2019年08月09日
高知遠征2019 〜初日の巻〜
2019年 春
GWを目前にしてチームシーバナナは悩んでいた。
場所どこするぅ?
車どするぅ?
日にちどするぅ?
この3大どうするねん問題をチームリーダー・ナミボが素早く解決して行く。
場所 沖ノ島!高知の!
えー!また高知?宿ないんちゃうん?あけみに電話したら無理言われたで!宿ボロいのに!
電話したら旅館いけた!初期の遠征の頃に泊まったとこ
え?もしかして宿のオヤジにダマされてソーダカツオをヤイトカツオいうて刺身喰わされたとこ?
そうそう、めっちゃ腹壊してニンニク酒飲まされたとこ!
ああー!あっこっすね!
僕、そこ行ってないよ、バブバブ
赤子はまだチームに入ってなかったな。
車は決まってるだろ!ジョウタロウ!
オマエ、車出せ!
えー!嫁に釣りに使うの禁止言われてるんっすよ!
今回ジョタロはガソリン代ださんでええし、なんなら車代払ったるから!
よっしゃあ!ええっすよぉ!
・・・ええんんかい
絶対に水濡れ厳禁スよ!特に渋さん!あんたの装備毎回ショボいんすよ!バッカンかボックス的なの用意してくださいよ!
じゃかましいわぃ!ショボないっちゅうねん!
(全員白い目で渋を見つめつつ)いや、とびぬけてショボイやろ。
・・・
日にち 5月3、4、5日!
子供の日は外して下さいっすよお!息子のお祝いするんすよぉお!
なんやそれ。なんの風習やねん。ジョウタロウ家、キモっ!
キモくねえっすわ!何言ってんすか!
じゃあ5月2、3、4日で!
了解ッスよぉおおお!
いざ、いくぞ!沖ノ島!
相変わらず赤子は運転しようとしない。
しかし、誰もその事についてツッコミもしない。
完全なる赤子ポジション
こいつ・・・マジか。
なんなんだ、こいつは。
後部座席でボーッとする赤子を見てたら本当に大人の姿をした赤ん坊に見えてきた。
見た目はビッグダディ、中身は赤子・・・なんだ、この存在は・・・。
ひっ、なにこいつ、超コワイ、ひっ!ビッグダディよりタチ悪い!
はぁー、この7時間半がダルいんすよねぇ、さっと着いてさっと釣りしてはよ帰りたいんすわ。
ひっ!運転もしないのに、なんか言うてもうてる!!!
バブバブじゃなく、いっちょまえにブータレるから始末に負えねえ!
赤子の渋がもはや別次元からきた怪物に見えてきたナミボ。
そうこうするうちに宿毛に到着!
あ、ザキオカ船長!おひさしぶりです!
てんこ盛りの荷物を船に積み込んで、真っ暗な中、いざ、沖ノ島へ!
宿泊用の着替え等は船に残し、釣り道具だけを持って磯に渡る。
ナミボと赤子
バナナとジョウタロウで磯に渡る。
赤子と磯でタックルを組みながら
あー、ヒラ居そうなええサラシあるなぁー。これ釣れるやつやなー
サラシがあってそこにヒラが居るなら

まあ、釣っちゃうよね、この俺様は。
(写真は船で港に戻ってから撮影。あまりにも釣れない赤子には撮ってくれとは言いづらかった)
デカくはないがヒラを2匹釣って満足のナミボ。
焦りまくる赤子。
なんなんすか!ナミさん場所変わって!
今アタッた!
あかん釣れへん!
キイキイ言い出したのだが、そのうち大人しくなり
あかん、釣れへん。エサ釣りするわ。
しこたま買い込んだキビナゴを持って奥の方でエサ釣りを始める赤子。
なんだか哀れな奴よのう。
そう思っていたのだが、突然
モンスター、モンスター!!!
奥の方から絶叫が聞こえてきた!
は?どうした?
チュパカブラにアタマでも齧られたか?
なんとなく気になるので赤子の様子を見に行くと
なんかめっさデカイのきた!ロッドブン曲がった!モンスターきた!
興奮し顔を火照らせた赤子の渋の姿が。
ふーん。で、どうした?さかなは?
興奮する渋を冷ややかな目でみるナミボ。
逃げられた。
あっそ。
落胆する渋に付き合ってナミボもエサ釣りに挑む。
・・・やっぱ俺もヒラ釣りたい、バブバブ!
赤子はなにを思ったのか、表側のサラシに向かって歩いて行った。
エサ釣りをするナミボ。
こんなんで、こんな場所で釣れるかなぁ?
奥まった明らかに小物パラダイスみたいな水路のような場所で
キビナゴを垂らすナミボ。
すると、シーバスタックルのロッドがブチ曲がる!
あ、なんかデッカイのきたで、これ!!!
妙にひく魚に手こずりながら格闘することおよそ3分。
あ、なにこれ?なんやこいつ、キモっ!
変な黒くてキモイ魚が浮かんできた!
ぶっこ抜くとロッドが死にそうなので、赤子を呼んでタモ入れしてもらう。
前までは豪快に男塾の秀麿持ちでタモをブチ折りそうになっていたが

さすがに成長したのか赤子のタモ入れもすんなりと成功。
あ、これイスズミだなー。

釣れなくてボーッとしている赤子に撮影してもらう。

うわ、こいつ50オーバーやん、キモっ!

とりあえずヒラと一緒にタイドプールに居れてみたが
あまりにもキモいのですぐにリリースした。
なんか歯も生えてたのでキモ怖かった。
ナミボの釣果を見た赤子も
僕も釣るバブバブー!
俄然やる気を出して
お地蔵さんのように座り込んで粘りだした。
うわー!モンスター!モンスター!モンスター再来!
わー!切られたー!
などなど、大騒ぎした挙げ句、結局

毒魚ミノカサゴと

モヨウモンガラドオシとかいうウミヘビ。
こんなに危険そうなのにどうやら毒はないらしい。
だが、釣れた時はそんな事は一切知らないので
メーデー!メーデー!毒ヘビ釣ってもうた!メーデー!
と大騒ぎしていた。
挙げ句の果てにビビりながら外したので

2匹ともタイドプールにドボン。
おい!なにしてんねん!この辺滑りやすいし、ここ落ちたらマジやばいやんけ。
ホンマっすね。
マジかよ赤子。
しかも赤子はマジで滑ってタイドプールに落ちかけて
うわー!死ぬ死ぬ死ぬー!
と大騒ぎしていた。
結局この日はこれにて終了。
バナナとジョウタロウに釣果を聞くと
べつになにも・・・
まさかのエリカ様スタイルの返事が。
〜激闘!夜の漁港編〜 に続く