サーモンフィッシング2014 前編

ナミボー

2014年11月13日 01:05

残り16







お客さんでもあり、釣り友達でもある某テレビ局のOさんに


「鮭釣りにいかへん?サーモンフィッシングどうよ?」


と誘われる。


え???サーモン???

詳しい話を聞くと、石川県の手取川では

調査という名目で鮭釣りが一部区域で認められているらしい。



但し、事前に申し込みが必要で、抽選に当選し、

なおかつ料金が1日5000円

2日間なら8000円で鮭を決められた区域内で釣ることが出来るそうだ。
(許可なく釣ると警察にとっ捕まる)



Oさんは友人と申し込みをし、当選したそうだが

友人のお父さんが危篤状態で釣りどころではなくなったらしい。

せっかくの権利だし、勿体ないという事でナミボーに声を掛けてくれたらしい。



ほうほう、鮭釣り・・・想像したことすらねえなぁ。

でもなぁ・・・行ってみたいけど2日間休むのってなぁ・・・。





骨折の影響で休みまくってたので平日に2日間休むなど不可能に近い。

辞退したのだが、Oさんはウチの社長に会った時に聞いてみたようで


Oさん「社長に言うたらOKもらったで」



マジかよ!!!


こんな機会でもないと行けないし、ぜひお願いします!!!





事前に色々と調べてみたが、正直かなり難しいらしい。
(遡上のタイミング等、運もかなり必要)


2日間で1匹釣れたらええかなー



そんな気持ちで準備を始めるナミボー。

タックルは9フィートのシーバスタックルでいけるそうだ。




ルアーはこれ



タコベイトにフックを取り付けたサケトレーラーなるものを

スプーンの後ろにくっつけたこれが最強らしい。
(ミノーやスプーンのみでも釣れるらしいが、圧倒的な差が出るらしい)

適当な重さのスプーンがなくて探すのに苦労したが

梅田のイチバンで売ってた。
(手取川漁協から渡される資料には推奨ルアーは18~30グラムと書いてたが、そんな重いのは不要。10~17グラムで充分)

サケトレーラーのフックを自作する人も多いようだが、

ジグ用のアシストフックでも十分に使える。

スプーン、タコベイト(ピンクか赤)、サルカン、アシストフック(短めのもの)を購入して

サケトレーラーを作る。

これでも何気にめんどくさかった。


釣行日は11月の10・11日と平日だが、前日が日曜日なので

9日に前乗りして現場を下見しておく。




(前を歩く釣友Oさん)

思ったよりも川幅は狭く、浅い。

上流に行けばいくほど狭くなる。





河原を歩いていると、あちこちで鮭の死体を見かける。





よくよく観察すると

背びれをだして泳いでいるサケも無数に見かける。

3日ほど前に降った雨の影響か、ここのところよく釣れているようだ。



これは・・・・釣れるだろ!!!




2日間で1匹でもいいから釣りたい!と思っていたが

もっと釣れるんじゃないか?

そんな期待を胸に、ホテルに戻るナミボ。

居酒屋でOさんと作戦会議をして早々に就寝する。



朝6時45分受付なので、早めに5時45分に会場に向かうと





うわ、すげえひとだ!!!





先頭の方は夜中の2時に並んでいたらしい。





アホか!!!


狂気の世界か!!!





およそ60人の当選者が800メートルの釣り可能区域に並ぶのだが

前日の下見ではすでに釣獲調査は終了していて
(釣りが可能なのは 7時から15時30分まで)

どこが一番人気のポイントかわからない。


どこがいいんだろ?みんなはどこに行くんだろう?


そう思いながら見ていると、管理棟より少しだけ上流の


いかにもサケ溜まっていそう!



的な狭いポイント、そして川幅が超狭い上流側から人で埋まっていく。




後で気づいたのだが

そもそも、サケは遡上を始めると餌を食わなくなるという

通説があるように、ルアーもリアクションバイトがメインになるので

口を使わせるのが難しいらしい。

スレで釣れるのがやたらと多いのだ。


スレでもいいから釣りたい、もしくは

狭い所にサケが密集している方が釣りやすいのか

川幅が狭いところが人気ポイントになっているらしい。



そんなことは全く知らないナミボーは川幅の広い下流側にトボトボ向かう。

釣友Oさんは


これだけサケがいたら、どこも同じだろう



と、僕よりも少し上に釣り座を決める。



下流側にはナミボの他に










4人組のアングラーのみ。



そこから下流はフライ専用区域なので実質最下流となる。



7時にサイレンが鳴り響き釣り開始!!!



テンションマックスでルアーを投げるが





全然釣れない!!!!



周りも全くダメ!



管理釣り場なら第一投=強チャンスだが、そこはやはり

ネイティブの魚!

予想通り甘くねえ!!!



30分ほどした頃に4人組の1人がヒット。

この人が結局一番上手い人だったのだが、メスなのでイケス箱へ。

メスは採卵事業の為、強制回収となる。



しばらくのちに4人組にポツポツとヒットし始める。

一番上手い人が3匹目を掛けた時に、ナミボは気づいた。



ゆる巻だ!!!




この人、めっちゃスローリトリーブだ。


マネしようとしたが、底が浅いのでナミボの手持ちの17グラムでは

スローだと底にゴンゴンこすってしまう。





ロッドを立てるんだ!!!





ロッドを立ててスローリトリーブしていると


ゴゴン!!!



き・・・・きたぁああああああ!!!!



即アワセすると強烈なヒキ!!!



シイラの超絶ダッシュと青物の重み!

これを合わせたようなファイトを見せるサーモン!



うわ!なにこれ!!!

めちゃくちゃ面白いやんけ!!!

サケってこんなにひくの?

シーバスの比じゃないんですけど!!!

ダッシュ凄すぎて、こっちに向ってきたらフックオフしたと勘違いしてまう!




シイラ以外で界王拳使える魚がおったんかい!
(ナミボはシイラが突然猛ダッシュで走る事を敬意をこめて界王拳と呼んでいる)


すげえぞ!おい!!!



そんな、超ワクワクなファイトを楽しむナミボ。

シーバスしかしてないアングラーだとめっちゃビビると思うが
(現に何人かが焦ってるのを見た)

青物やら色々な釣りをしているナミボはある程度余裕を持って

ファイトを繰り広げる。


ドラグも適当にしめたのだが、ドンピシャ設定だったので主導権を握らせず




手取川サーモン見事ゲット!!!



うおおおおおお!!!た、たたたたたのサーモン!!!!





こんなにひくとは思わなかったぜ!

口にガッツリと掛かってるし、ヒットパターン掴んだやろ!



調子に乗ったナミボはその後もHITを連発!


4人組の上手い人とほぼ同等の釣果を叩き出す。
(つうか、サケの喰い+ポイント選びも運よく正解だったようで、ガンガン釣れた)






11ガケで7ゲット (オス4匹 メス3匹)


一番デカイので79センチ。

大物賞の上位3名は来年も招待されるそうだが

現時点での3位が80センチなので、少し足らなかった。

残念。





獲れたサケは全てルアーがガッツリ口に掛かっていたので

獲りやすいというのもあったかもしれない。

4人組のリトリーブの早い人を見てると

ほとんどがスレで、超走られていた上にバラシも多かった。



ちなみにオスは5匹釣ると終了で、あと一匹でリミット達成だったのだが

残念ながら4匹でタイムアップ。


4人組で一番上手い人もオス4匹で終了していた。



釣友のOさんは場所が悪く、苦戦していたが、それでも5ガケ2ゲット オス2匹を釣り上げる。

プラグで1匹釣って、更に1バラしもしているので

これは価値があると言えるだろう。

プラグもがっちり口に掛かっていたらしい。





先ほども書いたのだが

サーモン釣りは狭い川にたくさんのサケが遡上してくるのでスレ率が半端なく高いようだ。

どうしても獲りたいのなら

川幅が狭くサケが密集している場所にポイントをとるのが正解だろう。

リトリーブもすこし早めに巻く方がいいかもしれない。


ただ、口を使わせたいなら、この日はスローリトリーブが

正解だったと思う。


そして、この日、結構釣ってしまったナミボは




パターン攻略!!!ロッドを立てて、若干重めのルアーで(もちろんサケトレーラー)流れに載せてドリフトしながらデッドスロー!!!





と思いこんでしまう。





うん!簡単!!!



サケ釣り楽勝!!!



超絶面白い!






そう思いながら2日目も爆釣を期待したのだが・・・・




おもいっきり天狗の鼻をへし折られる2日目へと続く。

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