沖磯の駐車場でゴムオに出会った ~そして伝説のプリケツへ~

ナミボー

2014年12月29日 09:41

残り7






前々回の釣行でバラしまくり、悔しくて仕方ない謎の男X。


「悔しくてねえ・・・・眠れないですねん!行きましょうですねん!」


謎の関西弁を操るXに誘われ、いざ南紀へ!


渡船屋の駐車場につくと

あれれ?

なんか見たことある車が?

こんなスポーティーな2シーターで、しかも京都ナンバーって・・・

こんな車で来るのって・・・・


X「あれって、ゴムオさんちゃいますのん?」



二人で近づくと





うわ、中で寝袋にくるまってるのゴムオやん!







ゴムオ「南紀4カメ、4カメ!」


ナミボ「はぁ~?4カメェエエ?」



やたらと「南紀」「4カメ」を連呼してくるゴムオ。



テレビ業界では、スタジオで複数のカメラマンが

撮影する際に、役割分担ごとに1カメ、2カメ、3カメと

カメラマンに名称がつけられていくのだが、急にゴムオが

チーフディレクターとなり




ゴムオ「4カメ!南紀!南紀!南紀を写せ!4カメ!南紀!南紀じゃボケエエ!!!」



と、サブスタジオで怒鳴りまくってるような状態なのだが





「ええ~?なんき~?ここって全部南紀だし、どこ映せばいいのぉ~?全景~?なに~?」




指示の出し方が大雑把過ぎて、さっぱり意味不明なナミボ。



つうか、ゴムオ自身頭にカメラ付けてるし

見た目



元祖ドッキリカメラの最新バージョンみたいになってるけど

これって一体どうゆうことなんだぁ???


「南紀」 「4カメ」



この謎のワードの秘密を探るべく、ゴムオと根気よく対話を続けるナミボとX。



ゴムオ「南紀!4カメ!4カメ!」


X「ナミさん、この人、もしかして、4カメじゃなく、4亀って言ってるんでは?」

ナミボ「4亀?4匹の亀をみたってこと?」

ゴムオ「4カメぇええ!4ッカメェエエ!!!」

ナミボ「あれ、今、4ッカメ、4っつかめ、って言わんかった?」


ゴムオ「4ッカメエ!4ッカメエェエエエエ!」


X「そうっすよ!ゴムオさん4ッカメって言ってますよ!」


ナミボ「4日目!4日目ってことか・・・・」



ナミボとX「・・・・・うそん!南紀4日目ぇええ!???」





どうやらゴムオは4日前から車中泊で釣行をしているらしい。

今日は4日目の最終日。

南紀で2日、中紀で1日、そして最終日の今日、

渡船で沖磯に渡るべく南紀まで戻ってきたらしい。

昨日地磯でヒラもあげたそうだ。

しかも、真昼間に。



すげえな。



Xと二人、ゴムオの釣り魂とそのパワーと根性に圧倒される。

いやいや、文句なしで凄いよ。

寝袋まで用意してるし、本気やもんなぁ。

なんか楽しそうやし。

地磯で昼間にヒラスズキ釣るって凄いやん。

あ、俺も釣ったことあるな。

そういや、そん時、波にさらわれて負傷したっけ・・・。



車内に戻り、ゴムオを二人で讃えていると




隣の車の車内でアングラーのおじさんがリーダーを組んでいるのが見えた。



X「あのおっさんもルアーマンっすね。多いよなぁ」



この日は我々を含めてルアーマンは7人。


隣のおじさんアングラーをよく見ると



X「うわ!ナミさん!このおっさん、この前溺れてた人ですやん!」


ナミボ「うわ!ほんまや!」




前々回の釣行時に大潮の満潮+高波で

なす術もない状況の中、果敢に攻めたが

波にさらわれ、翻弄されて必死こいて這い上がろうとしているところを

なす術もなくXと眺めていた、あの溺れてたおっさんや!



ゴムオにもそのことを伝えると


ゴムオ「いや、それよりも、このおっさんめっさプリケツやん」


このおじさんはウェットスーツを履いているのだが、

更にその上にまわしのようなベルトをつけているので

尻の部分がお相撲さん並みに







プリン!




としている。

プリケツのまま仁王立ちをしているおっさんの後姿を眺めるうちに自然と




プリケツマン



なる称号を与えてしまう我々三人。




磯には今日も満潮のタイミングで渡されるのだが

プリケツマンと他のルアーマン2人組みは

満潮だと沈んじゃう磯に渡ろうとしてるようなので
(残りの一人は青物狙いで違う磯へ)

そことは違う磯に3人で渡ることにする。



少し暗いうちから渡されて


「おい、足元見えないし、磯も水没気味だし気をつけろ!」


と言いながらもなんとかポイントまで移動して

キャストを始めるが、全くアタリがない。






・・・・・むぅ・・・・これは・・・・・





イヤな予感がプンプンする。



遠くでプリケツマンと他のルアーマン二人組が水没する磯と

高波になす術もなくたたずんでいるのが見える。



しつこくキャストを続けるが、アタリもないまま陽が昇り始める。



むぅ・・・・ここは・・・・バックウォッシュやろ!


バックウォッシュに変えて1投目でヒット!



すげえチャイチーが釣れたので近くにいたゴムオに伝えると

ゴムオにもヒット!


二人でボウズを逃れてほっとしてると

離れた所にいたXがこちらに手を振っている。



ナミボ「なんやろ?釣れてるのかな?アタリありまくるから呼んでるんかな?」

ゴムオ「いや、ちゃうやろ。釣れてるの見ておめでとーって手振ってるんちゃうかー」


ナミボ「さよけー」



そう言いながら、こちらも手を振り返したのだが、

ナミボの予想通り、このとき、Xは1キャスト1バイト状態の

怒涛のラッシュ中だったのだ。

だが、掛けバラシをしまくるX。

めっさデカイのをバラし、まあまあデカイのをズリ揚げて

そのままタイドプールにオートリリースしたのを

じっと眺めるうちに、波とともに逃げられたり、

ズリ揚げたのを波にさらわれたりと

バラシまくったあげく







50ぐらいのをゲット。


ゴムオも3ガケ1ゲットで同サイズをゲット。




ナミボは





超チャイチーと60足らずをゲット。

一匹抜き揚げたのだが、あまりにも強引にやったため

磯に着地した瞬間、プリンと海にお帰りになられた。

結局3ガケ2ゲット。






プリケツマンはなす術もなく他の磯に移動していたが、

立派なメジロの70センチぐらいをあげておられた。


ナイス!プリケツマン!!!


(このブログを見てないことを切に願う)




最後はゴムオのサービスショット。





チョコバー、あま~い、あったこぉ~い




ええ顔して食べてた。






ちなみにこれ、ピースサインじゃなく2本目って意味。



チョコバー、あまぁ~い、間違いない、あったこぉ~い


って言うてた。

おしまい。

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