2017年06月06日
高知遠征2017 一日目〜夜編〜
初日の釣行を終え、満足気なナミボ。
悲しそうな赤子とジョタロ。
ボチボチといったバナナ。
4人を載せて車は一路いつものあけみんとこへ。
バナナ「あ、コンビニ!ジョタロ!寄って!」
相変わらずビールを飲むバナナ。
今回の遠征で確信したが

バナナはビールに取り憑かれている。
最早病気のレベルだ。
そんなビールゾンビと化したバナナとヤマト運輸に寄り
初日に釣っても邪魔になるヒラスズキを発送する。
バナナは家に、ナミボはガレージエムのヒゲオ社長のお友達のイタめし屋さんへ。
段ボールにギュウギュウにヒラスズキを詰め込むナミボを尻目に
赤子とジョタロは
「早くしてくださいよー、クソどもがー」
釣れなかったひがみか車の中でブーたれまくる。
釣行中も少しだけ降っていた雨が本降りに。
ひえー!タスケテエ!
そう思いながらようやく手配を終える。
(中だと魚臭く迷惑なので、基本外で詰め込み作業を済ませた)
クロネコヤマトの女子プロレスラーみたいなガタイのいいお姉ちゃんは
初めて遠征に来た時は恐ろしいぐらいの剣幕だったが
年々対応が柔らかく優しくなっていった。
今年は笑顔も見られた。
「人って変わるんだなー」
そんな余韻に浸る間もなくあけみんとこへ。

この旅館に関しては年々ボロくなっていく
のひと言に尽きる。
だが、元からボロかったので、なにがどうなったかと言われても
よくわからないという不思議な旅館だ。
(ちなみに画像は2013年の遠征時に撮影したものです)
もうかれこれ6〜7年ぐらい来ているのだが
いつ来ても下の焼き肉屋は客で一杯で
泊まりの客もそこそこにいる。
繁盛しているのに、なぜここまでボロいんだろう・・・。
そんな事を思いながら、あけみにオニカマスを渡し
「おい、ババア、焼いとけ。肉と一緒に喰うたるわ」
をやんわりとした内容に変えて伝える。
とりあえず風呂に入るとするか。
部屋に入って相変わらずのボロさに納得しながら
赤子と風呂に行く。
今日は泊まり客がたくさん居るらしく、風呂を二つ湧かしているらしい。
どっちもどっちの風呂だが、先客のおかげで湯船は適温だ。
(何年か前に「今日はおばちゃんが入れたけん。いい湯にしといたけんねー」のあけみの言葉を信じ、湯船に右足を付けた瞬間、右足がモゲたと錯覚する程のアツさに死にかけた思い出がある)
風呂あがりにオニカマスと焼き肉を頂く。

オニカマスは塩焼きにしてもらったが全然旨くなかった。
あと、あけみのとこは米が臭いので有名なのだが
今回はそこまで臭くなかった。
臭い米好きのジョタロは少しガッカリ。
・・・ジョタロ、気持ちワルっ!!!
あけみの記憶能力がゼロに等しく、毎年交流を試みたのだが
全く新規の客として扱われるという事実を知ってしまった我々は
最早あけみと交流する気にもなれず、新規の客として振る舞い、
あまり話をする事もなく部屋に戻る。

渋「あー、なんであかんかったんやろ」
バナナ「日頃の行いやろ」
ナミボ「そういやタモどーする?」
実は最初の磯に渡る際に、赤子と荷物渡しのニイちゃんとの呼吸が合わず、ジョタロのヒーロータモのタモ部分だけが海に奉納されてしまうというハプニングが起きていた。
(過失的には赤子8ニイちゃん2の割合)
ジョタロ「そうっすよ。ヒーロータモはナミさんの分だけっすよ」
ナミボ「まあ磯によったらズリ揚げでいけるけどなぁ。」
バナナ「そんな事より明日はどう分かれる?今日はナミさんと俺やったやん。明日はどうする?」
ここで、ナミボとバナナ 赤子とジョタロでグーパーをする。
明日はナミボとジョタロ、赤子とバナナで決定。
バナナ「明日は勝負しようや!デッカいの釣った奴がみんなにメシおごるはどう?」
ナミボと赤子とジョタロ「え?おごるの?」
バナナ「せや!一番デカイの釣って皆に奢ってもらうとか、そんなんそいつ良すぎるやろ。デカイの釣ったらみんなに幸せをお裾分けせなあかんて」
ゴルフのホールインワンみたいなもんか。
初日は俺が数を釣ったとはいえ、一番デカかったのはバナナのヒラスズキだった。
正直優勝しちゃいそうな気もしないではないが、明日は状況がどうなるかわからんし。
全員一致でこのルールが採用される。
ナミボ「よっしゃ、それでいくかって・・・バナナもう寝てるやん!」
布団も敷かずに腹を出したまま会話の最中にグーグー寝てしまうバナナ。

まあええか。寝よか。
それが当然のようにバナナを無視して他のメンバーも布団に潜り込む。
その夜
誰かの声「ナミボ、ナミボ」
ナミボ「ん?なんだ?」
誰かの声「あの勝負を受けてはいけません」
ナミボ「ん?なんのこと?」
誰かの声「今日の釣行でわかったでしょう。バナナと同じ磯で釣っていて、1匹と5匹の差がついたことを」
ナミボ「ん?」
誰かの声「あなたはバナナを買いかぶりすぎています。そして自分を過小評価しすぎているのです。同じ条件で釣りをして、4匹の差はそのまま実力の差なのですよ」
ナミボ「ん?ん?」
誰かの声「実力が飛び出ているナミボにとって、明日の大きいのを釣ったら奢るというルールでは、明らかに不利なのよ。絶対に奢らされるわ」
ナミボ「ん?マジで?」
誰かの声「絶対に勝負してはいけないわ、ナミボ。あなたはメンバー最強の男よ。キングオブシーバナナなのよ。ザコ渋はもちろん、青ヒゲもクソビールも敵ではないのよ、だから絶対に勝負してはいけないわ!」
テーレーレーレーレッレッテー♪
あれ?気づくと明け方前だ。
そろそろ起きないと。
っていうか、先のはなんだったんだ?夢?それとも・・・

次回、高知遠征2017 2日目 前編に続く