シーバカ日誌最終章

バナナがうるさいので、一年ぶりにデイで行ってみる。

まさひろは


「僕は無理やで～、釣れへんで～」


全く乗り気なしだが、僕たちが釣れたら

すぐにボイルして「明日行こ！行こ！」と騒ぐはずだ。


６月３０日


朝５時に到着。

去年はアングラーなどほとんどいなかったのに人が多い。

鳥がしきりと海面にダイブしている。

ベイトはいるようだ。

バナナと二手に分かれる。

２回ほどバイトがあるが、フッキングには至らない。

ようやく掛かったやつも、ジャンプ一発でバレる。

サイズはたぶん５０ぐらいだろう。

バナナがやってくるが、向こうではバイトのみだったらしい。

６時１５分ぐらいにタイプＲさんが現れる。

一緒になってやっていると、バナナにＨＩＴ！


「あ、これボラちゃいますかね～、ひかね～、絶対ボラや！」


そう言っていたが



６３ｃｍの立派なシーバスじゃねえか、バカヤロ！

そのあとタイプＲさんにも小さいのがきたが、バラし。

だいぶ経ってから僕に２連続ＨＩＴ！

１本目はまたバラしたけど、２本目はゲット。



中学生サイズ。

すぐ後にバナナも中学生サイズをゲット。



このチャンスタイム中にドラドポッパーを投げていたタイプＲは


「ぼく、もう遠くへ行きたい！」と、いじけて遠くに行ってしまう。


入れ替わりでやってきた見知らぬアングラーさんがすれ違いざま


「俺、２本釣った。ナミボー、お前の事知ってる。ブログ見てるぞ！」


そう言って通り過ぎて行った。


３０分ほどすると、遠くに行ってしまったタイプＲが

小さなシーバスを振りまわし

必死になって「釣ったよ」アピールをしていたが、

僕たちより手前にいたエビ撒きの親子に


「なんだぁ？なんであいつは必死になって俺達にシーバスを見せているんだぁ？」


怪訝な顔をされながらも、手を振り返されていた。


そこそこバイトはあるがのらない状況が続く。

結局　バナナ４ガケ２ゲット

僕　３ガケ１ゲット

ベイトが居たのでショートバイトは結構ありましたが、潮が動かず

活性は微妙な感じでした。

帰りがけにバナナがフッキングと同時にぶっ飛んでくるような

ちんまいのを掛けましたが

「全然うらやましくねえや」

なんの未練もなく撤収しました。


帰りにタイプＲさんの車を見たら、全然タイプＲじゃないので

「ただのスバルですやん！」

そう突っ込むと

「タイプＲは売ってしまってん。」

とのこと。

「じゃあ、もうタイプＲじゃねえじゃん、ただのスバルじゃん」

そう思いましたが

ボニーピンクも昔は髪の毛がピンクやったけど

今は黒髪でもピンクと名乗っているので、

同じようなもんかと気にしない事にしました。

※ボニーピンクには１ミリも興味ないです。


まさひろにバナナの勇姿をメールで送ると


「明日！いこ！いこ！」


即効でボイルしてきました。


ホント単純でわかりやすい！