シーバカ日誌最終章

渋が８月の遠征に参加することになった。

正直、乳飲み子が戦場に行くようなもんだ。

シーバスタックルで挑むのは、三輪車で車道を走るぐらい危険な行為だ。



ホントに危ない！
（小さいけどマグロも狙えるとこなので瞬殺必至！）


せめて装備だけでもマシなもんを揃えさせようと僕・バナナ・渋の３人で釣り具屋巡りへ。


とりあえず、ロッドは浮き輪星人さんから預かったままの

ＺＥＮＡＱのMUTHOSプラグスペシャルを売ってもらう事にする。

こいつはド素人が持つにはおこがましい位の高性能ロッドだ。

これで釣り具資金の大半を注ぎこんだ渋。


リールにはバイオマスターＶ２をすすめると


渋「そんな金ないっす」

渋「むしろ、ナミさんのあのリール売ってくださいよ」

渋「５０００円で！」


はぁ？


一瞬、このチビヒゲが何を言っているのか、全く理解できなかった。

話を整理すると



渋、お金ない、そんなに釣行しない。

だから、リールもそんなに良いのじゃなくてもいい。

前回、ナミさんから借りたリール、あれいい。

あのバイオマスターＳＷ４０００を売ってくれ。

そして、ナミさんがバイオマスターＶ２を買え！



つうか、安すぎるだろ！



かなり傷があるとはいえ、ラインも変えたばっかだし、

メンテナンスもしたばっかりだ。

それを５０００円て！

ラインなんて２０００円以上するやつなんだぞ！

本体価格が実質３０００円以下て！！！



「売ってくださいよ！小物とか揃えたいんで余裕ないんす！」



仕方がないのでアオヒゲの要求通り、売ってやることにする。



「へへへ、安くで揃えられたぜ」


いやらしい笑いを洩らすチビアオヒゲ。

バナナも

「それはシブ、ええ買い物やで！俺もリール買おうかな！」

大絶賛！


結局僕がバイオマスターＶ２を買ったが、性能的には

バイオマスターＳＷ４０００と全く同じ！

ハンドルノブと色が違うだけ。

なにが特別仕様やねん！（シマノって毎年こんなの作ってるよね）


（左　バイオマスターＳＷ４０００ＸＧ　　　　　右　バイオマスターＳＷ４０００ＸＧ　Ｖ２）　　
限定品だし、確かにカッコイイけど・・・・なんかなぁ。

すげえ無駄な買い物だぜ！差額の１６０００円が痛いぜ！





その足でカブト・クワガタ捕りへ。

さすがに平日なので、先行者なし。

ジャンジャン捕れるが・・・暑い！

防御のため上下にカッパを着ているバナナなんぞは

Ｔシャツが汗だくになって

「うわ！これ絞れるで！」

来ていたＴシャツを軽くひねると滝のように汗がほとばしる！



そんな努力の甲斐あって、なんかもう大量に



捕れまくった。

アホみたいに動き回っているので、これで全部ではないが

確実に１０匹以上捕れた。

この時期になるとカブトムシが出ててくるが、見つけて嬉しいのはやはりノコギリクワガタだ。

巨大なノコギリクワガタをかなりの樹上で発見したが、優雅に飛んで行ってしまった。

あれは立派な水牛だっただけに残念。



途中あまりの暑さにバカらしくなって急いで出てきたが、

頑張ればもっと捕れたと思う。

まあ、今年はもう行かないけどね！

暑過ぎだ！バカ野郎！