残り15
初日で爆釣して大満足のナミボ。
それにしてもサーモンのヒキには驚いた。
パワーは同サイズならヒラスズキよりも断然上と言えるだろう。
フィッシュグリップで掴んでも、その強引なパワーで
自分の顎を破壊してしまうほどだし
(クネクネローリングしてえらいことになる)
散々暴れて抵抗しまくったあげく、ボロボロになって
「はぁ・・はぁ・・・もう、あたしダメよ」
的にグッタリしても、ストリンガーで繋いでしばらくすると
「うおおおおおおお!!!」
凄い勢いでストリンガーを引っ張っていく。
生きたまま三枚に下ろされても、骨と頭になったまま
なにもなかったかのようにクネクネしているらしい。
恐るべし生命力だ。
ただ、脳みそはスカスカのようで、沖で掛かったのが、
ファイト中に凄いスピードで岸に向って走ってくるので
「うわ、ちょ、リール巻くスピード追いつかん!界王拳なん倍やねん!うわ!ちょ!!」
と、超スピードでのサケの突っ込みに焦りまくるナミボに対し、
そのサケは驚くべきことに
「うおおおおおお!!!」
ものすごい勢いで、なんと、ナミボの足元へ見事に着陸。
ナミボ「・・・・え???」
サケ「・・・・・え???」
まるでお届け物かのような勢いで岸に上がって自らを献上してしまう程の馬鹿ッぷりである。
そんな、超バカなサケを頂くとしよう!
前日に居酒屋で知り合った、あやしげな男、ユウジに
「ここやったら釣った魚捌いて料理してくれるでー。俺の名前言えば確実やわ―」
渡されたライターには
「大衆割烹 五展」
と書かれてあった。
グーグルマップで検索して、行ってみると
うさんくさい雰囲気満載で
「なったらべさー、そいでさー、うんじゃべえ、これさ、料理しどったらええべさー」
おい!なに弁やねん!!!
そう突っ込みたくなるような
浪越徳次郎そっくりのオヤジにサケを2匹預けて
一旦ホテルに戻り、お風呂に入った後に
徳次郎に車で迎えに来てもらうことにする。
五展ではサケ汁、塩焼き、バター焼き、白子天ぷら、カマ焼き、鮭茶漬けと
サケのフルコースを味わったのだが
料理が丁寧なのもあるのだろう、結構おいしかった。
それよりも、気になったのは
な、なんじゃ、このルアーは???
タックルベリーばりに凄い数のルアーが並べられている。
徳次郎「そったら、ぜんでせんはあったらで、ぜんぶあげて、このめえも、たざだけが30~40個ももっていったんでざ」
なんだぁ???何を言ってるんだぁ???
竜太郎ばりに全身全霊をもって、徳次郎との対話に耳を傾けると
「このルアーは全部海岸で拾った。たざきって男がこの前30~40個ほどいいヤツだけ持って行った。今まで1000個以上拾った。全部たざきが持って行った」
な・・・なんだってぇええ!!!
つうか、これ、もらえるんじゃ・・・・
ナミボーズeye 発動!!!
この中からいいルアーを・・・・
ダメだ!もはやゴミのようなよくわからんルアーしか残って・・・・
あああ!!!
サスケ烈波が2個もある!!!
2個もらうのは気がひけるし、とりあえず、1個だけ頂いていくぜ!!!
もしこのブログを読んでいる人で美川に行く機会がある人は
ぜひとも徳次郎の店に寄ってあげてください。
刺身も美味しいし、釣りが好きなオヤジなので
解読するのにかなり時間はかかりますが、ポイントも教えてくれます。
あと、サスケ烈波もう1個残ってるので大チャンス!!!
但し、飲み食いして多少なりともお金は落としてあげて!絶対!!!
早めに五展を後にし、次の日に備え就寝。
翌日
昨日の4人組が居たポイントに陣取るナミボとOさん。
ちなみに4人組のこのロン毛のお兄さんは
前乗りした日にホテルの大浴場で遭遇したのだが
風呂場に入った瞬間
このお兄さん一人だけで、背を向けて体を洗っていたのだが
あまりの色の白さとロン毛ぶりに
「うわ!俺、間違えて女湯入ってるやん!捕まってまう!!」
慌てて風呂場を出て男湯かどうかのれんを確認するという
ハプニングがあったのだが、それは最早どうでもよい。
うん、ホントどうでもよいな。
今日は2ケタ!オス5匹のリミット達成!!!
調子に乗って目標を立てたのだが
全然釣れない
昨日と違って流れも弱く、かつ濁りもきっついようだ。
流れがないからゆる巻釣法もやりにくいったらありゃしない。
それでもなんとか
ガッツリ口に掛かったメス
スレ掛かりしたメス
計2匹を捕獲。
結局この日は4ガケ2ゲット メス2匹で終了。
同行のOさんは掛けまくっていたのだがバラシ多発!
とんでもなくデカイオスを背掛かりさせていたのだが
惜しくも手前でフックアウト。
なんとか最後にオスを1匹釣りあげてボウズを免れる。
ただ、掛けるのも多かったが、Oさんの陣取ってたところは
サケも多いが根掛かりも半端なく、6~7個はルアーをロストしていた。
ナミボもとんでもなくデカイのに切られて1個ロスト。
この日は帰りの事も考えて昼過ぎには撤収を始める。
次回 手取川サーモンの衝撃の事実を発表!
行った人にしかわからないこの真実!!!
サーモンフィッシング2014 後編 ~生命を繋ぐもの~
乞うご期待!!!