激闘!ゴムオVSお祭りキャストマン ~プロローグ~

ナミボー

2015年01月19日 23:58








600回目の記事です。

でも、特に意味なし(笑)

600回、ただ、それだけ。

よく頑張ったよ、俺!






1月18日(日)




ゴムオにヒラスズキ釣行のお誘いをする。

沖磯じゃなく、地磯での釣行を提案をするが

協議した末、午前中だけ波がありそうなので


朝イチは渡れそうなら沖磯、夕マズメは青物狙いで地磯


そんなプランを組んで出撃する。


渡船屋のオヤジが「たぶん、出ると思う」

と、明言を避けるほど予報では波は高かったのだが

実際に沖に出ると、そこまで波は高くない。

中潮で、磯に渡される5時ぐらいがちょうど満潮と重なってしまう。

この渡船屋で渡れるヒラスズキ狙いの磯は2個所ほどで、繋がっているのだが

満潮時には渡れない。


右の磯は比較的高くて釣りやすいが、魚っ気はまあまあ。
(たまーに爆発する事もある)

左の磯は平磯で低いが魚っ気は高い。
(基本安定して釣れるのはこちら)



左の磯に行きたいのだが、大潮の満潮時はほぼ水没してしまう。

一度、大波にさらわれて死にかけたアングラー(プリケツマン)を見た事があるので

中潮とはいえ、今回も左の磯は危ないんじゃないかと思っていたが

沖磯に近づくにつれ


「あ、この波ぐらいならいけるなぁ。むしろ、釣りするにはベストぐらいの波やで」


予報よりも波は低いので安心するナミボ。

こうなれば左の磯に渡りたい。

むしろ、左が当たりだろ!

ただ、船には、もう一人単独のルアーマンがいる。


この人、どっち行くんやろ?左かな?



そう思いながらも、ゴムオに


「俺、左の磯に行くわ。今日はこれ、左がいけるで」



そう、宣言する。

先に右の磯に着いたのだが、単独アングラーが動き出した。


あ、こっちで降りるんや。



ナミボがそう思った瞬間、ゴムオが


「俺もいくぅー!!!さらば、ナミボ!」



なにに誘発されたのか、ゴムオが突然のバイト!

右の磯に降りていくルアーマンを追跡するではないか!


ええ?ウソん?ここで降りるの?


突然の事に驚くナミボ。


俺には左の磯は明、右の磯は暗に見えたのだが

暗に向かって走り出すゴムオ。

止める事もできず、そのまま一人で左の磯に降りるナミボ。



数人の餌師も降りるが、釣る場所が全く違うので

構わずにポイントに向う。

この時期の朝五時前は真っ暗だ。

ヘッドライトで足元を照らし、海面を照らさないように

気をつけながら徐々に波打ち際に近寄ると


おお!これはいい感じだ!絶対釣れるぞ、これ!!!



確定級の好条件に一人で大喜びしながら準備をする。

3投目、少し前方にある根のギリギリを擦るような感じで

トレースしてくると


ココン



根掛かりのような、アタリが。


ん?根掛かり?攻めすぎた?・・・でも、アタリっぽかったけどなぁ


そう思いつつ巻いてくると、ピックアップ寸前に

ロッドが海面に引っ張られるかのようなアタリが!!!


きた!つうか、これ、すげえデカくね!?



かなりのヒキをみせる魚。

エラ洗いも波と風の音に負けないぐらいデカイ。

しばらくファイトし、大波とともに強引にズリ揚げて


よっしゃ、獲った!



急いで駆け付けるが真っ暗でわからない。

ヘッドライトをつけようとした瞬間、またもやでかい大波が来て

その勢いでヒラも強烈にダッシュ。


ブリン!



フックが伸ばされて痛恨のバラシ。


大波とともに帰って行くヒラスズキ。





マイ ビッグ ヒラスズキィイイイー!!!



・・・ま、いいか。



また釣れるやろ。

そう思いながらキャストを続けるが、その後はアタリなし。


ルアーチェンジして何十後かにまたもや際を攻めるとココンとアタリが。


あきらかに生命感あふれる感じだったので、根掛かりの可能性はゼロ。


次、同じところを通せば高確率で釣れる!



そう思った瞬間、海面がフラッシュ!


なんだぁ????



驚いて振り向くと、遠くの方で餌師のオジサンたちがこちらの海面に向って

強烈なヘッドライトを照射してくるではないか!






なにやっとんじゃボケえ!クソ餌師ドモ!俺の邪魔をするんじゃねええ!!!




絶叫したいが声など届きそうもないぐらい遠くから





んん~???あれはなにをやってるんだぁ???あんな大波の側でなにをしてるんだぁ???



ますます旺盛な好奇心を発揮するジジイども。

ドンドン近づいてきて、強力なライトもますます強力に!!!






やめろー!!!ジジイー!これ以上照らされたら魚が完全に散ってしまうやろボケえ!!



激しい身振りで照射をやめるよう伝えるナミボ。




やめろ!好奇心で海面を照らすのはやめろ!

いくら餌師が暗いうちは暇だからって俺の釣りの邪魔をするんじゃねえ!

恨むならおまえら餌師をこんな真っ暗なうちに渡す渡船屋のオヤジを恨め!



オマエら餌師は至急、渡された船着き場に戻り






コウテイペンギンのようにひたすら寒さを耐え忍んで






陽が昇るまでおとなしくしてろ、ボケえええ!!!




ナミボーの魂のジェスチャーが一言の間違いもなく伝わったのか






はっ、そうじゃった、ワシら餌師のジジイじゃった。ひらすらコウテイペンギンのように寒さに耐えるのがワシらの仕事じゃった!



すごすごと所定の位置に戻っていくジジイども。


ふぅ・・・・やれやれだぜ。



だが、案の定、ジジイビームを喰らった海からは何の反応も得られなくなった。



しばらく休ませ、波の合間やタイミングを見計らい、大波の向こうにキャストをすると


ドン


あ、でも、これちいせえぞ。


さっきのデカイのに比べると余裕でファイト出来る。

難なくキャッチ。

ストリンガーに繋ぐ。

最初のヒラがめっちゃひいたので、50センチもないと思っていたが

あとで測ると




57センチとそこそこのサイズだった。






その後もバイトがあり、2回ほど掛けるも

ズリ揚げ時にバラしたりで結局この一匹のみ。


4ガケ1ゲット。




結構楽しんでいたナミボとは対照的にゴムオは





絶望と闘っていた!



ゴムオを地の果てまで追い詰める謎のアングラー

お祭りキャストマンことコードネーム トーコー



ゴムオVSトーコーの激しい戦いを知りたい人は・・・・っているか?




ま、気が向いたらそのうち書きます。


では、本日はここまで!

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