lalala lalala ことばに~できな~い♪
高知大遠征2日目の早朝
民宿のトイレで小田和正もビックリなぐらいの超ゲリ状態。
もう釣りどころじゃねーよ、オフコースだよ!俺が魔法使いなら
ルーラ使ってるよ!ルーラ!
ひたすら家のベッドにワープしたいと願う。
無駄な呪文をブツブツ呟きつつ、ようやくトイレから脱出。
朝食の時間がきたので(朝5時)
ブウブウ寝ているバナナ(元凶)と城太郎を起こす。
全然食べれる気がしないので、少しのご飯と味噌汁を飲むことに。
席に着いたとたん、城太郎が
「あれ、僕も少し腹具合が・・・トイレ行ってきます」
とトイレへ。
民宿のオヤジさんが腹痛と聴くと
オヤジ「ニンニク酒飲むかね?」
僕「はぁ?ニンニク酒?なんすか、その怪しいの?」
バナナ「こら!あやしいとか言わないの!」
オヤジの好意に甘えてニンニク酒を頂く。
これを飲めば腹痛もイチコロらしい。
強烈にニンニクくさい酒を頂いて、のろのろ食べていると
城太郎が帰還。
城太郎「やばいっす!
超ゲリしてます!水が出てきます!」
僕「やっぱり!
カツオだ!」
バナナ「ちゃうっちゅうねん!俺平気やっちゅうねん!」
城太郎「いやぁ、カツオっすねえ!」
オヤジにニンニク酒を頂く城太郎。
部屋に戻るとバナナが「俺もちょっくらいってくらあ」とトイレへ。
戻ってくるなり
「やべ・・・・・俺もゲリっすわ!」
ほらみろ!この元凶!
症状の重い僕と城太郎は腹痛の薬を飲む。
ナミ家に伝わる家伝の腹痛薬だ。
こんな状態で釣りができるのか?
これで大物と闘えるのか?
瀕死のナミ&城太郎。
ゲリはしているが、なぜか元気いっぱいのバナナ。
やはり東南アジア系だからか?
あっちの人並みにタフなのか?
風貌だけじゃなく、内臓も東南アジアなのか?
5時50分 船が迎えに来る。
沖ノ島に泊まっているので、磯はすぐ近くだ。
但し、今日は餌釣り師がたくさん乗ってるので
僕たちが磯に降ろされたのは6時30分・・・おそ!
今回は僕が一人で磯へ。
瀕死の城太郎と元気なバナナに手を振り、戦闘開始!
絶妙のサラシにキャストして早々にヒット!
はい、これまたヒキが怪しい。
予想通り!
ハマチじゃねーか!
その後もダツの猛攻にあったりするが
めぼしいヒットはなし。
シイラこーい!とやけくそで投げたATULAに
謎の魚が追ってくる!
なんだ?と思っているとヒット!
思いっきりあわせると結構なヒキ。
寄せてくるとそこから
鬼のような突っ込みが!
うわ、根にもぐられる!強引にロッドを立てて
ゴリ巻きするも、リールが空回りしてしまう程のヒキ!
なんだよこれ!どんだけデカイんだよ!
焦りつつも耐えていると痛恨のフックアウト。
・・・・・・・終わった。
こんなゲリ野郎に魚なんか釣れないんだ。
しばし休憩する。
ゲリは止まったようだが、なんだか身体がダルイ。
バナナの呪いなのか。
しばらくすると船がやってくる。
磯を変えてもらう事に。
バナナと城太郎の磯に行くと
またもやモンツキイサキを釣っている城太郎。
どんだけ好きやねん!
二人もダツとヤガラの猛攻にあっただけみたいだ。
ちなみにヤガラ様はこんなの。
全長1メートルぐらいで、ダツと違ってそんなにひかない。
こいつは青ヤガラだから旨くはないが、赤ヤガラは旨いらしい。
赤は滅多に釣れないらしいが、城太郎は過去に釣ったことがある。
3人で新たな磯へ。
ここでもしつこいぐらいヒラスズキを狙う俺。
ヒラは諦めて青物を狙うバナナと城太郎。
ゲリはおさまったが、今度は身体がダルイので
休憩しがちな俺に対して、ずっとキャストし続けるバナナ。
城太郎も頑張っているが、ハマチ一本追加したところでダウン。
やはり努力し続けるものに、女神は微笑むのか?
顔が東南アジアでも関係ないのか?
ハマチ一本釣った後、ジグに変えたバナナにヒット!
「こいつはひくぜえ!エソ・ダツ・ヤガラとはヒキが違うぜえ!」
中々のファイトの後に出てきたのはシオ!
カンパチの幼魚だが、ヒキはハマチを遥かに上回る。
これを見て飛び起きた城太郎。
アホみたいな顔して急いでジグに付替えている。
しかも9フィートのシーバスロッドのくせに60グラムの
メタルジグを恐る恐る投げている。
「こいつ・・・・また折れるぞ」
キャスト時にリールのベールが戻ると素敵な事になりそうだ!
ワクワクしながら城太郎を見ているとヒット!
「うおっしゃー!」こうるさい城太郎。
ダツかヤガラかと思っていると、この突っ込み具合、
どうやら青物、しかも中々のサイズっぽいぞ。
アホみたいにぶち曲がる9フィートのシーバスロッド。
「うおー!」あほみたいに叫びまくる城太郎。
「誰か、タモタモー!」エルボーしたくなるぐらいうるさい城太郎。
バナナにタモいれしてもらい無事釣れました。
おめでとう。
遠近法使ってでっかく見せてるとはいえ、なかなかのサイズのシオだね。
そしてタイムアップ。
3人2日間でこの釣果はさびしすぎる。
特に僕はハマチ2匹のみと最低だ。
多分全員がバラシた魚を並べたらたいしたもんだったろう。
腕とタックルを強化して再チャレンジしたいぜ!
ちなみに帰りの車中で城太郎は完全に死んでました。
「頭痛がするし寒気もするしやばいっす」
完全にお荷物以下の存在にまで堕ちた城太郎。
それに引き換え東南アジアの怪物バナナは
通行止めやらで約7時間の運転を一人でこなすタフネスぶり。
僕は帰りに買ったスリーエフのおにまきは
最高に旨いと思いました。
高知に行ったらぜひ食べてみてください!
さらば高知!また会う日まで ~fin~