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Posted by naturum at

2020年12月20日

変なおじさん参上!なんだチミは?ってか!〜そしてランカー勝負へ〜

お久しぶりです!
高知遠征編の初日の記事で止まっているので

あ、ナミボ逝っちゃった?ハハハ

ってなってる人もいるかもしれませんが、正直に言いますと

ブログ書くのめんどくさいんだよ!このヤロウ!

特に、こんだけ期間あいちゃうと



んんん?一年半前の遠征の記憶ぅうう?



記憶なんかないよ!

まあぼんやりとはあるのだが、そんなどうでもいい記事よりも
直近の出来事を書くぜ!
そして遠征の記事はボチボチ書くぜ!


2020年 秋の終わり、チームシーバナナでは釣り魂を取り戻すべく

今から(11月1日)から年内で一番デカイシーバス釣ったやつ優勝!

という勝負を始める。
ルールは

ルアーで釣ったシーバスのみ(ヒラスズキ含む)
ボートはなし!オカッパリのみ。沖磯はあり!


一番デカイの釣ったらみんなから樋口一葉が書いた紙切れをもらえる!

うぉおおおお!勝負じゃい!

参加者 
ナミボ  言わずと知れたリーダー 強い。
バナナ  まあまあ強い。黒くて中近東出身ぽい。
ジョタロ  青ヒゲがやばい。すぐに白目をむく。
赤子の渋 弱キャラ ワンパンで死ぬ
サイレントイトシン 新メンバー 呪いでサイレントアサシンしか投げられない。メンバー最年長


みんなやる気満々でナナマルがあちこちで上がる。
ジョタロの青ひげを擦り倒し殺法で79.5があがって勝負ありかと思われた。

だが、2020年の赤子の渋は諦めずにシコシコと釣り場に通う。

あれ?こいつ装備も妙に充実してね?
パチスロが6号機に移行して流石にスロットやめたから暇?釣りに本腰入れ始めた?
しかも同行したメンバーの証言では妙に腕が上がっているという。

そういやちょいちょい釣果写真あげよるなー。
バナナと同行した際も随一の実力者バナナを差し置いて釣果をあげる始末。

負けじとナミボも浮き輪星人と昔通い詰めた某河川へ。
落ち鮎パターンとは言い難いが、なんとか一本をあげて手応えを感じた次の週の釣行時

事件は起こった!!!

場所取りをするために早めに現地に着き
車を停めていそいそとウェーダーを装着していると
ファミリカーの側で遊んでいた4〜5歳ぐらいの女の子がこちらに

テテーッ

と興味を持ったのか走ってきた。
それを見た瞬間、間髪入れずに母親から耳を疑う一言が!!!

こら!変なおじさんの所に行かないの!!!

ええええ???

たしかにこんな昼間っからウェーダーに着替えてたら変な人かもしらんが、
釣竿持ってるし、明らかに釣り人だろ!
それを言うに事欠いて大声で変なおじさんだと

なんだチミはってか!!!






母親の声に驚き、顔に恐怖を浮かべながら戻るちびっ子。

母親を見ると、子供を車に収容し、

ひっ!変質者こっち見てる!

すごい勢いで走り去っていく。



俺はホラー映画の怪物かよ!志村魂見せたろか!!


ロッドを振り回しながら追いかけて更なる恐怖を与えようとしたが思いとどまり

モヤモヤした気分のままエントリー。

ここにもやってくる貪欲な赤子にアドバイスした途端73センチの良型を釣られてしまうが
今回の釣行で変なおじさんは手応えを感じる。

翌週、雨後のまだ真っ暗な早朝にひっそりとエントリー

キャストするたびに

ボコン
ガツ
ドゴン
ドガン


めちゃめちゃ釣れる!
入れ食いとはこのことかーーー!!!



短時間で
20ガケ14ゲット しかも6本が70アップ!

こんなにいい釣りをしたのは初めてかもしれない。

興奮したナミボはメンバーに連絡。

興奮したジョタロも何回かきて、ブリブリの76を釣っていた。

結果、12月20日 現時点で

1位 赤子の渋 82センチ
2位 ジョタロ 79.5センチ
3位 イトシン 78.5センチ
4位 バナナ  77センチ
5位 ナミボ  76センチ

あれ、俺、最下位じゃね?
つか、赤子の渋が1位ぃいいいい!!!???



赤子の渋はブッ谷に昇格しました!

もう多分優勝だろ、はい、おめでと!  


Posted by ナミボー at 17:54Comments(10)

2019年08月09日

高知遠征2019 〜初日の巻〜





2019年 春

GWを目前にしてチームシーバナナは悩んでいた。

場所どこするぅ?

車どするぅ?

日にちどするぅ?


この3大どうするねん問題をチームリーダー・ナミボが素早く解決して行く。


場所 沖ノ島!高知の!


えー!また高知?宿ないんちゃうん?あけみに電話したら無理言われたで!宿ボロいのに!

電話したら旅館いけた!初期の遠征の頃に泊まったとこ

え?もしかして宿のオヤジにダマされてソーダカツオをヤイトカツオいうて刺身喰わされたとこ?

そうそう、めっちゃ腹壊してニンニク酒飲まされたとこ!

ああー!あっこっすね!

僕、そこ行ってないよ、バブバブ

赤子はまだチームに入ってなかったな。



車は決まってるだろ!ジョウタロウ!


オマエ、車出せ!

えー!嫁に釣りに使うの禁止言われてるんっすよ!

今回ジョタロはガソリン代ださんでええし、なんなら車代払ったるから!

よっしゃあ!ええっすよぉ!

・・・ええんんかい

絶対に水濡れ厳禁スよ!特に渋さん!あんたの装備毎回ショボいんすよ!バッカンかボックス的なの用意してくださいよ!

じゃかましいわぃ!ショボないっちゅうねん!

(全員白い目で渋を見つめつつ)いや、とびぬけてショボイやろ。

・・・



日にち 5月3、4、5日!


子供の日は外して下さいっすよお!息子のお祝いするんすよぉお!

なんやそれ。なんの風習やねん。ジョウタロウ家、キモっ!

キモくねえっすわ!何言ってんすか!


じゃあ5月2、3、4日で!


了解ッスよぉおおお!



いざ、いくぞ!沖ノ島!


相変わらず赤子は運転しようとしない。

しかし、誰もその事についてツッコミもしない。

完全なる赤子ポジション

こいつ・・・マジか。

なんなんだ、こいつは。


後部座席でボーッとする赤子を見てたら本当に大人の姿をした赤ん坊に見えてきた。


見た目はビッグダディ、中身は赤子・・・なんだ、この存在は・・・。

ひっ、なにこいつ、超コワイ、ひっ!ビッグダディよりタチ悪い!


はぁー、この7時間半がダルいんすよねぇ、さっと着いてさっと釣りしてはよ帰りたいんすわ。


ひっ!運転もしないのに、なんか言うてもうてる!!!

バブバブじゃなく、いっちょまえにブータレるから始末に負えねえ!


赤子の渋がもはや別次元からきた怪物に見えてきたナミボ。

そうこうするうちに宿毛に到着!


あ、ザキオカ船長!おひさしぶりです!


てんこ盛りの荷物を船に積み込んで、真っ暗な中、いざ、沖ノ島へ!


宿泊用の着替え等は船に残し、釣り道具だけを持って磯に渡る。

ナミボと赤子

バナナとジョウタロウで磯に渡る。


赤子と磯でタックルを組みながら


あー、ヒラ居そうなええサラシあるなぁー。これ釣れるやつやなー


サラシがあってそこにヒラが居るなら



まあ、釣っちゃうよね、この俺様は。
(写真は船で港に戻ってから撮影。あまりにも釣れない赤子には撮ってくれとは言いづらかった)


デカくはないがヒラを2匹釣って満足のナミボ。

焦りまくる赤子。


なんなんすか!ナミさん場所変わって!

今アタッた!

あかん釣れへん!


キイキイ言い出したのだが、そのうち大人しくなり

あかん、釣れへん。エサ釣りするわ。

しこたま買い込んだキビナゴを持って奥の方でエサ釣りを始める赤子。


なんだか哀れな奴よのう。


そう思っていたのだが、突然



モンスター、モンスター!!!


奥の方から絶叫が聞こえてきた!


は?どうした?

チュパカブラにアタマでも齧られたか?

なんとなく気になるので赤子の様子を見に行くと

なんかめっさデカイのきた!ロッドブン曲がった!モンスターきた!


興奮し顔を火照らせた赤子の渋の姿が。

ふーん。で、どうした?さかなは?

興奮する渋を冷ややかな目でみるナミボ。

逃げられた。

あっそ。

落胆する渋に付き合ってナミボもエサ釣りに挑む。


・・・やっぱ俺もヒラ釣りたい、バブバブ!


赤子はなにを思ったのか、表側のサラシに向かって歩いて行った。


エサ釣りをするナミボ。

こんなんで、こんな場所で釣れるかなぁ?

奥まった明らかに小物パラダイスみたいな水路のような場所で

キビナゴを垂らすナミボ。

すると、シーバスタックルのロッドがブチ曲がる!

あ、なんかデッカイのきたで、これ!!!

妙にひく魚に手こずりながら格闘することおよそ3分。

あ、なにこれ?なんやこいつ、キモっ!

変な黒くてキモイ魚が浮かんできた!

ぶっこ抜くとロッドが死にそうなので、赤子を呼んでタモ入れしてもらう。

前までは豪快に男塾の秀麿持ちでタモをブチ折りそうになっていたが



さすがに成長したのか赤子のタモ入れもすんなりと成功。


あ、これイスズミだなー。



釣れなくてボーッとしている赤子に撮影してもらう。



うわ、こいつ50オーバーやん、キモっ!



とりあえずヒラと一緒にタイドプールに居れてみたが

あまりにもキモいのですぐにリリースした。

なんか歯も生えてたのでキモ怖かった。


ナミボの釣果を見た赤子も


僕も釣るバブバブー!


俄然やる気を出して

お地蔵さんのように座り込んで粘りだした。


うわー!モンスター!モンスター!モンスター再来

わー!切られたー!

などなど、大騒ぎした挙げ句、結局



毒魚ミノカサゴと



モヨウモンガラドオシとかいうウミヘビ。

こんなに危険そうなのにどうやら毒はないらしい。

だが、釣れた時はそんな事は一切知らないので


メーデー!メーデー!毒ヘビ釣ってもうた!メーデー!


と大騒ぎしていた。

挙げ句の果てにビビりながら外したので




2匹ともタイドプールにドボン。


おい!なにしてんねん!この辺滑りやすいし、ここ落ちたらマジやばいやんけ。

ホンマっすね。



マジかよ赤子。


しかも赤子はマジで滑ってタイドプールに落ちかけて


うわー!死ぬ死ぬ死ぬー!

と大騒ぎしていた。



結局この日はこれにて終了。

バナナとジョウタロウに釣果を聞くと


べつになにも・・・


まさかのエリカ様スタイルの返事が。


〜激闘!夜の漁港編〜 に続く  


Posted by ナミボー at 09:47Comments(10)高知遠征

2019年06月22日

高知遠征後の釣行 〜バイバイ照ちゃんの巻〜





GW遠征釣行の記事の前に、備忘録としてこれを記す。




2019年6月某日、モヤモヤした気分で居たナミボ。

おさかな界の聖地とも言える高知の沖ノ島まで行っておきながら
(あ、今年の遠征もいつもの高知だって言っちゃった!)

なんだかなぁ〜

と、天国のカイ・アトウもぼやいてしまうような

微妙な釣果だった高知遠征2019。


よし、ここはいっちょシイラ釣るっきゃねえ!!

いくぞ、みんな!いざ、照ちゃん渡船に集合だ!


平日なのに7人もの団体さんで向かうナミボ御一行。


平日なのに2時30分出船という強気な照ちゃん渡船。


夜中の2時に7人で到着すると


あ、平日なのに、もう8人ぐらい並んでいらっしゃる?


アングラーのシイラ釣りたい熱に圧倒されつつ

いつもの灯台側の先端を狙おうとするも


渡れないっすよ!どちきしょう!

ムリムリムリー


軽装で先行させたジョウタロウとアーリーがトボトボと戻ってくる。


は?なんで?なんで?なんで?


なんか先端の途中でおもいっきり亀裂入ってて行けないんすよ!


え?どゆこと?


ハテナマークいっぱいのナミボだったが、照る船が

灯台側の先端で二人を降ろすのを目撃する。


あー、それでか。

みんなが我先にセコセコと船から降りていたのに

二人だけジッと不動の姿勢だったのは

先端には船でしかいけないって知ってたんだ。


死を覚悟でジャンプしたら跳べなくもないけど、かなりデカイ亀裂入ってますよ!ドチキショウ!


興奮さめやらぬジョウタロウ。

つか、他のアングラーは全員ほぼ反対のテトラ側に向かってるし

照る船長も


テトラ側やぞー、シイラ回ってくるのはテトラ側やー!


絶叫しながら去って行く。


2時に頑張って来たけど、微妙な真ん中ら辺に陣取るチームナミボ。


あ!雨だ!


小雨とも言えない結構な雨量だ。


ひいー!冷たい!

助けてー!

オレ合羽とか持ってきてないっすよ!

こんなん聞いてないよー!



チームナミボ内のあちこちで悲鳴と怒号が飛び交う。

つうか、他のアングラー全員カッパ着てるやん。

なんでカッパないねん。


そこそこの雨と寒さ対策をしているナミボ。
(もちろんカッパ着てる)

軽装で寒さに震えるジョウタロウ。


さむい・・・さむいっす。



あれ、こいつゴミ袋かぶってない?


ゴミ袋で寒さを凌ごうとするジョウタロウ。



さむいっす・・・さむいっす・・・さむいっす


あれ?こいつよく見ると缶ビール飲みながら震えてね?


は?なんで?なんで?なんで?


本日二回目のハテナマークになるナミボ。


ライトを忘れたと大騒ぎし、ジョウタロウの車にあった鈴型の小型ランプを首につけ

秘密道具のないゴミクズドラえもんと化していた赤子の渋は



朝日が昇ってきたら、いや、シイラ回遊したら起こして〜


そういってビチョビチョに濡れた地べたに寝転びだした。


ゴミ袋被って震えながらビール片手に体育座りする奴の横に、ビショビショの地べたに寝転ぶ奴

しかも、今、結構な雨が降っているこの状況で・・・


おまえら、マジホームレスやんけ!


バナナがタモの柄の先に赤子から奪ったドラえもんの鈴型ランプを取り付け

二人を嬉しそうに照らしながらつっつく。



今日も釣れる気が1ミリもしねえな!!!




結果


予想通り回遊ほぼなし!

やる気のないペンペンがフラーッと通り過ぎたのを1度だけ見かけたのみ!

シイラ釣れてるのを見たのは帰りの間際の1回のみ!

周りのアングラーも全員ボウズ
(最終的に30人以上居た)



ルアーに飽きてサビキ釣りを始めたジョウタロウと赤子が終始キャッキャしている。



お!きたきたきた、きましたよー!

おー、ジョウタロウやるやん!こっちもきたわー!

お!またまたきましたよー!

こっちは3匹釣れてるわー!

おー、きたよー、きたよー、あれ、なんかでかい

あ!ジョウタロウそれ、マダイやんけ!

立派なマダイっすよ!




サビキでチャリコ(マダイの稚魚。ちっさい)が釣れて大喜びする二人。



オレにもマダイ釣らせてー。

底っすよ、底!イワシとアジの群れの下にマダイがいるんすわ。

えー!マダイ釣らせてー。

渋さんのサビキめっちゃイワシとか釣れますねえ。

これハリちっちゃいねん、だからよー釣れるねん。さすがやな、オレ。

って、それ、オレの道具箱からくすねたサビキっしょ!ドチキショウ!

あ。きたきたきた!これ、マダイやろ!

ネンブツダイじゃないっすか!全然ヒキが違うっすよ!あ、オレにもキタキタ!これマダイっすよ!

オマエもネンブツやんけ!だっさ!

マジっすか!これ途中までマダイで、最後ハズレてネンブツに変わったんスよ!!!

キャッキャッキャッキャ




マジでこうるせえな!こいつら!!!

つか、アジとかイワシが釣れるたびにキタキタ!とか騒ぐんじゃねえ!

他のアングラーもなにがキタかと思ってこっち見てくるじゃねえかよ!





それにしても殺しすぎじゃね?


ジョウタロウ達から死んだアジやイワシを奪い、エサ釣りをしてみると




はい、これウツボ〜!

基本こんなのしか釣れない、はいこれショボ〜ン




はぁ〜、マジ、しょーもな!


2019年、夏、スタートです!!!




リストラされても釣りがやめられないんすよ、ドチキショウ!風なジョウタロウ。



次回、GW遠征2019の記事が始まるよ〜  


Posted by ナミボー at 12:17Comments(5)

2019年06月08日

高知遠征2018 エンディング






暗い沈みきった車中。

それぞれが疲労感と敗北感でいっぱいの中、車は大阪に向かって進んで行く。

まるでジュラシックパーク(一番さいしょのやつ)のエンディングの

ヘリの中のようだ。

「はぁ〜、高知マジ死んで」

そう言いながら、ハイエースの後部座席に身を沈める赤子の渋。

「こいつ、全く運転する気ないな。役立たず極まりないくせに文句だけは凄いな。」

そう思いながら車窓を見つめるナミボ。

「いやぁ〜、最終日も散々でしたね。」

そう言いながらも、運転しているジョウタロウは笑顔だ。

そう、こいつだけ最終日に







75のヒラを釣っているのだ。

「マジで渋あんとき危なかったなぁ〜」

助手席で暗い顔をしたバナナが憂鬱そうにタバコを取り出す。

「ほんまやで!あれ、マジでヤバかったわ」


バナナと赤子が同じ磯にあがったのだが、バナナが磯際を攻めている際に

とんでもない波がくるのを赤子が察知

「危ないぞ!バナナ!磯にしがみつけえ!!!」

赤子が絶叫した瞬間

なぜか磯の上の方に居た赤子めがけて波が襲いかかる!

「ほんげえええーーーー!」

波に翻弄されて、磯を滑り落ちる赤子!

「え?なになに?」

磯にしがみついたまま、辺りをキョロキョロ見回すバナナ。

「ほんげええーーーー!タスケてぇええ!!!」

海に滑り落ちて行く赤子。

だが、間一髪で踏ん張った赤子。


その時の状況を思い出したのだろう、身震いしながら

「高知!死ね!」

悪態をつき続ける赤子。

そのとき、ナミボの携帯が「ピコン」となる。

携帯を取り出すと釣り仲間、アーリーからLINEが。

「地元でメーターオーバーのシーバス釣ったよー」

クソデッカいシーバスの画像が!


「うわ!高知死んで!高知死んで!死んで!」

赤子に見せると全身を痙攣させながら発作を起こす。

「デカいやん、やるなぁ、アーリー」

「さすがっすね、でもしょせんシーバスっすね」

イキったジョウタロウはおいといて、全員でため息をついていると


ドン!ドン!


あ、花火だ!今年も見れた!

毎年帰り道に遭遇する土佐横浜みなと未来祭りの花火大会をみんなで眺める。


「キレイやなぁー」
「癒されるっすね」
「まあなんしか、今年も楽しかった・・・かな」
「高知死んで!高知死んで!高知死んでぇええええ!」


それぞれの思いを胸に車は渋滞の中、ゆっくりと進んで行く


















高知遠征2018 終了




次回はついに最新版!!!

2019GW遠征! 今年はいったいどこへ? 

乞うご期待!!!



  


Posted by ナミボー at 15:10Comments(5)高知遠征

2018年06月04日

高知遠征2018 2日目






前回までのあらすじ

海が荒れてて船が出ず、地磯や河口をランガンするも
釣果はバナナのババアのパンティー1枚という
とんだ茶番で初日が終了。
失意のまま渡船屋の宿で夜を迎える。





寝不足と疲れのせいか、いつの間にか眠ってしまうナミボ。

だが、眠りが浅いせいで、ジョタロと赤子の渋の会話が

おぼろげながら聞こえてくる。


ジョタロ「どうします?バナにぃ寝てますけど行きます?」

赤子「行こうぜ」

ジョタロ「ぐっすり寝てるしそのままにしましょうか。気持ちよさそうやし」

赤子「あれだけ 絶対行く! 言うてたのに突然寝るからなー」



ジョタロ「めっちゃでっかかったっすね!」

赤子「あれ鯉並みやな!あのヒラ!」

ジョタロ「でっかすぎでしょ!上げれる気しねえー」


テーレレレーレッレッレー♪








ん?朝か。

まだ外は暗いのだが、チームで唯一寝覚めの良いナミボが

ザコども叩き起こす。


「うわ!焼きそばパンパンなってるやん!ホンゲエー!!!」


お湯を入れて3分間待つ間に寝てしまったバナナは

お湯を吸ってパンパンになってしまったペヤングを見て

茫然自失状態だ。


バナナ「・・・これ、食えるかな。」


カップをもって一人でぶつぶつ言っていたが、最終的に


バナナ「ババア捨てといてくれるやろ!」


無責任なことを言って机に放置。


そんなバナナは放っておいて


ナミボ「そういや、昨日の晩渋とジョタロは前の漁港で釣りしてたやろ。どうやった?」

ジョタロ「橋の上で見てたらめっさデカい鯉みたいなランカーヒラスズキいてましたわ!」

渋「そうそう。サヨリもおって、ボイルもしてたし!」

ナミボ「え?釣れたん?」

ジョタロ・渋「いやぁ、全然」



なんやそれ、だっさ。・・・まあいい。行くぜ二日目!沖磯で爆釣じゃい!!!


座っていた位置からナミボと渋

バナナとジョタロの二手に分かれる。

バナナとジョタロは去年ヒラが釣れまくったカンザキに降りていく。

我々は大観音へ。


ささっとセッティングをするナミボ。

赤子はモタモタしている。

サスケ烈波140をセットして磯を見渡すと


左→出るかもしれないが、微妙。

右→もうどう考えても出る。間違いなく出る。


サラシに明らかに差があるので右に行こうとすると


渋「ちょ、ナミさん右投げんといてくださいよ。俺に一投目投げさせてくださいよ」


あ、うん。そういやこいつ去年ボウズやったし....しゃあないな。


出なさそうな左をシコシコ投げるが10投しても反応なし。

そうこうするうちにモタモタしていた赤子もセッティングが完了。

サスケを投げた一投目に


渋「きた!!!」


あ、やっぱくるよな。

ってか、こいつヒラスズキ釣るの2回目やん!慎重にいけよ!


サイズは小さいが50ちょいのヒラを無事ゲット。


よっしゃ!ゴマメにも釣れたし、堂々と投げれるぜ!!!


ナミボも同じところを投げると

パチャチャ!

よし、やっぱくるよな!

小さいなぁ。全身飛び出してエラ洗いしてるし、50ちょいぐらい・・・ってバレた。


エラ洗い2発でフックアウト。


渋「次俺!代わって!代わって!!」


うわ、こいつなんか必死やん。一匹釣ったのに・・・。

まあええか。

赤子に場所を譲り、クリフハンガー並みの岩登りをして

少し奥に向かうナミボー。



(「なにこれ、めっさしんどいやん」そう言いながら進むナミボを撮影した実際の写真)


奥に行くとそこそこええ感じだ。


あ、これはこれで釣れそうやな。


際沿いを責めると


バチャチャ!


あ、でた!けどこれも50ぐらいやん!ちいせえ!


余裕でファイトしていたがヒラはひくので何気に楽しい。


高さがあるのでどうしようか迷っているうちに


プリリィン


あ、外れた!ブッコ抜けば良かったなー。

小さかったしまあええか。


だがそこからは一切でてこなくなったので、さらに奥に向かう。


めっさクリフハンガー的な思いをして



(腰に付けたフィッシュグリップが落ちていないかチェックするナミボを撮影した実際の写真)



ひぃひぃ言いながら奥へ行くと







あ、これ確実出るやん!


的な場所に到着する。


奥に向かって投げて


あ、ええとこ入ったなー


そう思った瞬間


ガツン!


あ、これサイズまあまあええぞ。


さっきはなんともなかったドラグが出ていくので

慎重にやりとりをする。


うーん、60後半あるかなー。


そんなことを思いながら、ここも高さがあるので

抜き上げに苦労していたが

いい波がきたので一気にブッコ抜き


ボキン



ぎゃあああああああああああ!!!!


ロッドブチ折れたぁああああああ!


お気に入りのレオザがぁああああああ!!!!

傷心のままラインを持ってヒラを上げようとするも

重すぎてラインが手に喰いこんで死ぬほど痛い。

そのうち


プリン 

ドボン


あ、ヒラ落ちた。


正直ヒラなんぞどうでも良かった。






3ピースになっちまった!もうオマエら死んでぇえええ!


絶望しておかしくなるナミボ。





(失意のまま戻るナミボを撮影した実際の写真)

再びクリフハンガーで戻ると


渋「もう一匹おなじところから出たでー・・・って、ナミさん竿折れてますやん!!!」


うん。折れた。ココロも。


やけくそ気味で浮かれている渋を撮影。






浮き輪さんに譲ってもらったチータRにセットしなおすもゴリゴリの青物仕様なので

カッチカチ感半端ねえ。


だが、ここでボウズになるのもイヤなので

手前の際でルアーを溺れさせる方法で強引に誘っていると


ガツン


あ、きた。




ボウズまぬがれたけどレオザ返せ!!!








渋「ナミさんのデカいっすやん。これ優勝ちゃいます?」


あ、そういや今年も一番デカいの釣ったやつが優勝で、ご飯をみんなに奢るルールでやってたんや。


やべえ!竿折られた挙句

何気にルアーも根掛りで結構な数をなくしているのに

さらにみんなにメシおごるなんて....

なんなんだよ、この世界!
死んでぇええええ!!!





他の奴にもっとデカイのを釣ってもらわないと

ピンチなのだが、赤子は完全に打ち止め状態だ。





ここから赤子が魚を釣るということは万に一つもないだろう。

2匹釣っただけでも奇跡だし。



バナナとジョタロに期待するしかねえ!!!





結果










うわ、バナナのヒラかわいそうなぐらいちっさ!




ナミボ、去年に引き続き3回目の優勝!!!
(下から2番目がナミボ。一番下がジョタロ。上3匹のうち2匹が赤子で1匹がバナナ)



つか、なんなんだ、左側の餌師でしか釣れないようなキモイ魚は?

どこから出てきたんだ?




そして、われわれ以外に居たルアーマンの二人組に帰りの船で釣果を聞いてみると


「あ、スジアラ70とヒラスズキの79だけです」

「あ、ぼくはハマチだけっす。」



え?マジで?

クーラーを覗かせてもらうと


うわ、でっか!つかハマチってブリぐらいあるし。


「こっちではこれハマチって言うんすよ。10キロ以下はハマチっす」


あ、そう、そうなんすね。


このルアーマンのうちの一人は3年ぐらい連続で高知遠征で我々と遭遇しているようで


「ブログ見てますよ。昨日は地磯でヒラスズキ10匹釣ったっす」


めちゃくちゃうまいやつやん!


この凄腕にいろいろと情報を教えてもらい、3日目はカオスなことになる。

つか、ジョタロは二日目からすでにカオスだったのだが・・・・。





宿に戻る前に風呂屋でチームシーバナナTシャツで記念撮影。

ジョタロ!サンキュ!





高知遠征2018 3日目 最終章につづく!!!
  


Posted by ナミボー at 19:19Comments(7)高知遠征

2018年05月13日

高知遠征2018 初日編











「モグロゥウウウウーーー!!!」


夜の静寂を切り裂いて、まさひろの謎の絶叫がこだまする。

シャッターを切りながらも

「・・・モグロってなんだぁ???」

???ハテナマークがいっぱいになるナミボ。

突然ですが

まさひろまだまだ健在です!!!

生きてますよぉおおお!





大木凡人風メガネという、一見すると呪われているとしか思えないような

オシャレアイテムを装備し、今年初シーバスをゲットしました。

アホでも釣れる毎年恒例のバチパターンで!!!


あ!今気づいたけど、モグローって、このブログの存在を知ったまさひろが

一時期ブログ内で喪黒福造呼ばわりされていたことを意識して




モグローゥウウ!って叫んでたのかなぁ。



まさひろ死亡説を吹っ飛ばしたあとは


高知遠征2017もスッ飛ばして、高知遠征2018をサクっとお見舞いするぜ!!!
(いずれ2017の続きも書くつもりですが、また一年過ぎる前に、先に2018を書きます。
2017年は要約すると「ナミボがめっちゃ釣った!赤子の渋だけ釣れなかった」です)


高知遠征2018 スタートゥウウウウ!!!



毎年恒例の高知遠征。

5月2日の晩からヒゲオ社長に用意してもらったハイエースで高知に向けて出撃。

メンバーはいつもの ナミボ、バナナ、ジョウタロウ、シブの4名。


事前にバナナがいつものアケミんとこに電話して宿を取ろうとすると


「あー、いっぱいやけん、無理やきにぃ」


はぁー!?あんのババア!!!

家傾いてるくせに、俺たちチームシーバナナを断るとはどういう料簡だ!

理不尽に怒り狂っていたが


バナナ「あ、いつもの渡船屋で泊めてもらったらええやん。」



電話して聞いてみるとあっさりと宿を確保。


待ってろよ!柏島の沖磯!!!


渡船屋のおばちゃん「あ、明日出ないよ。波高いけん」


え......


3日はとんでもなく波が高いようで、渡しをやってるのは沖ノ島ぐらいで

その沖ノ島すら場所に困るぐらいギリギリだそうだ。

いきなり暗雲立ち込めるチームシーバナナ。


バナナ「よっしゃ、俺に任せろぃ!この時期高知のシーバスがバカスカ釣れるポイントに行くぜぃ!!!」


一同「え?それはもしかして去年行こうとしてたあの...」


バナナ「そう!トランプポイントじゃい!」




USA!USA!USA!


車内で偉大なる国の名前を連呼するザコビッチジョウタロウとアカンボのシブ。

だが、チームリーダーのナミボは


ナミボ「おい、バナナ、このままの時間で行くと、これって...」

バナナ「あ、うわ、ほんまや、これ!やばいんちゃうん!」


後部座席でこれからの運命を知らずにキャッキャ騒いでるザコ2匹をよそに




嫌な予感がするナミボとバナナ。

偉大なる国につくと


はい、これ、地合いの時間ちょうど終わってたー!

しかもガキどもが花火パンパンあげててうるさいー!


はい、キタコレー!

一発目の




フェイクニュース!



だが、APIAの仕事でしょっちゅうプロと同行して経験豊富なバナナは


バナナ「まだ、これからっしょ!次行くぜ!まちゅんだゲーム!ついでに野村の家見ていくぅ?」

一同「いや、野村の家いらんからまちゅんだで釣らせて!」


清原クスリ騒動で名を馳せた





バナナに少し似ている野村家訪問を辞退し、一路まちゅんだ川に向かうチームシーバナナ。

しきりと


バナナ「野村の家 2階の窓にイスがぶっ刺さってるからなぁ!」


と野村アピールをするバナナに辟易しつつ、途中ザコビッチ2匹に


バナナ「ジョタロ!シブ!ウエーダーないと話にならんで。買え!ボウズくらうぞ!」

ジョタロ、シブ「ひっ!買います!」


ショボい釣具屋でウンコみたいなウエーダーを1万円で買わせる。



夜明け前にまちゅんだ川に到着し、バナナの案内のもとあらゆるポイントを攻めるチームシーバナナ。
(柏島の地磯も攻めた)









だが、どこにもベイトがいない。




「なんやねん、これあかんのちゃうん...」






うおおおお!一万も出してこんなクソウエーダー買ってもおたぁあ!!!ドチキショウ!!!

チーム全体にどうしようもない敗北感が漂う中

さすがチーム随一の実力者バナナ!




バナナ「よっしゃ!なんかきたわ!!!」





ババアのパンティーゲット!!!




すごく嬉しそうに照れ笑いするバナナ。


え?もしかしてこの海底のどっかにババアがブッ刺さってて、そっから上手にパンツだけ

脱がせたんちゃうん...どっかにババア刺さってんちゃうん!!!


別の意味で戦慄するナミボ。


結局この日の釣果


ババアのパンツのみ!



失意のまま宿毛のソウルフード、天下茶屋の焼き肉に向かうチームシーバナナ。




バナナ「...ベイトどこ行ったんや...」

赤子のシブ「...今年もボーズやな」


そんなそれぞれの思いを胸に




ハイポーズ!!!




ジョウタロウに


「チームシーバナナ10周年記念に作ったんすよ!みんな着てくださいよぉ!」


そういわれて渡されたチームシーバナナTシャツは


一同「おえ!くっさ!なにこれ!くっさ!!!」


強烈な刺激臭で着ると死ぬかもしれないので、風呂屋の洗濯機に放り込む。





え?つうか、チームシーバナナって結成10年も経つの?

そんなにやっているのに、いまだにパンツ一枚とかなの?


そんな思いを胸に、明日はこのTシャツを着て爆釣するぜ!(ムリ!)


ありがとう!ジョウタロウ!!!




カップ焼きそばにお湯を入れて、3分間待つ間の会話の最中に突然寝たバナナ。





高知遠征2018 2日目に続く  


Posted by ナミボー at 15:36Comments(4)高知遠征

2018年02月03日

高知遠征2017 二日目 ~中編~




前回までのあらすじ

•••というより、新年を迎えて2月に突入しているというのに、いまだに去年のGWの話を書いている事に我ながら呆れてしまう。さっさと終わらせるぜ....多分....絶対....無理。

P.S 復活したとかいいながら更新が遅くなった事を心よりなんとなくお詫びっぽい気持ちでいっぱいです...多分。


閑話休題

2日目も最初にバナナが釣った。


バナナが釣ったヒラはブッコ抜きサイズだったが、

一番でかいのを釣った奴がみんなに晩ご飯をゴチソウするという

勝ったもんが負けみたいなルールが出来ているので
(詳しくは前々回の記事を参照)

「あ、今日釣らなかったら晩飯タダで喰える!」

みたいなのが少しだけアタマによぎってしまうナミボ。


だが

そんなもんの為に高知に来てるワケじゃねえよ!!!

一匹釣って余裕の出たバナナは


バナナ「渋あっこや!あっこ!

赤子の渋「えー、あっこやんなー」

バナナ「そうそう、あの角や!ええサラシできてるやろ!」

赤子の渋「たしかにそうやなー。あそこ絶対出るやろなー」



まだ釣れていない赤子に一生懸命レクチャーしている。

赤子もそれなりにレベルアップしているので

バナナに教えられたところをしっかり狙えているのだが


バナナ「おかしいなぁ。こうへんか?絶対まだおるで!ええとこ通してるのになー」

赤子の渋「でそうやのになぁー」



二人とも?マークをアタマに載せながらキャッキャやっている。


まあ、俺もとりあえず一本釣っておくか。

赤子の邪魔にならないようにキャストし

ここしかないなってところに通してくるが

あれ?でないな。

そう思った瞬間、手前の影から


ドゴン!ババババ!!!


お!こっから出たか!!!!


ナミボにHIT!!!


ナミボの磯だけ妙に打点が高いので、タモを駆使してネットイン。

よっしゃ!.....うわ!結構ええサイズやん!余裕でバナナのよりデカイやん!
(一人だったのでブツもち撮れず)

こんなん釣ったらあかんがな、これ!

そんなことをブツクサいいながらも、自然と笑みがこぼれてしまう、

嫌がるヒラスズキが暴れて岩のくぼみにある水たまりの水を跳ねあげてしまうのだが


うわ!くっさ!なにこれ!くっさ!!!


ナミボの磯は高さがあるので、波で洗われる事がないのだろう。

水が腐っていてとんでもなくお下劣な臭いを発している。


うわ!くっさっくっさ!


顔にかかりパニックになっていると


ヤッヤッヤッヤッヤ!!


実に嬉しそうにヒラスズキが尻尾で水を跳ね上げてくる。


ヤッヤッヤッヤッヤッヤ!!


てめえ!くっさ!うわ、くっさ!ぶっ殺してやるぅうう!!!


ヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤ!!!


うわああああああ!マジで勘弁してエエェエエエ!


クサクサ汚水をブチまけてくるヒラスズキと格闘する事5分。

ようやくフックを外す事に成功し、ストリンガーに繋いで下の方の潮溜まり(臭くない)に

ヒラスズキをぶち込む。


ふう〜....まだ渋釣れてないんだ。


相変わらずアンアンやってるバナナと赤子。


バナナ「渋!なんでこーへんねん!はよ釣れや!」

赤子「知らんがな!」



みたいな事を言いながらもイチャつくように仲良くやっている。


そんな二人とは反対側のジョウタロウを見ると


あれ?こいつ、まだ船から降ろしてもらったとこにおるやん....


上陸してからそこそこ時間もたつのに、いかにもダメそうなところでキャストして

浅瀬で引っかかってアンアンしている。


おい、ジョウタロウ!なにやってんだ!奥いけよ!奥!


ナミボの磯からは横スクロールのアクションゲーム風に

ジョウタロウの居る磯の先が見えるのだが、明らかに奥の方がサラシもあって

めちゃくちゃ釣れそうである。

ナミボの磯からでも頑張れば届きそうだが、まだ釣ってないジョウタロウに悪いので


ナミボ「おい!ジョウタロウ!奥!奥いけ!めっちゃええぞ!」


大声でジョウタロウに指示をするのだが


え?え?なんすか?






まるで志村けん演ずるひとみばあさんのように小首をかしげながら耳に手をあてている。


なんやねん!奥いけ!奥!奥だヨォオオオ!!!!


大声を出しながら、奥を指差しオーバーアクション気味に指で指し示すと





ああ〜、オッケーっすよおお!


わかったような、わからないようなアホみたいな顔で首をコクコクと頷きながら


シュ!!!


その場でキャストを続けるジョウタロウ。


うわぁあああああああ!なんやねんこいつ!


あまりにもジョウタロウがポンコツ過ぎて、怒りすら覚えてしまうナミボ。

奥行けよ!このタコスケ!

しかもまた根掛かってアンアンやってるやん!



ドロップキックで海に蹴落としたいぐらいだが、ここからではどうしようもない。


ジョウタロウ側の磯の


ここは2番目に釣れそう!

みたいなところに大遠投でキャストするナミボ。
(1番目はもっと簡単に届くのだが、そこに投げるのはあまりにも悪いので2番目にしておいた)


ガッツン!!!


うわ、やっぱきたよ!


まあまあサイズのヒラをゲットするナミボ。


ジョウタロウ奥やぞ!奥!!!


ナミボがヒラを釣っているのをジッと見ていたジョウタロウに奥を指差して教えるも


シュッ!


またもやその場でキャストを始めるポンコツタロウ!

マジなんやねん!こいつうううう!!!


反対側の磯では


よっしゃ!きた!


またもやバナナが釣っている!


そこからナミボとバナナのルアーにアタリが多数!



うわ、トップで出るけど弾くわ!けどおもしれえぇええ!


余裕をかましてトップを投げるバナナにバンバンヒラが飛び出してくるが

ルアーを弾きまくる。


同じくリップルポッパーを投げているナミボのルアーにもバンバン出てくるが

いかんせん弾かれてしまう。


あ、こいつらルアーってわかってるんちゃうか?


ヒラスズキが口を閉じたまま下から突き上げて弾いているのを目撃してしまう。


でも、釣れないけどトップで出るの楽しすぎる!!!


その間、赤子にもヒットしたようだが、ことごとく一瞬でバラしてしまうようだ。



バナナ「なにやってんねん、渋!」

赤子「なんかバレるねん、なんやねん!あ!きた!そんでもってまたバレた!」




そうこうするうちに


あ!ついにポンコツジョウタロウが動いてるぅうう!


波を被るのを恐れているのかなんなのかわからないが
(比較的荒れているとはいえ、奥は高さがあるので、危なさは皆無に等しい)

安全第一なジョウタロウが、上陸した場所からようやく重い腰をあげて奥に向かって動き出した。


おっそ!ようやくやなぁ。


だが、へっぴり腰でノロノロとおっかなびっくり進んで行くジョウタロウを見ていると





あれ?こいつスペランカーの主人公やっけ?段差で即死する級に、ビビリながら進んでるやん。



横スクロールのアクションゲームで操縦者の意に反し、へっぴり腰のキャラがモタモタしながら進んで行くのを見守るナミボ。


段差で死ぬ事もなく、無事に50メートルぐらい進んで一番釣れそうなところでキャストした瞬間


ジョウタロウ「よっしゃ!きましたよおおおおお!」


ロッドがしなっている!









おおー!やったやんけ!!!慎重にいけよ!



ジョウタロウ「うおおおおおお!絶対に釣り上げてやるぞぉおおお!ドちきしょおおお!!!」


でた!すげえこうるさいジョウタロウ劇場!

離れた磯なのに、凄いうるさい!しかも意味不明の雄叫びをガンガンあげまくっている!



あ、バレました。


急に静かになったと思ったら妖怪ふすまみたいなキョトン顔でこっちを見てくるジョウタロウ。





.....なんなんだよ、こいつ。



妖怪ふすまことスペランカージョウタロウが活躍する後編に続く。


  


Posted by ナミボー at 11:09Comments(4)高知遠征

2017年12月24日

高知遠征2017 二日目 ~前編~






高知遠征 二日目の朝。

ビールを飲みながらの会話中に、例年通り

寝落ちをしてしまったバナナだが

今年は


ナミボ「うわ、そのままの格好で雑魚寝してたバナナが、いつの間にか布団敷いて寝てるぅ!!!」


寒くて夜中に目が覚めて布団を敷いたそうだ。

成長したのか、歳老いたのかわからないが

バナナ・・・オマエもか。

年月を感じずにはいられない。


とりあえず歳老いたクソバナナの事は無かったことにして

2日目も張り切って行ってみようか!



外に出た途端


「うわぁ!雨降ってるやんけ!死ねボケええ!」
「なんやねん!これ!誰の行いのせいなん?」
「オマエに決まっとるやんけ、このボケカスがぁああ!」
「誰かビール買うてきてぇええ!今日磯で飲む分のビールぅううう!」


悪態をつきまくる面々。

そう!チームシーバナナは雨が大嫌い!


雨が降っている時点で


「え?なにこれ?神の呪い?」






一気にやる気はゼロに。

恨めしく天を見つめるのだが、そんな事をしても雨がやむことはないので

渡船屋まで車を走らせる。



この日は昨日以上に海が荒れる予報だったので

船が出るかどうか微妙だったが


「これ船が出れば絶対釣れるなー」
「確実やろ!これ」
「渋でも釣れるんちゃう?」
「釣れるに決まってっしょ!!!」


適度な荒れ具合が港からでもわかる。

ドキドキしながら待っている我々の前に、船長が現れた。

船長「出航!」





「うぉおおおおおおおおお!!!!」


勝利したかのように歓喜するチームシーバナナの面々!

だが



彼だけは・・・



一緒になって大喜びしていたのに・・・














高知遠征の帰りの車中で

「僕、今回の高知遠征には参加してませんから・・・・・いや、マジで」

誰も聞いてないのに、突然居なかった宣言をしてしまう哀しみの赤子の渋はおいとて

いくぜ、ヤロウども!爆釣の向こう側へ!!!
(赤子のぞく)



船長曰くあまりにも波が高い+大潮で渡せる磯が限られてくるらしい。

カンザキとかいう

「あ、あれ、港から見えてるじゃーん!!!」

みたいな激近な磯に渡される。


昨日はナミボ+バナナの最強コンビと

ジョウタロウ+渋の最弱コンビに分かれたので


今回は最強のバナナと最弱の渋のコンビ

ナミボとバナナのバランスコンビに分かれる事にする。



こういう場合、船長が良いと思うところから渡される事が多いので

最初にバナナ+渋が磯に降りる。

地磯から少し沖にある磯で二人でやるには充分な広さだ。


次にすぐ近くのデッカイ地磯につけてから船長が

「どっちか一人渡れー。ここ歩き回れるぞー。もう一人は違うとこ行くぞー」


え?わかれるのか。

城太郎「俺が行きますようぅ!」

城太郎がカンザキの地磯に上陸。
(地磯といっても、船じゃないと来れないような場所)


一人になったナミボ。

船長が移動したのは城太郎が渡った先の反対側の地磯だ。


見るからに微妙な感じだ。

潮通しもさっきのところに比べると落ちる気がする。

渡るのを躊躇して船長に

「ここ以外どっかあります?」

と聞くと

船長「そやなー。はなれと神崎の間にいくか?あそこのほうがええかもしらんなー」

ナミボ「あ、じゃあそこにしてください」

船はまたしてもカンザキの地磯に戻る。


結局

カンザキの地磯(かなり歩きまわれる)に城太郎。

そこから20メートルぐらい沖の小学校のプールぐらいの磯(ハナレ)にバナナと渋

その間の、カンザキから10メートルぐらいの位置にある1ルームぐらいの磯にナミボ。

ギリギリ会話ができそうなぐらいの近場で釣りをするチームシーバナナ。



着いてそうそうタックルを組んでいると

沖向きで投げていたバナナが、内向きのナミボの居る磯とその先にある磯の間の

ちょうど水道になっているところに投げて

「よっしゃ!きたでぇ!!!」

ヒラスズキをかけている。

60弱なのでブッコ抜きを見せるバナナ。

おお!釣ってるやん!つか、そこ投げたら絶対来るよな!



二日目のファーストヒットもバナナがゲット!





高知遠征二日目の中編へ続く
  


Posted by ナミボー at 21:01Comments(6)高知遠征

2017年12月09日

ブログ再開の前に









お久しぶりです。

半年以上放置してました。

ブログを更新しなかった主な理由としては


正直、1円の得にもならないしめんどくさいなぁ


そのひと言に尽きるのですが、放置している間も

石川県のサーモンフィッシングで出会った人に


「ブログ面白いです!釣りブログで一番好きです!」


と言われ、しかもナミボが釣ったサケを2回もタモ入れしてくれた

めっちゃいい人に出会ったり


南紀の漁港でチマチマアジングしているアングラーに突然


「あ、なんか見た事ある!ブログやってる?


と言われ、交流をし、地元ならではの情報をたくさんもらったり
(情報1ミリも役に立たなかったです!カッキーさんありがとうございました!)

釣りブログしてて良かった事があった・・・

のかどうかは別として


とりあえず再開します!!!


半年以上前の高知釣行の事なんか

誰が興味あって、誰が得するのか、ちゃんと覚えているのか、

まためんどくさくならないのか

などなど、疑問と不安が満載ですが、再開するんだー!
(更新していない間にも真夏の地磯でヒラスズキ2匹釣ったり、落ち鮎パターンで爆釣したり、石川でサケ釣ったり、南紀でヒラスズキのごっついの釣ったりと色々記事にするような出来事はありましたが、めんどくさいので記事にはしません。)





その代わりと言っちゃなんですが

みなさんに一つ、良いテクニックをお教えしましょう。

シーバスや、青物、メバリングなどなど

どんな釣りにも使えるテクニックです。

これを読んで、明日から早速使ってくれ!






講義を始めるぜ!!!






普通に釣りに行きます。

一緒に行く友達に

ここのポイントめっちゃ釣れるねん。

ここはめっさ釣れるからなー。

このルアーでこうすれば絶対釣れるぜ!


などなど、出来るだけ吹聴しておきましょう。

一人で行く場合は、フェイスブックやツイッターなどで

釣りに行く事を宣言しておきましょう。


さて、釣り場に着きましたが、ウンともスンともいいません。

アタリどころかベイトもいないし、魚っ気もない。

一緒に行っている釣友も


なんやー、釣れへんなー。


そうボヤく事しきり。


さあ、ここで超絶テクニックの出番だ!!!


あなたは友人の目の前でおもむろに携帯をイジリだします。

訝しむ友人を前に



まるで、世紀の大発見をしたかのような顔をして、心の底から驚きましょう。



ん?どうした?


友人が驚いて尋ねてきます。

そこで、あなたは携帯の画面を見せます。




ん?なんだこれ?


ますますハテナマークになる友人に、ドヤ顔で言いましょう。



黒潮大蛇行


え?それが一体なに?

そう思う友人に間髪入れず、畳み掛けるように言いましょう。



ひどい、これじゃ釣れるわけがない。

本来なら釣れるのに・・・

まさかの黒潮大蛇行とは・・・ホント参った!



え?なんで黒潮が?

それが関係してるの?

こんな大阪のクソ汚い河川にも関係してくるの?

そもそも、ここって黒潮関係ないんじゃないの?




などなど、友人がなにを聞いてきても、どんな事をしてきても、あなたはひたすら



黒潮大蛇行・・・だぜ!!!


をひたすら唱えましょう。



さあ、次からは高知遠征2日目が始まるよ!・・・多分、絶対・・・

乞うご期待!  


Posted by ナミボー at 16:35Comments(8)どうでもいい話

2017年06月06日

高知遠征2017 一日目〜夜編〜









初日の釣行を終え、満足気なナミボ。

悲しそうな赤子とジョタロ。

ボチボチといったバナナ。

4人を載せて車は一路いつものあけみんとこへ。

バナナ「あ、コンビニ!ジョタロ!寄って!」

相変わらずビールを飲むバナナ。


今回の遠征で確信したが



バナナはビールに取り憑かれている。

最早病気のレベルだ。


そんなビールゾンビと化したバナナとヤマト運輸に寄り

初日に釣っても邪魔になるヒラスズキを発送する。


バナナは家に、ナミボはガレージエムのヒゲオ社長のお友達のイタめし屋さんへ。

段ボールにギュウギュウにヒラスズキを詰め込むナミボを尻目に

赤子とジョタロは

「早くしてくださいよー、クソどもがー」


釣れなかったひがみか車の中でブーたれまくる。


釣行中も少しだけ降っていた雨が本降りに。

ひえー!タスケテエ!

そう思いながらようやく手配を終える。
(中だと魚臭く迷惑なので、基本外で詰め込み作業を済ませた)


クロネコヤマトの女子プロレスラーみたいなガタイのいいお姉ちゃんは

初めて遠征に来た時は恐ろしいぐらいの剣幕だったが

年々対応が柔らかく優しくなっていった。

今年は笑顔も見られた。

「人って変わるんだなー」

そんな余韻に浸る間もなくあけみんとこへ。




この旅館に関しては年々ボロくなっていく

のひと言に尽きる。

だが、元からボロかったので、なにがどうなったかと言われても

よくわからないという不思議な旅館だ。
(ちなみに画像は2013年の遠征時に撮影したものです)


もうかれこれ6〜7年ぐらい来ているのだが

いつ来ても下の焼き肉屋は客で一杯で

泊まりの客もそこそこにいる。

繁盛しているのに、なぜここまでボロいんだろう・・・。

そんな事を思いながら、あけみにオニカマスを渡し

「おい、ババア、焼いとけ。肉と一緒に喰うたるわ」

をやんわりとした内容に変えて伝える。


とりあえず風呂に入るとするか。

部屋に入って相変わらずのボロさに納得しながら

赤子と風呂に行く。

今日は泊まり客がたくさん居るらしく、風呂を二つ湧かしているらしい。

どっちもどっちの風呂だが、先客のおかげで湯船は適温だ。
(何年か前に「今日はおばちゃんが入れたけん。いい湯にしといたけんねー」のあけみの言葉を信じ、湯船に右足を付けた瞬間、右足がモゲたと錯覚する程のアツさに死にかけた思い出がある)



風呂あがりにオニカマスと焼き肉を頂く。



オニカマスは塩焼きにしてもらったが全然旨くなかった。

あと、あけみのとこは米が臭いので有名なのだが

今回はそこまで臭くなかった。

臭い米好きのジョタロは少しガッカリ。

・・・ジョタロ、気持ちワルっ!!!


あけみの記憶能力がゼロに等しく、毎年交流を試みたのだが

全く新規の客として扱われるという事実を知ってしまった我々は

最早あけみと交流する気にもなれず、新規の客として振る舞い、

あまり話をする事もなく部屋に戻る。




渋「あー、なんであかんかったんやろ」

バナナ「日頃の行いやろ」

ナミボ「そういやタモどーする?」

実は最初の磯に渡る際に、赤子と荷物渡しのニイちゃんとの呼吸が合わず、ジョタロのヒーロータモのタモ部分だけが海に奉納されてしまうというハプニングが起きていた。
(過失的には赤子8ニイちゃん2の割合)

ジョタロ「そうっすよ。ヒーロータモはナミさんの分だけっすよ」

ナミボ「まあ磯によったらズリ揚げでいけるけどなぁ。」

バナナ「そんな事より明日はどう分かれる?今日はナミさんと俺やったやん。明日はどうする?」


ここで、ナミボとバナナ 赤子とジョタロでグーパーをする。

明日はナミボとジョタロ、赤子とバナナで決定。


バナナ「明日は勝負しようや!デッカいの釣った奴がみんなにメシおごるはどう?」

ナミボと赤子とジョタロ「え?おごるの?」

バナナ「せや!一番デカイの釣って皆に奢ってもらうとか、そんなんそいつ良すぎるやろ。デカイの釣ったらみんなに幸せをお裾分けせなあかんて」


ゴルフのホールインワンみたいなもんか。

初日は俺が数を釣ったとはいえ、一番デカかったのはバナナのヒラスズキだった。

正直優勝しちゃいそうな気もしないではないが、明日は状況がどうなるかわからんし。

全員一致でこのルールが採用される。

ナミボ「よっしゃ、それでいくかって・・・バナナもう寝てるやん!」

布団も敷かずに腹を出したまま会話の最中にグーグー寝てしまうバナナ。



まあええか。寝よか。


それが当然のようにバナナを無視して他のメンバーも布団に潜り込む。




その夜



誰かの声「ナミボ、ナミボ」

ナミボ「ん?なんだ?」

誰かの声「あの勝負を受けてはいけません」

ナミボ「ん?なんのこと?」

誰かの声「今日の釣行でわかったでしょう。バナナと同じ磯で釣っていて、1匹と5匹の差がついたことを」

ナミボ「ん?」

誰かの声「あなたはバナナを買いかぶりすぎています。そして自分を過小評価しすぎているのです。同じ条件で釣りをして、4匹の差はそのまま実力の差なのですよ」

ナミボ「ん?ん?」

誰かの声「実力が飛び出ているナミボにとって、明日の大きいのを釣ったら奢るというルールでは、明らかに不利なのよ。絶対に奢らされるわ」

ナミボ「ん?マジで?」

誰かの声「絶対に勝負してはいけないわ、ナミボ。あなたはメンバー最強の男よ。キングオブシーバナナなのよ。ザコ渋はもちろん、青ヒゲもクソビールも敵ではないのよ、だから絶対に勝負してはいけないわ!」

テーレーレーレーレッレッテー♪


あれ?気づくと明け方前だ。

そろそろ起きないと。

っていうか、先のはなんだったんだ?夢?それとも・・・






次回、高知遠征2017 2日目 前編に続く  


Posted by ナミボー at 23:19Comments(9)高知遠征

2017年05月27日

高知遠征2017 一日目〜後編〜











ヒラを釣ってホッコリしているナミボとバナナ。

カマスのみに終わり焦り気味のジョタロと赤子。


1日目 後編 スタート!


とりあえず釣ったヒラを赤子のカマスと繋いでみたが



こんなクソカマスいるかぁああ?

そんな疑問も湧いて来たナミボ。


横を見ると




バナナ「ジョタロ、写真撮ってや!」

ジョタロ「いいっすよー、バナニィ!」


嬉しそうに撮影をする二人。




バナナ「ホンマ穫れて良かったでぇ〜」

ジョタロ「良かったすね、バナニィ」

バナナ「ジョタロも今日は釣れるで」

ジョタロ「もちろん釣ってやりますよぉ」



ビールを飲みながら満足そうなバナナ。

自分も釣るぞと気合いの入るジョタロ。

この二人は他の誰かが釣っても


「おお!やるやん!」
「おめでとう!」
「ナミさん!タモ入れしたろか!」
「ちょっと待っててやー!」
「写真撮ってやるわ!」



等々、他のメンバーの釣果にも協力的かつ一緒に

喜んだりガッツポーズをしてくれるのだが
(もちろんナミボも含む)


残念ながらこの男だけは



他人の釣果にはほとんど無関心で

人が釣れても




「ふーん、あっそ」


タモ入れも全くしようとせずに傍観するか


赤子「いけっるしょ、ぶっこぬいてもたら」


と、チームワークゼロな事が今回の釣行で判明した。
(薄々気づいていたが)



大分前にタモ入れを頼んだ事はあるのだが、渋々やってくれた挙げ句



タモ入れ界のタブー中のタブー、秀麻呂もちをしたため



大事なタモをブチ折られる前に、この無知なる赤子を早急に教育しないといけないと悟ったのだが、あまりの本人のやる気のなさに



放置する事にした。


だが、そんな赤子でもヒラスズキの一匹は絶対に釣らせてやりたい!


そんな事を思いながら釣ったヒラスズキのワタ抜きをしようとお腹を割くと




あ、あれ、なにこれ?

こいつはキビナゴじゃねえぞ!何喰ってんだぁ?



お腹の中にはカニの幼生ゾエアが大量に詰まっている。


ゾエアパターン!?


なんだよ、それ、どうすんだよ。



ここは毎年恒例のキビナゴが出てくるパターンだろ?

バナナのヒラの腹からも大量のゾエアが出てきた。

むぅううう....キビナゴはどこに?


そうこうするうちに船が来た。

うねりも収まってきたので他の磯にも渡れるらしい。

船長が


「どこいくー?大観音いけるぞぉー」


だ、大観音!?


去年の高知遠征でバナナが一人で渡り、ヒラとブリを爆釣した磯だ!


バナナ「ジョタロ!渋!大観音行け!あそこブリの通り道やからめっちゃええぞ!俺去年爆ったし!」

船長「あそこはブリの通り道や!数年前に3万本揚がったこともあるぞ!」


俺とバナナ「え?3万本!?」


たしか、去年の船長の話では2〜3年前に1万本揚がったって話だったけど....2万本増えてね?


まあ、うさんくさい話だが、釣れるのは事実なので

ジョタロと赤子のポンコツ組に大観音に先に行かせて

余ったところにナミボとバナナで渡る事にする。


目の前にそこそこのサラシが広がる。

最初のところよりもそんなに移動は出来ないが

いい感じで何カ所か狙えそうだ。

奥の方に向かうバナナ。

手前の


あー、ここ狙って出なかったら、ヤバいよー


ってサラシの際を狙うナミボ。

3投目に


バッシャーン!


あ、でたでた。

出したった感満載で1本追加。


反対側のここもでるかもなー

そう思いながらサラシを撃つと


いてまっせー!


とあっさりともう1本追加。



数が釣れてありがたいのだが、高知の沖磯のヒラといえば

もっと型が良いのを期待しているのに

55センチ程度とサイズがイマイチすぎる。



65以上、70ぐらいのヒラしか釣れてなかったのになぁー。


そんな事を思いながら手前のサラシをボンヤリと撃つと


ギラン


うわ!マジか、今めっさちっさい35ぐらいのヒラが反転したぞ!


あんなチビッ子がこんな沖におったらあかんやろ!


そう憤慨していると反対からバナナが帰ってきた。


バナナ「1本バラしてもうたわー」


こちらの釣果を聞いてくるので

タイドプールを指差すと


バナナ「お、釣ってるやん2本も!」


これで俄然やる気が出たのか、再びキャストを始める。

ナミボがヒラを釣ったところをネチネチと攻めるバナナ。


ナミボ「....もう当分でないやろ。狙うなら青物やな」


今回のアタリルアー、サスケ裂波120 ピンクイワシカラーを沖に向かってしつこく投げると


ギラン


あ、なんかでっかく銀色に光る魚影が沖に


その瞬間ロッドが思いっきりひん曲がり


ギャアアアアア!俺のフェバリットルアーがぁあああ!


サスケがおそらくブリクラスであろう魚に持って行かれる。

多分ラインが根かなにかで擦れていたのだろう。


バナナにも伝えると


なんやてぇええ!


青物タックルに持ち替えて急いで沖に向かってキャストするバナナ。

ナミボもラインシステムをやり替えて

急いで投げると数投目で


バシャバシャバシャ!


ルアーの後ろで明らかにブリっぽい魚が波しぶきを上げてチェイスしてきたのだが


残念!のらず!


そこから沈黙の時間が続く。




もうダメっしょ。


さすがのバナナの心も折れそうになっている。

むううう


ナミボ「拝ませてやるぜ!バナナ!奇跡ってやつを!!!」


そう宣言し、サスケを沖のサラシに向かって大遠投するナミボ。


釣れるのかしらん?


と疑問に思いながら、宣言した第一投目が

手前の磯際の角まできて


あー、なんかショーもないサラシにルアーが入ったなぁ


そう思った瞬間

磯際の下から


バシャバシャバシャーン!!!


バナナ「うわ!ホンマに釣ってるやん!ブリ!?」

ナミボ「ちゃう!これ、ヒラやわ!」


慎重にやりとりして


バナナ「ナミさん掬おうか?」

ナミボ「あ、助かる。ちょっとコマしなサイズやわ」



バナナが無事ネットインしてくれて



今日一番大きい65センチをゲット。


バナナ「おー、ヒラまだでるんやぁ」


そう言って、最初に自分が撃っていた奥に向かうバナナ。

ナミボは


もう一回同じところ撃ったら出るんじゃね?


そう思ったので、同じコースをなぞるように攻めると





はい、サイズダウンに成功!今日のアベレージサイズ!

うーん、ちっちゃいなー。


そう思っているとバナナが帰ってきて


バナナ「うわー!やっぱ同じところで出たんや!同じところ出るかもと思ってやらせてもらおうと思ってんけどなぁー!やっぱ撃てば良かった!」


ナミボ「...う、うん、撃てば良かったね。」


さすがに5本釣ると満足を通り越して


バナナにもう1本釣って欲しかったなぁ。どうせチャイチーやし。



といった

変な上から目線の優しさも出てくる。


そうこうするうちにジョタロと赤子が大観音からすぐ隣の磯にチェンジしてきた。

チェンジ早々に



遠くの景色を見ながら菓子をむさぼり喰うジョウタロウ。


あ、これ、絶対あかんかったパターンや。
不貞腐れてもうてるやん。



あっという間に迎えの船がやってきた。

船で合流して話を聞くと


赤子「大観音爆風すぎ!」

ジョタロ「風が強すぎてルアー飛ばなかったっすわ、全然ダメ」

ナミボとバナナ「マジか、めっさええとこやのに」

ジョタロ「渋さんなんか、攻めすぎてエサ師に怒られてましたからねー」

ナミボとバナナ「え?オマエなにしてん?」

赤子「隣の磯でエサ釣りしてるジジイの前にめっちゃええサラシ出来てるから遠投して狙ってたら、10投目ぐらいに、そのジジイがこっち向いてめっちゃ怖い顔で ティッ! って言ってきたんすわ」



ナミボとバナナ「マジかー!オマエ30代後半にもなって、そんな怒られ方するってマジかよー!」


大笑いするナミボとバナナ。






赤子の称号はダテじゃなかった!!!



ナミボ ヒラスズキ5本

バナナ ヒラスズキ1本

ジョタロと赤子 カマス1本

結局バナナが釣ったヒラが一番大きかった。





次回 高知遠征2017 1日目〜いつものあけみんとこ〜に続く  


Posted by ナミボー at 17:05Comments(4)高知遠征

2017年05月18日

高知遠征2017 一日目







ついにきた!GWといえば高知遠征!

この為に働いていたんじゃないかってぐらい楽しみにしている年1回のビッグイベント!

去年はエブリィに男4人と遠征用の荷物パンパンで

「ひっ!スピードでない!ひっ!」
「音がうるさすぎるうぅううう!会話ができねええ!」
「うゎああああ!風に煽られて一車線ぐらい横にスライドするぅうう!」
「腰がいてぇええ!こんなんじゃ眠れねえっすよぉ!」

まさに 現代の奴隷たち 状態だったのだが

今年はガレージエムの社長に手配してもらったハイエースで

リッチかつ安全に行きますよぉおおお!



その前に登場人物の紹介


リーダー ナミボさん 通称サスケ使いのナミボ
アングラーレベル 19
特技 絶妙なあだ名をつける

このブログの作者であり主人公。チームシーバナナのリーダー兼司令塔。
言うことを聞かない頭の悪いメンバーに毎回手を焼くが
持ち前の優しさを発揮し、苦笑いを浮かべながらヘボどもを見守る。


ケータリング担当 ジョウタロウ 通称オウムヘッドのジョー
アングラーレベル 19
特技 ボヤーっとする

チーム随一のトリ頭。理解力が足りないのか、人の問いかけに対し
同じ言葉を繰り返すオウム並みの頭脳の持ち主。


ナミボ「ジョタロ!明日は晴れる言うてたっけ?」
ジョタロ「明日は晴れるんすかねー」


バナナ「オイ!ジョタロ!そっちにティッシュないか?」
ジョタロ「ティッシュ?…ティッシュあるんすかねー?」


赤子の渋「ジョタロ!いつものとこに行くんやんなー?」
ジョタロ「いつものとこに行くんすかねー」


1秒後に10秒しかリプレイ出来ないアバッキオのムーディーブルース超劣化版と
思ってください。(ジョジョの奇妙な冒険 第五部 黄金の風 参照)


レゲエ担当 バナナ 通称リアルレゲエマン
アングラーレベル20
特技 某釣り具メーカーと関わっているせいで情報だけがパンパンに詰まり
第2のアタマデッカチ星人と化して微妙な情報を垂れ流す。

チームシーバナナ随一の実力者。釣りの腕とセンスはまあまあだが
この釣行で

バナナ「あー、ビール飲みたいなぁ」
バナナ「ジョタロ!ビール買うてきてぇ!」
バナナ「ビール飲んでもうたから運転でけへんでえ!ゲラゲラー」

もうドン引きするぐらいビールを飲みまくる。
トドメは沖磯から上がった直後に

バナナ「あー、ビール飲みたいわー」
ナミボ「お前磯で3リッターぐらい飲んでなかったっけ?」
バナナ「あ!ジョタロ!ちと車止めて!ここのババアの店でビール買ってくるわ」


ハイエースから降りて一人で店に入るバナナ。

ナミボ「あいつずっと飲んでるやん!アル中やんけ!」
ジョタロ「そっすねー。アル中っすねー」
ナミボ「これで缶ビール2本ならまだ大丈夫やけど、6本とか買ってきたらあいつマジでヤバいぞ」
赤子「それはないっしょ!」
ジョタロ「ないっすねー!」
赤子「それにしても遅いなー…あ、戻ってきた!」
一同「うわぁ!!!!こいつまさかのロング缶6本買ってきてもうてるやーん!」
バナナ「ん?どしたん?カシュッ!グビグビ」


バナナ、アル中確定!!!

ボヤキ担当 赤子の渋 通称ビッグバディ
アングラーレベル 8

禁煙してミラクルビッグバディを手に入れてしまったが、
再び喫煙を始めてしまい、健康に良いどころか
ただのオデブキャラをゲットしてしまった悲劇の人。
今回の釣行で更なる悲劇に見舞われてしまう。




さあ、4人の冒険者達の物語を始めようじゃないか!


5月2日 夜 仕事をそそくさと終え、集合するチームシーバナナの面々。

赤子の渋ハウスにナミボの車を停めさせてもらい

ハイエースを借りて来たジョタロと赤子とナミボの三人でバナナハウスに向かう。

バナナを拾って一目散に高知へGO!!!!


ガレージエムの社長が用意してくれたハイエースだが

ジョタロ「これ、新車なんすよ。走行距離70キロなんす。しかも禁煙」

一同「ホンゲェエエー!」

釣りに行くのに新車て!しかも遠征行くのに!

ビビりつつも快適に進んで行くチームシーバナナ号。

連日の仕事の疲れもあって道中寝ようとしたが

メンバーの

「今回釣れるかなぁー」
「いやいや、釣れるっしょ!」
「2日目どうします?今日はでるみたいやけど4日は荒れるみたいっすよ」
「うそやろ!オレの情報では大丈夫やったぞ!」
「マジっすか!オレの見たやつではダメでしたよ!」
「釣れるかなぁ〜」
「・・・オマエは怪しいな」


などなど、車中での会話が弾みまくって全然眠れない。

一睡もしないまま交代で運転して、着いたよ!柏島!!!


いつもの渡船屋で沖に渡してもらうが、思ったよりも大分うねりが強い。

これはヒラスズキ狙ったら確実に釣れるな。

確信したチームシーバナナの面々だったが

4人一緒に渡された場所は

一同「....なんかビミョーなとこやなぁ」

うねりが強すぎて渡すところがあまりないようだ。

徐々にうねりも落ち着く予報なので

もう少し落ち着いたら移動させてもらえるらしい。


気の早いバナナがササッとタックルをセットして

バナナ「お先いきまっせ!」

と早々に開始している。

ジョタロは

「オレは青物狙いますヨォオオ!」

沖に向かってポッパーを投げ始めた。


ナミボと赤子も準備をしてヒラスズキを狙う。

降ろされたのが丘と呼ばれる大きめの島なので、かなり移動が出来る。

バナナが向かった方向に行くと



あ、あっさり釣ってるやん!はやっ!!!

バナナは中東系の明らかに

「ウミ?ソレ、ナニ?スナ?チガウ?オイルデルノ?」

みたいな顔をしているが、なかなかに釣りが上手だ。

さすがやるやん。

そう思いながら、ナミボもここぞと思うところに

割引の時に買ったサスケ裂波120 ピンクイワシカラーを撃ち込むと



はい、出ましたよっと。

型は小さいが手前のスリットから飛び出してきた快心の一本。

幸先良くヒラを釣って一安心のナミボとバナナ。


ストリンガーに繋いでいると

赤子が

「ヒラバラしましたわー。で、奥を狙うとカマスが無限バイトしてきますよ!」

え?カマス?



カマス祭り始まりました!!!


湾状になっているところにルアーを通すと

カマスが無限バイトしてくるのだが

ルアーがデカすぎてカマスの口に入りきらず

ポロリ連発。

赤子が3本ほど釣ったのだが、2本が波に攫われる。


ナミボも一本だけゲット。


それにしても恐ろしいほどバイトしてくるが

なぜかバナナだけには無反応で

「なんで俺にはアタリないねん!」

必死で投げまくっている。


こちらでヒラとカマスを釣りまくっているのに

必死でポッパーを投げ続けるジョウタロウ。

時折こちらを遠目で羨ましそうに見ているのがわかるが、何故か近寄って来ない。


赤子「やっぱ青物タックルやとやりにくいっすわ!」


青物タックルからヒラタックルに交換しに行った

赤子に連れられてジョウタロウもやってきた。

ジョウタロウも早々にカマスを一本ゲット。

この時点で一応全員安打達成!

だが、これが最初で最後の全員安打になるとは....。

高知遠征2017 一日目 後編に続く!

  


Posted by ナミボー at 21:21Comments(4)高知遠征

2017年05月11日

ブログ再開! 〜そして理想のアングラーとは?〜




新年会は諸事情によりなくなりました。

あしからず。
(新年会の記事に「マン◯商店!」と絶叫コメントをくれたかじやんさんとヒラやってる男さん!すみませんでした!)

そしてついに まさひろ がこのブログを発見したと情報が入りました。

これを見ているであろうまさひろさんに謹んでお詫びを申し上げるとともに

怒らんといて!お願い!!!

と心よりお願いしたい。

このブログを読んでる人なんて、全体で3人ぐらいやでぇ〜

だから大丈夫やでぇ〜!!!・・・多分。



で、タイトルの件に戻ります。


一流アングラーって何だ?

釣り界に凄腕っているの?

ふと、そんな疑問が湧いた2017年ある晴れた春の日のナミボ。



ことの発端はある釣り番組を見ていたときだ。

世間では一流と呼ばれるプロアングラーが魚とやりとりをしている。

某アングラー「デカイ!これはヒラスズキだ!」

そう叫び、真剣な顔でファイトをしていたが、数分後

某アングラー「あー!違う!青物だー!」

揚がってきたのはメジロ。

しかし

某アングラー「いやぁ、これも嬉しい外道ですよ。」

照れ笑いだかなんだかわからない笑顔でハニカミながら

ブツ持ちをする某アングラー。

それを見ながらぬるくなったビールをすすり

ふと、ナミボは思った。

プロの精度ってこんなもんなん?

昔テレビ番組で旋盤職人だかなんだかの人が触っただけで

0.001ミリレベル、ミクロン単位の厚みを当てた挙げ句

チュイン

と一削りしただけで、寸分の狂いもなく指定の厚みまで調整したのだ!

なんたるスゴ技!これぞ職人芸!


それにひきかえ画面に映るこのプロアングラーは

某アングラー「いやぁ、まさかですよ。ヒキ的にはヒラっぽかったんですけど、
なんかちょっと強いなぁとは思ったんですよねー。ま、結果オーライってことで!」


....バッカヤロウ!

オマエもプロなら掛かった瞬間

シーバス、703.5ミリ 尾鰭にキズアリ!

掛かりどころは…うーん、顎下!リアフックの二本が掛かっています

あ、今外れた!リアフックの一本が斜め42度で皮二枚で刺さっています!

ヤバいです!ヤバいです!

あ、今波動を感じた!

このシーバスの右上!2時の方向にヒラセイゴあり!

距離は・・そう、350〜355ミリの間!

あ、ヒラセイゴが今捕食した!

エサは…ヒイラギ!84ミリ!

あ!そのヒイラギは尻尾にキズアリ!弱ったヒイラギベイトパターン成立ぅううう!オレの予想は当たってたって事っすよぉおおお!!!



・・・・オマエはアクティブソナー以上か!

ぐらいの事は言えんのかよ。プロとして!

まあここまで行くと神の域に近くなるので、せめて

魚種ぐらいは外すな!

百歩譲ってスレ掛かりならまだなんとかギリギリ、ホントギリギリで
外しても許そう。

キチンと口に掛かっている魚の種類がわからん時点で

ナミボ的にはアウト!

大きさもミリとは言わないがセンチでは当てて欲しい!


そういえば、神の域で思い出したが神ってるとか神業とか

神ピッチングとかよく聞くけど、あれはなんだ!?

神をなめてるのか?

神だぞ!奇跡を起こす神様だぞ!

人類の創造主だぞ!?

たかがアイドルくずれみたいな女の子が時速100キロそこそこの球を

投げたぐらいで神ピッチングだと!?

そんなんで神と呼べるか!

むしろ、そんな神おったらイヤやろ!

そんなもん神界のチリ紙以下だぞ、むしろ、チリ神や!

神話の世界の神同士の闘いに時速百キロで球を投げるやつおっても

一ミリの役にもたたんわ!


突如ゼウスの前に神ピッチングのチリ神が降臨し、時速100キロの球を

ゼウスに向かって放った瞬間、ゼウスの瞬きの衝撃でチリ神は文字通りチリとなり消滅した。


ゴミすぎるだろ!


凄いのは認めます。

女子で百キロ投げられる人なんか限られてくるし、そうそう居ないのもわかる。

でも、それは神とは言わない。

せいぜい「凄いねー、速いねー」ぐらいだろう。

草野球で100キロとか超打ち頃のおいしい球速やし。



神界に入門できる神ピッチングの最低ラインは

投げた瞬間火が付き、燃えさかりながら時速一万キロで

一キロもスピードを落とさずにキャッチャーのミットに収まり、

ミットに入った瞬間ボールから賛美歌が聞こえ

空からラッパを吹きながら天使の大群がボールをお迎えに現れる。

これが出来てようやく神ピッチング。


凄いとは言え女子が頑張って百キロ超える球を投げても

神ピッチングとは言わない、決して!

普通に俺でも百キロぐらいなら投げれるし、むしろそれ以上出せる。

男女の差はあるとはいえ、その辺のおっさんが投げれる球を

神と言うなどもってのほかだ。


神スイングもくどくど言う必要はないだろう。

あのなんとかいうアイドルが嫌いなワケではないが、言わせてくれ。


オマエごときが神と呼ばれるなどおこがましいわ、バカヤロウ!



最後にナミボ的神アングラーの条件を皆さんにお伝えしよう。


1、ロッドは常にサビキセットを使用する。

2、ルアーはもちろんダイソーの100円ルアー しかもフックはバーブレス

3、ラインはナイロンの1号

4、それらを駆使し、水たまりにキャスト。

5、たまたま水浴びをしていた滝川クリステルのブラとパンツに電撃フッキング!


すっぽんぽんの滝川クリステルがビーナス的に手ブラ、手パンツ状態に!


これぞ神の降臨!神を誕生させた神アングラーである!!!



次は高知遠征2017を書くよ!!!お楽しみに!
(実はこれが一番言いたかった)  


Posted by ナミボー at 09:51Comments(11)

2017年01月06日

新年会やりますよのお知らせ




去年のまだ書いていない釣行記は後回しにして

とりあえずお知らせの記事です。

その前に、一つ気になる事を。


つい先日、車でNHKラジオを聞いていたのだが

男性アナウンサーが突然


◯◯にはおなーるという団体があります。
◯◯地方(ど忘れした)の方言でおなるは成長するという意味で
この団体名が付けられました。


と、話しだしたのだが


は?おなるという意味をこめておなーる!?


ハテナマークいっぱいになってしまうナミボさん。

確かに成長する意味を込めてのおなーる

凄く理にかなっているような気もするのだが、その団体は

明らかにあの意味を狙って付けているとしかいいようがない。

じゃなきゃ、相当クレイジーだと言わざるを得ない。

なんにせよ

真昼のNHKラジオで声高に放送してしまっていいような団体名ではないだろう。


だが、ナミボさんは声を大にしてこう言いたい。


おなーるしてもいいじゃないか、人間だもの。


・・・うわぁあああ!!!すっげええどうでもいい記事ダァアア!!

いくらおなるでグーグル検索しても成長するって意味の方言でひっかからなくて

泣く(東京都八丈島)

例 声を出しておなる

叫ぶ(岡山)

例 おもわずおなる


しか見つからないからって、こんな釣りに関係ないこと書くなんて

おい、おかしくなったのか、ナミボ!



コノヤロウ!!!


と、猪木ばりのグーパンチをしたくなるそんな皆さんに更に追い打ちです!




新年会やるぞ、コノヤロウ



シーバカ日誌新年会を開催します!多分!

場所、時間は未定。



現時点で参加を表明しているのは

浮き輪さん、ガレージエム社長 



2名のみ!!!


チームシーバナナが来るかも謎!


そんな会に参加したい人がいるならこの記事にコメントしてください!


本当に



やれるのか、シーバカ新年会、おい!





おっさん3人で居酒屋でひっそりと飲む会になりそうな予感がプンプンしつつも

それはそれで




アリかもと思うナミボさん。


〜次回へ続く〜  


Posted by ナミボー at 19:15Comments(3)

2017年01月04日

手取川サーモンフィッシング2016





去年の釣行で記事にしていないのが結構たまっているので

ボチボチ更新していきます。

11月に手取川サーモンフィッシングに行ってきました。

2014年に初めて参加してから3回目。

3回目ともなるとさすがに手慣れてくる。

まずはサケ釣りの命ともいえるサケトレーラーの補充をする。



「....サケトレーラーってなんだぁ?」



そんな世紀末モヒカンアタマな人たちの為に説明すると

サケトレーラーとは、10〜30グラムのスプーンにタコベイトを取り付けた

世にもふざけたルアーである。

そもそも

「はぁあああ?なんでこんなふざけたルアーで喰ってくるんだぁ???」
「こんなもん使わなくても、サケは釣れるだろうぅ??ああーん?」


な、世紀末モヒカン伝説なアタマの方も居るだろうとは思うが、そんな人には



「知るか!バカ!」

と言うしかない。

そもそもこれを一番最初に作成し、サケを釣った人に俺が聞きたいぐらいだ。

なんでこんな変なわけのわからんもん作ったんすか?


と。

そして、こんなわけのわからんルアーを喰ってくるサケたちにも聞きたい。

なんでこんなわけのわからんもんを喰ってくるんだぁ?



定説ではサケは遡上を始めるとエサを食わなくなるらしい。
(論争になるので、ここでは喰わない事を前提に話を進めます)

エサを食わないサケを苛つかせたり、昔の本能で口を使わせて釣るのが

サケ有効利用調査という名目のもとに許されるルアーフィッシングなのだ。
※勝手にサケを釣るとガチで逮捕されます。

そして、ここが重要。

圧倒的に釣れるのだよ、サケトレーラーは!!




嘘だと思う人は、サケ釣りに行ってスプーンなりプラグを必死こいて投げるといい。




そして、後悔するがいい!
※決してスプーンやプラグでも釣れないわけではない。釣果に圧倒的な差が出るだけ。



さあ、始めようか!手取川サーモンフィッシング!
※サケ有効利用調査という名目のもとに行われる石川県での合法的なサケ釣り


朝の6時に受付の管理棟に並ぶと予想通り長蛇の列。

毎年の事なので慣れているが、このクソ寒い中みんなよく並ぶよなぁ。

多分先頭の人は深夜1時とか2時から並んでる。

場所取りが重要なのだが正直

釣れるのは案外どこでも釣れる。

圧倒的にサケが溜まりやすいのが管理棟のすぐ前で、そこが激戦区だが

そこでなくても釣れる。

ただ、川幅も狭くスレ掛かりも多いため、一番人気のその場所には人が集中する。

少し下流に陣取るOさん。
(毎年行ってる人。いつもお世話になっております。)

ナミボは上流側を陣取る。

開始は7時からで、30分前には準備万端で川岸で待つ事になる。

「開始のサイレンが鳴ってから始めてください!それまでは投げたらダメ!絶対!」

受付の監視員のじいさんが

なにを言ってるか音割れがヒドくてわかりにくい拡声器で怒鳴っていても、

応募要項に注意事項として載っていても、

どこの世界にも




「聞いてないよー!」

みたいなダチョウ倶楽部的な人はいる。

全員が所在無さげにボーッと川を眺めているのに

なにを思ったのか、ナミボのすぐ上流に居るベイトタックルの若者は

容赦なくサケトレーラーをぶん投げている。

「......いやいや、おっさんわかりにくいけどガナッてたやん。つか、誰も投げてないしわかるやん」

たまに、自分だけ投げてる状況はおかしいと思うのだろう。

周りをキョロキョロ見回すが

「え?なんで自分ら投げへんの?余裕なん?ええのん?」

みたいな顔してフルキャストをかますベイトマン。

監視員のおっさんが少し離れた場所を通ったが

明らかに視界に入ってるっぽいのにフル無視されるベイトマン。

ナミボも

「いや、自分投げてるところ明らかに浅すぎて、超チャラ背やし、絶対サケおらんで」

そう思いながら眺めるだけにする。

そうこうするうちに7時。

サイレンの音がなり、全員がキャスト開始!!!

ここで、ベイトマンも

「あ!これ、開始なん!うそん!」

みたいな、少し恥ずかしげな顔をしつつも、フルキャスト。

ナミボはウエーダーなので、浅瀬をジャブジャブと真ん中まで突っ切って、いい場所を陣取ろうとすると

下流の中州からアングラーが上流に向かって浅瀬をゴイゴイ進んでくる。

「うわぁあああ!やっぱりそうっすよねえ!」

若干の期待を込めつつ前進したのだが、案の定、世の中は甘くなかった。

明らかにナミボに非があるのでスゴスゴ退散する。


下流に行き、Oさんのすぐ横があいていたので隣の人にも断りを入れて陣取る。

さあ、始めようか!!!


キャストをするが、やはり管理棟前の激戦区が良いようだ。

遠目でも竿がしなり、ちょこちょこ釣れている。

あれ、つか、なにあれ?

めっさ竿長いやん。

どうやらエサ釣りの人も混じっているようだ。

超長いのべ竿にタコベイト+サンマの切り身を付けた仕掛けで

結構な割合で掛けている。

「おおー、すげえなぁー」

負けじとナミボもここの釣りのセオリーを試していく。

河口付近なので常に流れはあるが、潮の関係で勢いが変わってくる。

流れに合わせてタコベイトの重さを変えていく。

底スレスレを漂わせるようにドリフトさせる

絶妙なルアーウエイトとロッドの角度と巻き取りスピードがマッチすると


ゴゴン!


根掛かりかと思うような重みがロッドに加わり、


んんん?なんだぁ?


と世紀末モヒカン頭になった瞬間


ギィーーーーー!!!


凄い勢いでラインが走り出し、ドラグは悲鳴をあげる!

「あ、そうそう、このヒキだ!これだ!これ!」

暴力的な鮭のヒキを思い出してワクワクしながらファイトをする。

毎回思うのだが、こんな狭い河川でやっているから穫れるのであって

鮭のヒキはそもそもシーバスタックルでやっていいレベルではない。

シイラ並みに引く上に重量感と持久力もある。

ナミボ史上最高のゲームフィッシングと言っても過言ではない!


多分!絶対!


今年は鮭の活性がいいのか、フックが口に掛かっている。
(初年度は口、2年目はほとんどスレ掛かりだった)

喰わせた感も強いし、なによりファイトが楽なのだが

それでも時折20ポンドのショックリーダーをパワーだけで楽々とぶっちぎっていくモンスターが掛かる。

楽しいので終了の3時までやって、メス4匹、オス2匹

カケバラシは2ケタとサーモンフィッシングを堪能したナミボ。



釣友のOさんも周りのアングラーもいい感じで釣れていた。

すっごい楽しいんだけど、唯一の不満


メスお持ち帰り禁止=イクラ喰えない


これだけはホントになんとかして欲しい。

イクラ喰わせて!メス一匹だけでいいから持ち帰らせて!絶対!!!
(メスは釣れた瞬間容赦なく監視員のジジイのジャッジ後、強制的に生け簀ボックスへ入れられる)

ちなみにメスは何匹釣ってもいいけど、全て没収。

オスは5匹釣った時点で釣り終了。

オスのリリースは不可で、故意にリリースした場合はカウントされるらしいが

そもそも監視員のジジイもそこまで暇じゃないから、カウントなどしていない。

去年は監視員のジジイもさぼり気味だったので、今年こそ間違えたフリをしてコソッと

メスをストリンガーに繋ごうとしたら

それ、メスやでー

遠くからジジイにさり気なく注意された。

なんでジジイのくせに目がいいんじゃゴルァアああ!!!



サケの遡上率が全ての釣りだが、その魅力的なファイトを味わいに今年も行く事になるだろう。

そして、いつかはキングサーモンとか、なんかそんな感じの

海外のサケをアラスカかどっかで釣ってみたいと思う今日この頃である。


〜あやふやな抱負で次の釣行に続く〜  


Posted by ナミボー at 17:00Comments(2)

2016年11月30日

サヨリパターン再考察と浮き神さま降臨!







サヨリパターン。
それはシーバスが細長いサヨリ達の群れに突撃し、
映画なんかでよくある
「わぁー!なんか襲ってきたー!」
「アブナイー!」
「ニゲロー!」
「ワー!」

的なサヨリ達のパニックムービー状態である。





一時は難攻不落と言われ、凄まじいボイルをするけど全然釣れなくて
ひたすら悶絶するだけという人間界に置換えるなら
キャバ嬢に貢ぐけどヤラしてくれなくて
「わぁー!ひとみちゃんから同伴のお誘いキター!もうすぐヤレるかなー?ワー!」
という、いわゆる独り相撲パターンでもある。

もっと簡単に言うと

釣れないバチヌケみたいな釣り。

これでシーバス釣りをする人には十分以上に伝わる。

だが、時は2016年、そんなサヨリに悶々とする日々にも終わりが来た!

浮き輪星人、またの名を憂鬱のSAM改め

浮き神さまがナミボに必勝ルアーを教えてくれた。

浮き神さま「ナミボ、これ投げたら釣れるで」

浮き神さまを100%信頼する信者ナミボは2個も購入したが、ゲスの極みバナナは

バナナ「はぁあ?そんなもんパラガスでええっちゅうねん!半額やんけ!」

そう豪語していたのだが

結果、バナナは見事に撃沈し、

遅れてやってきた赤子の渋から

バナナ「ちょ!渋!オマエのそのルアーを俺に貸せ!」

赤子から浮き輪推奨ルアーを強奪していた。

浮き神さま推奨の必勝ルアーのおかげでそこそこいい釣りが出来たナミボだが、如何せん

63センチしか釣れない!!!

ほとんど63センチ!

なにがなんでも63センチ!

たまに65センチや68センチも釣れるけど

え?オマエ、もしかして同一スズキ?

と疑いたくなる位63センチが釣れる。
(写真撮ってるし、あきらかに違う個体なのだが、なぜかどいつもこいつも63センチばっかり)

なんせ3回釣行し、73センチが1本であとは60センチクラスが11本m40センチクラス1本で

圧倒的に60クラスしかいねえ!!!


もう、ここは60センチの集会所だ!だから

「めんどくせえからタモもいらん!60釣れたとしても、タモ臭くなるし、いらん!!!」

テトラポッドを歩いている時に、タモを持って来なかった事に気づいたが、めんどくさいし

強引な理論をアタマの中で展開してそのまま一人で釣りを始めることにする。


サヨリパターン 4日目 浮き神さま 降臨の章


この日は風がそこそこ強かったが人も多めだった。

いつもの場所には先行者あり。

開始早々、その先行者の沖で

「グワッシャバシャグワシャァアアアア!!!!」

という爆発音というか、なんというか

とんでもない音がしたので

ナミボ「ひ!!!なに!?なにが釣れたんだぁ????」

と?マークいっぱいで見ていると、次の瞬間

「ギャワ、ガァガァガァガァガァ」

カモが不自然な姿勢で水面を滑るように走るのを見て

ナミボ「うわ、カモ引っかかったんや。これはめんどくせえやろなー」

と気の毒そうに観察していると、ナミボに即効でヒット。

即バレ。

次も即ヒット。

これは60ぐらいだなー

タモもないので、手前に寄せて見ていると、勝手にオートリリース。

しばらくすると、またもヒット。

手前に寄せてくるまでもなく

うわ、これも絶対60ぐらいやで

予想が外れる事もなく60クラスがこっちに寄ってくる。

タモないし・・・

ランカークラスなら恥を忍んで離れたところに居るカモハンターにタモを借りるのだが

これぐらいだとなぁ。

フィッシュクリップで掴もうと四苦八苦しているうちにオートリリース。

ふぅうう。

つうか、俺、なんて贅沢になってるんだ!




落合んとこの福嗣みたいになってもうてるやん、オレ!!!

ちょっと前やと60クラスとか

「うわ!でっかいやん!」

ってなってたのに。

己のあまりの福嗣ぶりに驚愕しながらも

この場所のあまりの60クラスの品揃えに

「おいいいいい!ランカー釣らせろよ!サヨリパターンやぞ、ボケええええ!!!」

と理不尽なオレ流を爆発させるナミボ。

そのうち

「こんなバシャバシャ派手にサヨリを追いかけ回す輩にランカーなんかおらんやろ。」
「つうか、ランカーどころかナナマルもほぼ皆無。前釣った73もマボロシ!ホントはウソ!」

などと、自分の釣果すら否定してしまうナミボ。

そんな、ますます福嗣的なオレ流ナミボにlineが届く。

「今から行くでー」

あっ、浮き輪さんだ。

すっかり信者化してしまったナミボは浮き神さまの降臨をまつことにする。

やってきた浮き輪さん

ナミボ「あれ?タモだけっすやん?ロッドは?」

神さま「いやー、ナミボがタモ忘れた言うてたし、俺は今日は釣りはええねん。」

うわ!めちゃくちゃええ人やん!こんないい人他におる?

矢井田瞳はかつて

カミサマはいなーい

とノリノリで歌っていたが、そんなバカ矢井田に




そのブサ◯クな顔面をチギって山下清風のちぎり絵で再現してやろうか!!!!ゴルアァ!!!

もともとパースが狂っている矢◯田瞳をドツキ回して

更にピカソ作品の絵に近づけてやりたくなるぐらいの神っぷりだ。


ここに居るだろうが!浮き神さまがよぉー!!!


全世界に発信したくなるぐらいの神っぷりの浮き輪さんと談笑しながら

楽しく釣りをするナミボ。

多幸感に包まれ、もうこのまま帰りたくない…

うわ!さむっ、めっちゃさむ!浮き輪さんのSAMとは関係ないけど風強くて寒すぎる…

いつの間にか小雨も降ってきたし、寒いし今日もロクマルしか釣れないし帰ろうかと思っていたが

せっかくタモをもって浮き神さまが降臨してくれたもんなぁー。


…来てくれたばっかで気まずいけど…帰りてぇなぁ


冷え切って我慢の限界がきたころに


ドコドコドコー


ナミボ「あ!きた!きたっすよー。」

浮き神さま「おおー、掛かってるやん。」

ナミボ「あ、すぐ寄ってきたからどうせロクマルっすねぇー」

ナミボ「あ!違う!これ違うっすよぉー!デカいっすわ!スレじゃなきゃデケェ!」

沖に向かって走り出す魚。

今までの魚とファイトが違う!

沖に走る魚の重量感とパワー。

これ、スレだとしてもデカイぞ!あ、首ふってる!これ、スレじゃねえ、あ、フック一個外れたっぽい!

浮き神さま「でっかいやつは一旦すんなり寄るけど、近くまで来ると猛烈に走るからなー、きっとデカイでー」

浮き神さまの言う通り、これはナイスサイズ!ランカーいっただろぉうううう!!!


手前まで危なげなく寄せてくるが、最後の抵抗で思いっきり下に潜られ

タモを構えていた浮き神さまが


浮き神さま「うわ、ナミボ、あかん、手前のテトラにライン引っかかってるで!」


あー!ほんとだー!


だが、冷静にロッドさばきでかわすナミボ。

最後は浮き神さまにネットインしてもらい、ランカーを無事ゲット!!!




バカヤロウ!76センチしかねえじゃねえか、ドチキショォオオオオオ!!!


結局サヨリパターンでランカー釣れませんでした。

浮き輪さん、ナイス情報とタモ入れとおいしいコーヒーごちそうさまでした。

今度丹波屋のおはぎお供えします。  


Posted by ナミボー at 17:12Comments(2)

2016年11月17日

サヨリパターン結果と考察





4日間ほどサヨリパターンを攻略するために通ってみました。
結果を報告する前に、「俺はサヨリパターンを攻略した!」
といえる為の、レギュレーションを説明します。
(あくまでもシーバカ日誌の独自ルールなのであしからず)

1、サヨリパターンを攻略したと言えるのは3本以上を釣り上げた時のみとする!

2、但し、釣り上げたシーバスはいわゆるスズキサイズの60センチ以上とする!

3、その日の夜のみとする!

更に注意すべき点もお伝えするぜ!

初めてサヨリパターンをやるものの心得!

サヨリパターンとは、表層付近を泳ぐサヨリにそっとルアーを紛れ込ませなければならい。
それゆえに、サヨリが引っかかりまくるのだが、こいつがまた
とんでもなく臭い!
「うわ、ちょっ!オマエなんなんすかー!くっさ!」
ってなりながらフックに絡まるサヨリを外さなければならない。
故に

手が臭くなる事を覚悟せよ!

「あれ、脂がのってうまいねんぞ!」と言う人も居ると思うのですが、
「あれ、うまいとか以前にくっさいねんぞ!」とナミボは声を大にして言いたい。
この強烈なオイニーの生き物が「食べ物」として分類されていることに違和感を覚える。
「え?ジャンル的には臭豆腐?鮒寿司?ドリアン?シュールストレミング?同じ扱いでいいの?」

ボイルしてる=サヨリ暴れ回る=ルアーにサヨリ引っかかる=外す=手臭くなる

この誰も覆せない方程式に立ち向かえる心を持つ勇者にしかシーバスは釣れない。
横着こいて「わぁああああ!くっせえええ!うぜえぇええ!」と海面にサヨリごとルアーをバチコンして外すのはやめた方が良いだろう。
バナナがしてたので、マネしたらルアーがまっ二つになった。

もう、どこの誰の攻略ブログにも書いてないが、これだけは真実としていえる。

オイニーを制するものがサヨリパターンを制する!

以上を踏まえた上で、サヨリパターン、スタートゥ!!!


(イメージ的には右がナミボ、真ん中バナナ、左が赤子)

1日目 ナミボ60アップ6本、40センチ1本 サヨリパターン攻略!
(なんで釣れたのか疑問満載だが、多分運。)
バナナ 0本 赤子の渋 0本 敗北
この日、ナミボのリールから激しいシャリシャリ音がして周りにもうざがられた。

2日目 ナミボ60アップ3本 またまたサヨリパターン攻略!
但し、前回の釣行でメジャーとプライヤーを落としていた事に気づく。
更に、シーバスを外す時に暴れてタックルが海に落ちる。救出できたが、シャリシャリ音が軽減されるも、なぜかアタリもなくなる。
バナナ 60アップ1本50アップ1本 敗北

3日目 ナミボ60アップ2本 敗北
赤子の渋 バブバブ言うのみで 0本 敗北
シャリシャリ音完全に消える。アタリが極端に少なくなる。12連続キャッチしていたのだが、この日2バラシをする。


4日目 「昨日サヨリパターンの攻略動画見た!」「スーパームーンにお祈りしてからやるのが吉」 オカルト釣法の申し子、赤子の渋が60アップ2本、50アップ1本で惜しくも敗北!
ナミボ 60アップ1本 敗北
但し、シーバスを外していると「うわ!テトラの底の方の隙間に黄色のメジャーあるやん!」初日に落としたメジャーを救出。ある意味勝利!新しいのもう買っちまったけど。

以上の結果を踏まえた上で、サヨリパターンを考察します。


1、ゆる巻きで巻く

2、サヨリにやたらと当たるところではストップしてみる

3、ルアーは重要!サヨリにコツコツ当たるルアー必須

4、オカルトを信じる人はスーパームーンに祈る、もしくは月に向かって手を合わせる。あと、リールはシャリシャリ音がすればするほど良い。カキ氷作ってるのかよ!と言われたらその日は大漁。

5、運・・・うん、運。



サヨリパターンをざっくり一言でまとめるなら

手が臭くなって、石鹸で何回洗ってもオイニーがとれねえよ!しかもなんやねん!ランカー釣れると思ったのに、13本釣って、ほとんどが60センチぐらいじゃねえか!バカヤロウ!  


Posted by ナミボー at 14:17Comments(3)

2016年11月15日

サヨリパターンを攻略せよ!


落ち鮎パターンで釣れまくって

「•••落ち鮎パターンはもういいや」

ってなったナミボ。
だって

行けば釣れるじゃーん!

とアホ丸出しのヘソピアスギャルばりに



ヘソピー天狗状態になっていた。
多分、この時のナミボはデコに アホ と書いていただろう。
アホ丸出しのヘソピーをして

「男どもは全員私の と•り•こ♥」

とか言っちゃう超ド級バカ女ぐらいの勘違いヤロウだった。

「俺にも釣らせろぅ!」

と言ってきたバナナに対し

「はぁ?3回連続でロクマル、最後にはナナマルも釣ってもうたんやぞぉ!
落ち鮎パターンは完全に攻略したお!」

「あのやり方やったらボウズないわ。オマエにも釣らせてやんよ!」

と、二人で意気揚々と行ったのだが

ほんげー!!!

ってなるぐらいビビるぐらい釣れなかった。


(画像のこいつはモンゲーです、あしからず)

そんな意気消沈したところに奴が



「ナミちゃん好調らしいやん!ボクにも釣らせてよぉー!」

と騒ぎだした。

「仕方ない、小汚いシーバスを釣らせてやるか。」

•••つうか、もう小汚くてもなんでもいいから簡単にシーバス釣らせてぇ!

早速情報を集めるナミボ。
浮きピューターに聞くと、サヨリパターンが好調らしい。
浮き輪さんもちょいちょい釣っているそうだ。
でも、サヨリパターンてデカイの釣れるけどムズいって聞くよなぁ。
躊躇するナミボだったが
まさひろの鼻息がロウソク100本消すぐらいの勢いになってきたので
行く事にする。
一人だとお守りしきれない可能性があるのでバナナと渋も誘う。
釣具屋でサヨリパターン用のルアーを物色していると、バナナから

「パラガス買っといて」

と連絡が入る。
え?パラガスでいいの?と思ったのだが
他のサヨリパターン用は概ね2000円代に対し、パラガスは1080円とお安いので

「あ、半額に釣られたな」

とほうっておくことにする。
教えてもらった現場に着くと、浮き輪さんとバナナがすでに来ていた。
浮き輪さんにガイドしてもらいながら釣りをはじめる。

バシャバシャバシャー!
ドーン!ドーン!


日が沈む前なのに、アチコチで海面が炸裂したかのように激しくボイルしている。

うわぁあああ!これがサヨリつきシーバスの補食かぁああ!

何年か前にも見た事があったが、こんなに広範囲でだだっ広い場所でやってるのを見るのは初めてだ。
生命感に溢れているので、テンションあがりまくる。
でも、どうせ釣れないんだろうなぁ。
つうか、こんだけ広範囲だし、ボイルも法則性ゼロやん。
サヨリが多すぎて、一面サヨリの絨毯で、そこにシーバスが
思い立った瞬間、闇雲に突撃してるだけじゃん。
半信半疑で浮き輪さんオススメのルアーを投げていると

ドン!ドン!トンドン!ドン!ドン!ドン!

ロクマル5本(最大68センチ、あとはなぜか63センチばっか)
40センチ1本(え?オマエ、サヨリ喰えんの?って感じだったが、ガッツリ口に掛かってた)
ナナマル1本(シッポスレの73センチ。スレだけに死ぬほどひいた)
※めんどいので写真はなしです。あしからず。

4時間ほどの釣行でロクマル以上6本という好釣果をたたき出したナミボ。
周りも全く釣れず
並んでいたアングラーは入れ替わりで、居なくなっては新しい人が現れの繰り返しだった。
浮き輪さんは1本釣った時点で満足し、颯爽と去って行った。
(見渡す範囲では10人近く人が居たが、キャッチしているのを見たのは浮き輪さんだけだった)
バナナも渋も掛けバラしのみ。

サヨリパターン攻略した!••••いや、なんでやろ。なんで俺だけこんなに•••

逆に気持ちワルゥう!!!!


サヨリパターンを攻略してしまったのか、ナミボ!?

次回へ続く•••多分
(※ちなみにまさひろは「あ、仕事入ってたわ!忘れてた!ブヒィ!」言うて来なかった)  


Posted by ナミボー at 13:38Comments(0)

2016年11月10日

ナミボ、芸術の秋に前衛アートに出会うの巻き







本来なら、らっきょゴムボートの続きを書く予定でした。

他人からしたら

仲良し家族の写真が裏一面に載ってる年賀ハガキ


しかも、これ、よく見たら宛先が隣の家じゃん!


的な、殴りたくなるぐらいどうでもいい記事を書くはずでした。


でも、そんなトローリング中にタックルをペンペンに奪われそうになって

大慌てしたおっさんのことなんか、ホントどうでもいい!


そう思える事態に遭遇したので、そのことを記事に書くことにします。




其の前に前置きをしましょう。


~プロローグ~


最近シーバスが好調だ。

だからといって、湾奥のサヨリ付きやイワシ付き

ドブ川に住んでるような小汚いシーバスにはあまり興味がない。

なんというか


小汚いシーバスは、もういいや。


そんな感じだ。
(もちろん歯が鋭い、細長い刀みたいなペラペラの魚を釣るなどもってのほかだ)

釣り人で溢れかえった都会で釣るよりも

むしろ、大自然を感じながら釣りたい。


そう思いたったナミボは

人の体験やネットの情報を、自分の経験として語りだすスタンド


「他人の記憶は俺の記憶」
(マイビッグヘッド)



を持つ浮き輪星人に連絡する。


ピピピ、ナミボ、コトシ、イツモノ、オチアユ、ウンコ


との返事が返ってきた。

早々に起動した浮きピューターに


なぜだ?浮きピューター!?


ふたたび問いかけると


ピピピ、コトシ、カセン、カタチ、カワッタ、アサクテ、シーバス、イナイ


なんだと、バカヤロウ!


でも久々にシーバスが釣りたくなったナミボは

アタマパンパンになった浮きピューターから有効そうな情報を引き出し、ポイントに向かう。


大自然だが全く釣れない。

浮きピューターに


全然釣れないすよ!なんなんすか!?


文句を言うと


ピピピ、ソコ、アサイ、ジョウリュウ、ソコニ、カツロ、アリ


膨大な情報を垂れ流してくる浮きピューター。

まるで自分がその場に居るかのように

細かい指示を出してくる。


こ、これは!スタンド「他人の記憶は俺の記憶」発動してるやん!


だが、あまりにも的確かつ納得できる指示だったので

その通りに上流に向かうと


もうバンバンアホみたいに釣れる!



50近いチヌ3連発のあとにシーバスもボンボン出てくる。

ロクマルが飛び出してきて丸見えで楽しい!

3日ほど通ったがボウズなし!

最終日は強烈にひく腹パンパンのナイスなナナマルが釣れた。

…あ、写真はアップしません。

写真には撮ったけど、めんどくさいのであしからず。

つうか、そこはまあどうでもいいんで。


人に魚を釣らすのは自分が釣るよりも難しい。

居ないにも関わらず的確な指示を出す浮きピューターを

改めて見直したナミボ。

(ナミボの釣果を聞いてハァハァしちゃった浮き輪さんが出撃するも、ロベルトしまくりで死にたくなったのは秘密)


マイビッグヘッドすげえ!


だが、それも携帯の待ち受け画面を自分の子供にしてる奴と同じぐらい


他人からしたらマジどうでもいい!!!



そう!ここからがホントの本題!



最後に釣ったナナマルは眼にフックが刺さったのでお持ち帰りすることにした。

腹パンパンだったので捌いてみると

予想通りタマゴが入っていた。


シーバスのタマゴの煮付け旨いんだよなぁー


喜び勇んで煮付けにするナミボ。

2、30分ほど煮込んで

ひときわ大きいタマゴを箸で摘まんで小皿に盛った瞬間






うわぁああああ!


これをハッシュタグにすると


#シーバス #タマゴ #煮付け #チン〇


すげえ簡単に片づいちゃうんだぜ!

アホくさ!


おしまい。  


Posted by ナミボー at 00:31Comments(3)

2016年11月08日

デスボールきえぇええ!ゴムボシイラ後編





あらすじ

•••あらすじですと?前回の記事を読みなさい、この下等生物どもめ!
え?前回の記事の予告と今回のタイトルが違うですって?
ホッホッホ。
なにを細かい事言っているんですか、この下等生物どもめ!
デスボール!キェエエエ!






とにかく誰でもいいから罵りたい衝動に駆られるストレスマックスなナミボ。

さあ!ブログを始めますよ!下等生物ども!


※その前にお知らせとお詫び

クレニー さんから
「つか、お前かえれ。 笑いました! とても真剣に読んでて、いきなりで笑 釣りと笑いの参考になりました!」
とコメントを頂いていた
2011年9月30日の「シーバスにカラーは有効なのか?俺的結論!」
という記事がナミボの手違いと、ナチュラムのややこしい設定のため
一度消えたのですが、キャッシュから復活させることができました。
但し!新しい記事として!
もうめんどいのでそのままいきますが、混乱しないようにしてくださいよ、みなさん、ほっほっほ。








らっきょ様「さあ、飛ばしますよ。」

らっきょ様「ナミボさん、しっかり掴まっていないと吹き飛ばされてしまいますよ!」




疲れきった中年男性の歩くスピードを少し下回る程度の高速で移動するパチスロハイエナ号。

搭乗する際、あまりの恐怖に普通のライフジャケットとウエストベルトタイプの2つを装着し

らっきょ様「どんだけ命が惜しいんですか、この下等生物め、ほっほっほ」

と笑われていたのだが

発進した瞬間

ナミボ「あ、たしかに!これはいらねえな!」

安心するナミボ。


海面は舗装された高速道路のように穏やかな凪でありながら、

沖に浮かぶ島はいつまでたっても遠いままだ。


これは!なんて安心スピードなんだ!!!


らっきょさんの船長っぷりもなかなか堂にいっている。


例えるなら金属バッドをもったカツオが、メガネのない波平に挑むかのような

余裕に満ち満ちた気分だ。


それにしてもあの島に全然近づかないぞぉー?

動いているのかぁ?

古内東子的なのかぁー?

追いかけられると逃げたくなる島なのかぁー?


あたまのなかで

追いかけられると〜にげ〜たくな〜る〜♪

な、古内東子の迷曲「誰より好きなのに」がアタマを巡る。




ホントアタマにくる歌だよなぁ〜。ってか古内東子は顔も含めてホント嫌い!

そんな事を思いながらノンビリ進んでいくと

らっきょさんが


このパチスロハイエナ号のスピードはトローリングに最適な速度を保ちながら
高速でうごいているのですよ、ホッホッホ。


そう言ってルアーを流し始めた。

なるほど!さすがハイエナの帝王!やることにそつがねぇ!

感心してナミボもトローリングを始めようとすると


うわぁ!


らっきょさんが突然バグってしまったのか

フリーザ様ではあり得ないような奇声をあげる。


どうしたんすか!


パチスロハイエナ号の前方に乗っているナミボがするどく振り返ると



まさかの次回へ

つうかまだひっぱるのかよ的な 「パチスロハイエナ号3 〜そして伝説へ〜」 に続く  


Posted by ナミボー at 15:43Comments(2)