シーバカ日誌最終章

釣友である浮き輪星人から


南紀で稚鮎パターン調査してくるわ〜


との連絡が入ったので


じゃあミーも連れて行って！！！


と懇願すると


絶対ボウズやで！それでもいいか！？むしろ、一人でいきたいから来るな！


という冷たい返しにもめげずに懇願し、連れて行ってもらう。



浮き輪ガイドフィッシングには様々なルールがあり


１、絶対に釣れない。むしろ、釣れるわけがない事を覚悟せよ！

２、ブログに浮き輪星人の顔出しは絶対にNG！

３、たとえ真実であっても、浮き輪星人の悪口および、凹む事を書くと、二度と釣行に誘ってもらえない。

４、ナミボは３条にほとんどギリギリで抵触し、ブラックリスト入りしているので要注意である。

５、但し、ややこしい事に、浮き輪星人は適度なイジリを好む。
　
６、５条のさじ加減を間違えると、「野犬殺し」と名付けられた鉄パイプでバチコンいかれてしまう。

７、浮き輪星人は過剰なまでに甘いものを、特にアンコ系を好むので用意せよ。

８、７条に関し、「メシ喰って行く時間ないから、丹波屋でなんか買って行くか」という発言に対し、「え？丹波屋？おはぎやお餅がご飯？」と言ってはいけない。

９、８条に関し、浮き輪星人にとって、丹波屋は弁当屋と同じ認識であることを理解せよ。

１０、魚を釣りたいではなく、自然を感じたい。そういう意味で釣行することになるが、たまに自然すら感じられないことを覚悟せよ。


ハンター十ヶ条なみの厳しく、かつ、浮き輪の権限が強大すぎる掟が存在する。




それを充分に理解し、ボウズ前提という、過酷な釣行が今、スタートする！！！




夕方、仕事を終え、浮き輪工房に急行するナミボ。

あまりの激務に汗ばみ、足が超クサくなっているので、浮き輪カーに移る前に、靴下を履き替えるという

どこぞの引っ越し屋みたいな事をしていると


なんや、ナミボに似合わないことすんな〜、ハハハ！


なぜかバカにされる。


んんんんん？この人は俺をどういう目で見ているんだぁ〜？





OH YOU DOGになりつつも

いざ、出発！！！


浮き輪十ヶ条の８条を破る事になるが、今回はコンビニでおにぎりを食したい旨を伝えると

怒りの眼でナミボを睨みつける浮き輪星人。



そうこうするうちに夜の部である某河川の河口に到着。

釣り人がいっさい居ない上に、もうすぐ４月だというのに


うわ、なにこれ！めっさ寒いやん！なんやねんこれ！死んでまえ！！！


という謎の悪態をつきながらスタート！！！


この河口ではヒラが釣れるで〜。台風前はアツいでぇ〜。


地元アングラーからの情報を惜しげもなく自分の体験かのように話す浮き輪星人。


イッツ浮き輪マジック！！！


聞いていると、まるで、浮き輪星人がこの近くに住んでいるかのように錯覚し、

何本ものランカーのヒラを穫っているかのように感じてしまう。

しかし、そんなのは全くの錯覚だとすぐに気づかされる。

だが、それこそが浮き輪マジックともいえる。

２０時〜２３時もの間、ずっと竿を振り続けるが、二人とも完全ノーバイト！


つうか、この河川、ネイチャーどころか、めっちゃヘドロ臭いし、

橋の上からジョギング中の近隣住民がめっさ見てくるから、かなり恥ずかしいんやけど•••。


浮き輪星人はお気に入りのぶっ飛び君ミディアムを


ゴイーン


豪快に橋脚にアタックさせ殉職させてしまう。



浮き輪「ここは想定通りやな。明日の朝イチにかけよう。明日が本番！」


頭だけになったぶっ飛び君ミディアムを左手で掲げながら




お決まりの　それ、正解！　ポーズを決めつつ終了宣言をする浮き輪星人。




コンビニに立寄り、明日の朝ご飯を買うついでに、ナミボは持参した湯たんぽにお湯を入れる。


なんや、そんな寒いか？つうか、ナミボに似合わんことすんな〜






またもやナミボをOH YOU DOG化させる浮き輪星人。



去年、高知釣行に行った際に、浮き輪カーで凍え死にそうになったのを覚えていただけだ。

浮き輪星人は


停車した車の中でエンジンを掛けたまま暖房をすると、一酸化炭素で死ぬかもしれない。


を、極端に恐れていて、車内はノー暖房なのだ。


あのとき、ナミボとバナナは寒さで眠れずに死にかけたので、今回は満を持して

毛布と湯たんぽと防寒着を持参した。


朝４時に目覚ましをセットし、就寝。



深夜２時


寒さで目が覚めるナミボ。


•••やっぱ寒い。


隣の浮き輪星人を見ると、頭まで毛布を被っている。


驚いた事に、この寒い中でも続々とアングラーの車が集まってきて

場所取りをする為にポイントに向かって行く。


うそ•••••こんなに寒いのに••••しかも、ここ小場所やのに••••


絶望する浮き輪とナミボ。


場所移動をし、サーフから投げる事に。

移動した先で明るくなってきたので準備をしようと浮き輪を起こすと


もう少し明るくなってから行く••••先に行ってて••••ムニャムニャ


あ、これ、見た事あるぅー





カツオのあと五分だけパターンや。


昨日あれだけドヤ顔で






明日の朝イチに賭ける！これ、正解！


とか言ってたSAMだった浮き輪はいない。


むしろ






カツオモード全開でダメアングラーと化した浮き輪星人。

連日仕事で徹夜続きだったそうなので、放っておく事にする。




さあ、本当の勝負はこれからだ！！！！

ブリ、メジロ、ドンとこいやぁあああああ！！！！


波の音を聞き、大自然を感じながらペンシル、ポッパーをおもいっきりキャスト！！！


だんだんと昇ってくる朝日。

広大なサーフに点々と散らばるアングラー。

数えると８人ぐらいか。

少し離れた磯の方には３人ほど姿が見える。





キャストを繰り返すが、なにも異常がないまま９時過ぎになると





漁船が近づいてきて網を入れだした。

その場に居たアングラー全員が撤収を始める。
（ちなみに全員釣れてなかった）


結局浮き輪星人こなかったな••••


そんな事を思いながら、ナミボも車に戻る。







••••まだ寝てるんや。


浮き輪星人をタタキ起こして結果を報告すると


やっぱり。アカン思ってん。寒すぎるわ。これは寝ていた浮き輪の勝利といえるね。






まさかの勝利宣言をしてしまう浮き輪星人。


驚くナミボを尻目に


浮き輪はもう少し眠る。おやすみ





更に睡眠宣言までしてしまう浮き輪。



眼を覚まし、お腹がすいた浮き輪と帰りに某ブロガーが推奨する死にかけの中華料理屋に向かうと




うわ、ほんとにやめちゃうんだ！！！

某ブロガーのひ◯まり君よ！

こんなブログ見てないと思うけど

潰れる前にクスリ君と訪問し、おばちゃんと最後の抱擁をかわし、

俺たちを悶絶させた漁港の稚鮎パターンでヒラを爆釣してくれ！！！


俺はもう二度と漁港の稚鮎パターンには行かないけどな！！！


他にお客さんが居るにも関わらず


ほんまあれはウンコルアー！

ウンコやで、ウンコ！


と、飲食店での最大NGワードであるウンコを連呼する浮き輪星人には罰として




白ご飯のみ！！！



ここのちゃんぽんは結構うまいので、オススメです。

潰れる前に行ける人は訪問してみてください。

訪問した際には


「おばはん！おつかれさま！あと、漁港の稚鮎パターンはホンマにウンコ！」


とちゃんぽんを食べながらぜひ声を掛けてあげてください。


最後に、浮き輪工房に立ち寄った際に、ルアーを４個いただく。






ホントにありがたい。

浮き輪さん、ありがとう！！！



それにしても、浮き輪ルアーコレクションにはビックリした。


今後、浮き輪星人が１００年生きたとしても

とても追いつかないであろう量のルアーがストックされている。

しかも、５月にはとんでもない計画を••••


恐るべし浮き輪星人！！！


浮き輪星人の今後の活躍に乞うご期待！！！