタイルの渋を見て全員が
「え?マジか、こいつ?」
戦場にTシャツ短パンぐらいの場違いな赤子を見てビビっていた。
もう、こうなれば仕方がない・・・・・
いつものところだ!!!!
室戸方面から桂浜までブオブオいわせながら
昼前にはタタキ道場に到着。
ここは自分でタタキを焼いてその場で食べさせてくれる店だ。
2〜3年前は人も少なく、店のオヤジもオババもアットホームで雰囲気も良かったのだが
最近は繁盛しまくってるせいか、店員の態度が
かんなりヨロシくない!!!
写真に写ってる左側の店員は比較的愛想が良かったのだが
ここに写っていない小デブの麻原彰晃の髪を下ろしたみたいな奴は
「はい、ひっくり返して」
の指示にアホみたいな顔してボーッとしすぎて何もしない赤子に
「ひっくり返して!」
言いながら鉄のカナ箸で赤子の持ってる串をカンカン叩くという
かなり雑な対応をしてくる。
店のオヤジもおばはんも無愛想になってるし、なんだかなぁ。
あ、土佐ジローの卵かけごはんもなくなってるぅううう!
ガッカリしながら食べたが味はいつも通り美味しかった。
もうサッサとあけみんとこ行って風呂入って寝ようぜ!!!
初日の夜に続く