残り9
※前回9と書きましたが,残り10が正解でした。
なので今回も残り9
えー、このカウントダウンですが、実はナイショにしてましたが、
記事掲載数600回に向けてのカウントダウンでした。
そんでもってそれを機にやめようかなーと思ってましたが
過去記事読んでて
「あ、なんか昔の俺楽しそう!」
って思ったし、ブログやってて良かったなと
思える事もたくさんあったので、もうちょっと続ける事にします。
12月7日 日曜日
浮き輪星人と謎の男X(今回初参戦も事情により匿名)とMasaことマサ坊と
マサ坊の友人、介護士ヨシオとナミボの5人でヒラスズキを狙いにいく。
イコりまくったマサ坊はもはや坊と化し
「坊、ヒラスズキ釣れるまで帰らないぞっ!!!」
と宣言し、
介護士ヨシオは介護士なのに見た目が
100%ヒッピホップみたいな格好をしている。
謎の男Xは
「嫁怖い、嫁怖い、ヨメ・・・よめ・・・・ひぃ!タスケテ!」
行く前から嫁に脅え白目を向いていた。
そんな、異常な3人組+ナミボで浮き輪星人の巣の前で待っていると
お決まりのねずみ色の上下のジャージに身を包まれた
浮き輪星人が颯爽と現れ
「ほな、いこか」
道中、浮き輪カーで色々な話をするが、話よりも
車の中に刃牙道3巻がゴミのように転がっているのが気になった。
現場に到着し、我々以外にも単独のおじさんルアーマンの存在を知ると
浮き輪「ナミちゃん、俺と坊とヨシオは反対行くわ。二手に分かれよう。」
謎の男Xとナミボとおじさんルアーマンの3人がいつものポイントに渡してもらう。
船から降りたら即座に
Xとおじさんが先を争うように最先端のポイントに早足で向かうが、到着してみると
あ、これ、無理したら死ねるやつやん!!!
級の波に、3人とも一気に意気消沈する。
闇の中で明らかに背丈を越える真っ白な波が打ち寄せてくる。
とてもじゃないが釣りにならない。
対岸を見ると、微かなヘッドライトの明かりで浮き輪と坊とヨシオが
波に怯えながらチョコマカ動いてる様子がよくわかる。
無理するなよ。
心の中でそう思いながら、限界ギリギリ、
安全と危険の絶妙な境目のポイントを見極め、そこから
キャストしているが波が凄すぎて釣れる気がしない。
そして、なにを思ったか
見知らぬおじさんアングラーが果敢にアタックをはじめたかと思うと
「うわぁあああああああ」
うわ!目の前でおっさんが波にさらわれてるぅううう!!!
Xとナミボ、二人でなす術もなくおじさんを見守る。
幸いなことに、磯側に流されてきたので、死にはしないだろうが
ウチ寄せる大波に翻弄されまくり
必死に這い上がろうとするおじさんアングラー。
ほんの30秒ほどだが
人間が波に対してどんだけ無力かという事を見せつけられる。
こんなん、自動車教習所で見せられた事故の再現VTR以来だってばよ!!!
あまりの恐ろしさと己の無力さに恐怖するXとナミボ。
なんとか這い上がったおっさんアングラー。
その後も果敢に攻め続けるおっさんアングラー。
X「あのおっさん死んでしまいまっせ」
独特の気持ち悪いイントネーションの関西弁で話しかけてくるX。
(この人、関西出身じゃないのかな?)
そんな事を思いながら、Xと二人並んで
死と立ち向かいながら果敢にキャストを続けるおじさんを眺めていた。
(死ぬ思いをしたがおじさんアングラーは結局ボウズだった)
対岸の浮き輪チームを見ると
多分、死の恐怖に直面したのであろう。
3つの小さな光が、灯台の足元に固まり
全く動く気配がない。
Xとナミボも明るくなるまでは
いのち大事に!!!
を発動する。
明るくなったが依然
余裕で死ねる級の波が打ち寄せる。
マジやべえ。
特にこちら側は平磯になっているので波がバンバン来るし
なにより大潮の満潮の時間とカチあってしまったため
磯自体が水没寸前だ。
浮き輪チームの磯は高台になっているため
釣りやすそうだ。
明るくなると、闇と波の恐怖に脅えていた浮き輪チームも動き出した。
遠目では誰かわからなかったが、一本釣れているのも目撃。
よし!移動だ!
船が来たタイミングで隣に移してもらう。
なぜか、おじさんアングラーが
え?君ら行ってしまうの?
的な顔をして、去りゆく我々の船を追うかのようにヨチヨチこちらに向って
歩き出していたのが印象的だった。
到着すると、釣っていたのは坊だった。
ドヤ顔で写真撮影しまくる坊。
※何回も波にさらわれかけ、ウエーダーも破れ、死にかけた末に獲れた価値ある一本。
ヨシオは借り物のロッドを折ってしまい
再び灯台の下で難民と化し、
痛恨の掛けバラシをした浮き輪星人は
正座をしてひたすら反省していた。
そんな浮き輪星人が
「これ、ナミボにやるわ」
サイズがしっくりこなかったらしいグローブをナミボにくれた。
なんと5000円もするらしい。
うわぁああ!使いやすいか微妙やけど、5000円て!!!
ありがとう!浮き輪星人!!!
あなた、凄く、いい人よー!!!
※ナミボはモノをくれる人が大好きです。病気とゴミ以外は24H受付中です。
移動して早々に
X「こっちめっちゃアタリあるのねん!4匹掛けバラシしましたねん!」
謎の関西弁を操るXから情報をもらう。
良さげなポイントに入り、絶妙な場所にキャストするとナミボに待望のアタリが!!!
チチチチチチチチャイチー!!!!
でもまぁ、価値ある一匹ともいえる。
それにしても、前回の落ちアユといい、チャイチーの神様がほほ笑み過ぎだろう。
終了間際にもかなりのグッドサイズを掛けるのに成功したが
エラ洗い一発でフックアウト。
そして試合終了。
チャイチーはリリース。
この借りはきっと返すぜ!!!
カイデー編に続く