シーバカ日誌最終章

君はマグロと寝た事があるか？









アナタならこの問いになんと答える？







ナミボーはYESだ！










ナミボーが若かりし頃、対戦中に突然


「ねえねえ、ワタシ、前の彼氏にマグロって言われたことあるねん！ヒドイと思わへん？どう思う？」


と、問いかけられたのだが



「YES!　YOU　ARE　MAGURO!!!　TUNA　WOMAN!」


声を大にして答えたかった。



だが、そんな事を言えばエライ目にあうのがわかっていたので


「ああ、うん・・・・・ああ」


と、ゴニョゴニョしか言えなかった。









しかも、どういう理由なのか





ナミボーがマウントポジションから





（画像はイメージです）







更に激しい攻撃を加えようと、フリースタイルのバックへと体勢を変えて





（あくまでもイメージです。ちゃんと女の子でした。モーホーではないのであしからず）






トドメを刺そうとした瞬間


「なんだぁ？ウ〇コのニオイがするぞ！これは一体！？」







慌ててマウントポジションに戻るナミボー。










どうゆうことだ？建物の外は畑だったか？


プチパニックに陥りながらも


（なんだ？なんのニオイだ？肥料のニオイが窓から流れ込んできたのか？）


慌てて窓を確認するも全て閉まっている。



つうか、冷静に考えたら建物の外は大都会じゃねえか！そもそも畑なんかねえよ！！！



では、これは一体？？？



再び、おそるおそるレスリングスタイルでバックを取ろうとすると




うわ！こいつシャワー浴びたくせに、ケツからウ〇コのニオイをプンスカさせてんじゃねえか！！！





マグロどころじゃねえよ、バカヤロウ！！！








そこからは息を止めて闘いに挑んだが


正直・・・・無理！！！勝てるわけねえよ、バカヤロウ！！！







無酸素運動にも限界があるわ！





・・・・・あ、話が脱線しまくりました。



ナミボーが最強のマグロと闘った話はここまで！







前回までのあらすじ



マグロ狙いにきたチームバナナ。たまに出来る鳥山に興奮して
「追うんですよ船長さん！つかまえなさい！」



海上を右往左往するも、なんやかんやでビンタ一匹の始末。
どうなるんだ？チームバナナ！！！










相変わらずパッとしない。


遠くの方で鳥山が出来、


追いかける途中で


「うわ！でけえマグロが跳ねてるやん！」


大興奮するも近づくとシーンとしている。


カツオの一本釣り漁船の周りをハイエナの如くウロウロして


カツオの爆釣を見ながら


「なんでルアーは喰わへんねん！」


とイライラしながらカツオ船にルアーをぶつけたり


「なんじゃー！よう喰わさんのかい！」


船長の言葉に


「うるせー！喰わねえんだよ！バカ野郎！」


逆ギレしたりと、無駄な時間が過ぎていく。







そうこうするうちに、この船長がなかなかの凄腕だという事がわかる。


鳥山を先読みし、正面にナブラが来るように巧みに操船してくれる。



そして










歓喜と悲劇の瞬間はやってきた！！！








我々の船がいち早く鳥山を発見！






遠目からでも異常がわかる。





うわ！大量のイワシがボール状になって浮き上がり、その周りを


３０匹以上のデカイマグロがグルグル取り囲んで喰いまくってるよ！！！



イワシとマグロで目玉を作っているかのような光景だ。





（画像はイメージです。このベイトボールのまわりを円状にマグロがグルグルしていた）






大チャンス到来！！！





船長も




「ここで喰わさなあかんぞぉおお！！！投げろ投げろ投げろぉおおおおおお！！！！」




超興奮しまくっている！






もちろんだ、バカヤロウ！！！





えい、えい、えい、えい



四人でほぼ同時にキャスト！！！




ルアーが着水した瞬間



「来た！」



「かかった！」



「よっしゃぁ！！！」




シブ、バナナ、ジョウタロウにHIT！！！





そしてナミボーには




「おい！イワシじゃねえか！しかも３匹も！」




慌てて外し、再度ブチこむ！




マグロが追いかけてきて喰いミスしたのが見えた。




「なんで喰わねえんだよ！！！」






そして・・・・・この２投でチャンスは去った。
（他の船が必死になって超接近してきたので速攻でマグロは沈んだ）







後は３人が




「トリプルヒットじゃー！！！」


「めっちゃひく、めっちゃひく！なにこれなにこれ！」


「シブ！絡まる絡まる！場所変われ！」


「腰がいてええ！すげえヒキ！」









楽しそうにしているのを成す術もなく見守るナミボー。










ジョウタロウが意外と早く寄せてきた。



「うおー！！負けるかドチキショー！！！・・・・あ、あ、あ、小さい波動拳（糸玉）あるんやった！ひぃー！切れないでくださいよ、ドチキショウリィ」


ラインのプチ塊を気にしつつ、やり取りしていたが一番最初にキャッチ。


次はチームバナナ最弱の戦士シブが苦戦しながらもキャッチ。






ソルティガ買って良かったな！この歯抜け野郎！

（バイオじゃ絶対ムリ！ソルティガ買ってマジ良かった―！と絶叫してた）



そして、意外な事に






チームバナナ最強の戦士の呼び声が高いバナナが

ヒィヒィ言いながら苦戦している。




他の二人は１０分ほどで片付けたのだが


バナナは



「ヤバい、ライン擦れる！船長バックして！」


「金〇いてえ！ギンバルいるで！」


「ちょ、これヤバいで！」



ブツブツ言いながら４０分ほど格闘している。


最初掛けた時は


「慎重にいけ！ドラグゆるめとけよ！焦らずにファイトしろ！」


そう言っていた船長もあまりの遅さにシビレを切らし




「この子はマグロ始めてか？マグロチェリーか？」


「もっとドラグ締めて！さっさとあげて！」



と、なんだか呆れはじめた。




バナナが


「うわ、また潜った！船長！船バックお願いします！」


とリクエストすると



「もうあかん！無理や！向こうみてみい！」


沖を指さす船長。


すると








うわぁ！いつの間にかタンカーが大接近してるやん！



このままじゃぶつかってしまう！

（大きい船はすぐに舵がきかないので、基本小さい船がよけなければならない）




船長「はよあげい！」


バナナ「ひぃひぃ！無理っす！」



こんな疲れて必死なバナナを見るのは初めてだ。


どんだけ大物なんだ？


４０分後、あがってきたのをみると


なんだ？シブと対して変わらないぞ・・・・・




あ、これスレだ！腹に掛かってるぞ！！



そりゃヒキが強いわ！！！



ナミボーがネットイン。









ヒィヒィ言いながらも、なんとか揚げることに成功したバナナ。



チームバナナ最強の戦士との呼び声が高かったが


今回の一件で見直す必要があるかもしれない。





時間もないので港に帰りながらナブラを探す途中、一度そこそこのチャンスがあるも空振りに終わる。
（せっかくミヨシを独占させてもらいながら、活かせなかった）







そして











ジョウタロウ、１８キロ







バナナ、２２キロ







赤子のシブ、２３キロ




おめでとう！！！クソやろうども！！！



俺もリアルマグロと寝たかったぜぃ！！！

※シブのマグロがハンパなくデカく見えるが、長さはバナナのが一番長い。
重さはシブのが一番だが、長さは３匹ともほぼ一緒。単にシブが小さいだけ。



ちなみにヒットルアーは種類、サイズ等全部バラバラ。

あの状態では投げたもん勝ち。

どんなルアーでも喰ってくる大チャンス状態だった。

え？なぜナミボーにはこなかったって？


運が悪かったんだよ！！！バカ野郎！！！

７５％のチャンスを外した運の悪い男になってしまった。

行きしから嫌な予感はしてたんだけど・・・・。







次回、マグロ、ビンタ、カツオ（船長がいつの間にかトローリングで釣ってた）を


どう食したのか？


どう解体処理したのか？


つうか、ヒゲオに借りたクーラーボックスですら入りきらないマグロどもを


どう持って帰ったのか？





案の定、ジョウタロウ号にマグロ汁流出！


「ギャアーーー！！！まじくっせええ！！！助けろッスよぉおお！！！」



ジョウタロウの絶叫が深夜に響き渡る！







その後のマグロ達　～マグロ外伝～　



を書く予定です。