残り9
落ちアユパターンに行ったが、完全なる勝ちパターンの中、一人敗北したナミボ。
なんだよ・・・こんなんじゃ・・・終われねえってよ!!!
ナミボー怒りの連続出撃!
あ、その前に浮き輪星人にも行けるか聞いてみよう。
浮き輪「いけるでー」
即答かよ。
もう、商談と称して釣りに行っちゃうぐらいの勢いだな。
そういえば、今でこそ丸くなって体型も
サムソン冬木こと冬木弘道みたいになっちゃったが、その昔は
アメリカで金髪ギャルをヒィヒィ言わせまくっていた武闘派の浮き輪星人。
愛犬家でもあり、パグ犬を散歩中に
突如、野犬の群れに囲まれた時も
愛犬を胸に抱き、
なぜか右手にもっていた鉄パイプで野犬どもを
「バチコーン!しばきまくったったわ!!!」
超雲並みの豪傑っぷりを誇っていたらしい。
常に鉄パイプをもってる時点で異常なのだが・・・まあ、そこは浮き輪星人って事でセーフだろう。
そんな暴れん坊も今では鉄パイプを釣り竿に持ちかえ、
超温厚な超絶良い人になってしまった。
浮き輪星人はいい人!絶対!!!
たまにメジャーをブン投げて威嚇してくるけど、いい人!たぶん!絶対!
浮き輪星人の事を知らない人には100%どうでもいい話はこの辺にしておいて
もっと、どうでもいい話を続けるぜ!!!
浮き輪星人と待ち合わせの約束をしたあと、突如
「僕も連れてって〜」
前日爆釣してイコりまくったクソマグレ野郎ことバナナも参戦を表明。
いざ!浮き輪カーで行くぜ!
目的地に着く前に突然
「うわぁあああ!!!」
浮き輪星人が急ブレーキをかける!
なんだぁあああ?????
後続車がいたら即死級のタイミングだったが、幸いなことに大丈夫だった。
ナミボ「黒猫!黒猫でしたね!なんか首輪してましたよ!」
浮き輪「いや、タヌキ?いや・・・・猫?タヌキ?猫?」
バナナ「なばなの里とバナナの里って似てね?紛らわしくね?」
三者三様の事をワイワイ言いながらも、三人の胸に中に去来するものはひとつ
不吉だ!!!
イヤな予感しかしねえ!!!
そして、こーゆー予感は、ほぼ100%の確率で的中する。
到着したが
浮き輪「ああ~、FG組まなあかんわ~。先行っといて」
ナミボ「待っときますよ。一緒に行きましょうよ」
浮き輪「ええで~。時間掛かるし先行っといてや」
ナミボ「わかりました。先行ってやっときますわ」
歩き出すナミボ。
浮き輪「あ~、行きよった。ナミボはそんな奴やで~。自分だけ釣りたいでぇ~」
あんたが先に行ってろって言ったんだろ!!!
どないしたいんだよ!コノヤロウ!!!
もう正直、今回に限ってはどうしても釣りたい!
落ちアユパターンの一匹が釣りたいナミボは、ブーブー言うてる
冬木星人とバナナの里を捨てて
一人ポイントにむかう。
到着すると
うわ!なんじゃこりゃ!すげえ増水してる!
昨日とは打って変わった状況と、恐ろしいぐらいの強風だ。
流れと強風で、ルアーもなにしてるかわからんぐらいにエライ事になってしまう。
・・・・これは
遅れてきた冬木の里もキャストを始めるがさっぱり。
2時間もすると
冬木の里は心が折れてしまったのだろう。
二人で
三角座りをして川面を見つめている。
むぅ・・・・・・俺が!やってやるぜ!!!
増水しているが、上流に向い、キャストをするナミボ。
ここだ!ここをドリフトして出なければ魚はいない・・・・
ドン!!!
き、きたぁああああああ!!!!
もう落ちアユパターンかなんかわからんぐらい、めっさガリガリやけど
そこそこサイズやから
落ちアユパターンで釣ったこととする!
この渋い状況で、ナミボの超絶テクで、やっとこさ価値ある一匹を釣りあげ
ホッコリして二人に報告しに行くと
バナナも釣った。
ええ。
やり方と場所を教えたら
ええ、即
釣りやがった。
・・・・なんやねん。
今季、落ちアユパターンでロストしたルアーの数、なんと10個以上!
捕獲数 わずか2尾
さらば落ちアユパターン!!!
・・・・バカヤロウ!