2018年02月03日
高知遠征2017 二日目 ~中編~
前回までのあらすじ
•••というより、新年を迎えて2月に突入しているというのに、いまだに去年のGWの話を書いている事に我ながら呆れてしまう。さっさと終わらせるぜ....多分....絶対....無理。
P.S 復活したとかいいながら更新が遅くなった事を心よりなんとなくお詫びっぽい気持ちでいっぱいです...多分。
閑話休題
2日目も最初にバナナが釣った。
バナナが釣ったヒラはブッコ抜きサイズだったが、
一番でかいのを釣った奴がみんなに晩ご飯をゴチソウするという
勝ったもんが負けみたいなルールが出来ているので
(詳しくは前々回の記事を参照)
「あ、今日釣らなかったら晩飯タダで喰える!」
みたいなのが少しだけアタマによぎってしまうナミボ。
だが
そんなもんの為に高知に来てるワケじゃねえよ!!!
一匹釣って余裕の出たバナナは
バナナ「渋あっこや!あっこ!」
赤子の渋「えー、あっこやんなー」
バナナ「そうそう、あの角や!ええサラシできてるやろ!」
赤子の渋「たしかにそうやなー。あそこ絶対出るやろなー」
まだ釣れていない赤子に一生懸命レクチャーしている。
赤子もそれなりにレベルアップしているので
バナナに教えられたところをしっかり狙えているのだが
バナナ「おかしいなぁ。こうへんか?絶対まだおるで!ええとこ通してるのになー」
赤子の渋「でそうやのになぁー」
二人とも?マークをアタマに載せながらキャッキャやっている。
まあ、俺もとりあえず一本釣っておくか。
赤子の邪魔にならないようにキャストし
ここしかないなってところに通してくるが
あれ?でないな。
そう思った瞬間、手前の影から
ドゴン!ババババ!!!
お!こっから出たか!!!!
ナミボにHIT!!!
ナミボの磯だけ妙に打点が高いので、タモを駆使してネットイン。
よっしゃ!.....うわ!結構ええサイズやん!余裕でバナナのよりデカイやん!
(一人だったのでブツもち撮れず)
こんなん釣ったらあかんがな、これ!
そんなことをブツクサいいながらも、自然と笑みがこぼれてしまう、
嫌がるヒラスズキが暴れて岩のくぼみにある水たまりの水を跳ねあげてしまうのだが
うわ!くっさ!なにこれ!くっさ!!!
ナミボの磯は高さがあるので、波で洗われる事がないのだろう。
水が腐っていてとんでもなくお下劣な臭いを発している。
うわ!くっさっくっさ!
顔にかかりパニックになっていると
ヤッヤッヤッヤッヤ!!
実に嬉しそうにヒラスズキが尻尾で水を跳ね上げてくる。
ヤッヤッヤッヤッヤッヤ!!
てめえ!くっさ!うわ、くっさ!ぶっ殺してやるぅうう!!!
ヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤッヤ!!!
うわああああああ!マジで勘弁してエエェエエエ!
クサクサ汚水をブチまけてくるヒラスズキと格闘する事5分。
ようやくフックを外す事に成功し、ストリンガーに繋いで下の方の潮溜まり(臭くない)に
ヒラスズキをぶち込む。
ふう〜....まだ渋釣れてないんだ。
相変わらずアンアンやってるバナナと赤子。
バナナ「渋!なんでこーへんねん!はよ釣れや!」
赤子「知らんがな!」
みたいな事を言いながらもイチャつくように仲良くやっている。
そんな二人とは反対側のジョウタロウを見ると
あれ?こいつ、まだ船から降ろしてもらったとこにおるやん....
上陸してからそこそこ時間もたつのに、いかにもダメそうなところでキャストして
浅瀬で引っかかってアンアンしている。
おい、ジョウタロウ!なにやってんだ!奥いけよ!奥!
ナミボの磯からは横スクロールのアクションゲーム風に
ジョウタロウの居る磯の先が見えるのだが、明らかに奥の方がサラシもあって
めちゃくちゃ釣れそうである。
ナミボの磯からでも頑張れば届きそうだが、まだ釣ってないジョウタロウに悪いので
ナミボ「おい!ジョウタロウ!奥!奥いけ!めっちゃええぞ!」
大声でジョウタロウに指示をするのだが
え?え?なんすか?

まるで志村けん演ずるひとみばあさんのように小首をかしげながら耳に手をあてている。
なんやねん!奥いけ!奥!奥だヨォオオオ!!!!
大声を出しながら、奥を指差しオーバーアクション気味に指で指し示すと

ああ〜、オッケーっすよおお!
わかったような、わからないようなアホみたいな顔で首をコクコクと頷きながら
シュ!!!
その場でキャストを続けるジョウタロウ。
うわぁあああああああ!なんやねんこいつ!
あまりにもジョウタロウがポンコツ過ぎて、怒りすら覚えてしまうナミボ。
奥行けよ!このタコスケ!
しかもまた根掛かってアンアンやってるやん!
ドロップキックで海に蹴落としたいぐらいだが、ここからではどうしようもない。
ジョウタロウ側の磯の
ここは2番目に釣れそう!
みたいなところに大遠投でキャストするナミボ。
(1番目はもっと簡単に届くのだが、そこに投げるのはあまりにも悪いので2番目にしておいた)
ガッツン!!!
うわ、やっぱきたよ!
まあまあサイズのヒラをゲットするナミボ。
ジョウタロウ奥やぞ!奥!!!
ナミボがヒラを釣っているのをジッと見ていたジョウタロウに奥を指差して教えるも
シュッ!
またもやその場でキャストを始めるポンコツタロウ!
マジなんやねん!こいつうううう!!!
反対側の磯では
よっしゃ!きた!
またもやバナナが釣っている!
そこからナミボとバナナのルアーにアタリが多数!
うわ、トップで出るけど弾くわ!けどおもしれえぇええ!
余裕をかましてトップを投げるバナナにバンバンヒラが飛び出してくるが
ルアーを弾きまくる。
同じくリップルポッパーを投げているナミボのルアーにもバンバン出てくるが
いかんせん弾かれてしまう。
あ、こいつらルアーってわかってるんちゃうか?
ヒラスズキが口を閉じたまま下から突き上げて弾いているのを目撃してしまう。
でも、釣れないけどトップで出るの楽しすぎる!!!
その間、赤子にもヒットしたようだが、ことごとく一瞬でバラしてしまうようだ。
バナナ「なにやってんねん、渋!」
赤子「なんかバレるねん、なんやねん!あ!きた!そんでもってまたバレた!」
そうこうするうちに
あ!ついにポンコツジョウタロウが動いてるぅうう!
波を被るのを恐れているのかなんなのかわからないが
(比較的荒れているとはいえ、奥は高さがあるので、危なさは皆無に等しい)
安全第一なジョウタロウが、上陸した場所からようやく重い腰をあげて奥に向かって動き出した。
おっそ!ようやくやなぁ。
だが、へっぴり腰でノロノロとおっかなびっくり進んで行くジョウタロウを見ていると

あれ?こいつスペランカーの主人公やっけ?段差で即死する級に、ビビリながら進んでるやん。
横スクロールのアクションゲームで操縦者の意に反し、へっぴり腰のキャラがモタモタしながら進んで行くのを見守るナミボ。
段差で死ぬ事もなく、無事に50メートルぐらい進んで一番釣れそうなところでキャストした瞬間
ジョウタロウ「よっしゃ!きましたよおおおおお!」
ロッドがしなっている!

おおー!やったやんけ!!!慎重にいけよ!
ジョウタロウ「うおおおおおお!絶対に釣り上げてやるぞぉおおお!ドちきしょおおお!!!」
でた!すげえこうるさいジョウタロウ劇場!
離れた磯なのに、凄いうるさい!しかも意味不明の雄叫びをガンガンあげまくっている!
あ、バレました。
急に静かになったと思ったら妖怪ふすまみたいなキョトン顔でこっちを見てくるジョウタロウ。

.....なんなんだよ、こいつ。
妖怪ふすまことスペランカージョウタロウが活躍する後編に続く。