2012年05月31日
マグロボイル発生!その時、チームバナナは!?
5月30日 南紀遠征。
いつものようにチームバナナの下僕、城太郎の車の後部座席に乗り込み、
座禅を組んで瞑想にふけるジョン・ナミボー。
下僕の城太郎が運転をし、助手席にはアホみたいな顔したバナナが座る。
バナナ「ジョウタロウゥウウ!!!」
城太郎「バナナにいさぁぁぁぁあん!」
二人がアホみたいにキャッキャ言いながら楽しそうに笑っている。
その間、後部座席で静かに気を練るジョン・ナミボー。

地磯に行こうとしていたのだが、波がなさすぎるのと
僕の腰痛が完治したとは言い難いので、沖磯に渡してもらう事に。
前と同じくバナナと城太郎が青物狙いで同じ磯に。
僕だけヒラスズキ狙いの磯へ。
開始からまったくアタリがない。
買ったばかりのサイレントアサシン140を磯に引っ掛けて
わずか3投で失ってしまう。
しかも、何を焦ったのか、急いでFGノットを編んだせいで、
「ビュオン!」
キャストした瞬間、快音とともにFGノットの結束部分からバックウォッシュもぶっ飛んでしまう。

「ひぃ!そんな殺生な!!!」
こんな事の為に気を溜めた訳じゃないのに・・・・。
ルアーを溺れさしたり、ドリフトさせたり、
あらゆる手を使うも完全ノーバイト!
心が折れたので、城太郎に電話してみる。
ナミボー「どないや~」
城太郎「すごいっす!マグロボイル発生っす!」
ナミボー「なんだって!」
城太郎「僕らが渡された磯のすぐ前で、でかいマグロがボイルしてるんすわ!」
ナミボー「凄いやん!掛けた?」
城太郎「いや、磯がわりしてもらった後に、ボイルしてるんすけどね。」
ナミボー「え?あかんやん!」
城太郎「今の磯からじゃ完全に射程圏外ですわ。移動してなかったとしても、僕らのタックルじゃ話にならないっすけど」
ナミボー「・・・そやな」
城太郎「なんすかね、この虚しさ。」
ナミボー「・・・なんやろね」
移動しなかった他のルアーマン二人組のうち、一人が
掛けたようだが、結局バレたようだ。
推定20~30キロのキハダマグロらしい(船長後日談)
なんとなく触発されたナミボー。
浮き輪さんにもらったK-TENでもう一度丹念に攻めていると
足元近くの磯際で、なにかがキラッと反転したように見えた。
「あ、いまのって反転バイトっぽいなぁ」
こういうときって経験上、同じ場所をトレースすると
高確率で出てくる。
同じところを通すとロッドに重みが乗るも、フックは刺さらず。
妙に金色っぽいヒラだったなぁ。
フックが刺さらなかったので、もう一回はでる!
予想通りガッツリバイトしてくるも、今度もフックが刺さらない。
「ひぃ!さすがにもう出ないと思うで~!」
案の定そこからは休ませようがなにしようが、一切出てこず!
虚しくなったので、魚のヒキだけでも味わおうと
ダツを釣って遊ぶ。

2匹釣ったあたりでショックリーダーとルアーがボロボロになるうえに
なんか得体のしれないサメらしき超巨大な魚影が
ダツの後ろでルアーを追っていたので、アホらしくなってダツ釣りを脱する。
もう一度ヒラを狙うとまたもや手前の磯際から
なにかが飛び出してきた!
「よっしゃぁ!今度こそ!」
フッキングも決まり、テンションあがりながらファイトするも
「あれ?なんかヒラにしては軽くね?ヒキは強いけど、ヒラより軽くね?」
不審に思いながら揚げてみると

「ひぃ!メッキやん!」
これってたしか、カスミアジ?
その後全くバイトなし。
お昼過ぎに撤収。
城太郎はアホみたいな顔して、なんか変なもんをもっている。

アオリイカのようだ。
(釣った後は白く変色して妙に気持ち悪い物体になる)
城太郎は魚が釣れないと、すぐにイカ方面に逃げていく。
バナナは
「ダツ・エソ・ヤガラのオンパレードや!ゲラゲラー・・・・なにがおもろいねん!!!」
完全に逝ってしまったようだ。
帰りの車中でカスミアジを色々調べてみると、ひとつ気になることが。
味はギンガメアジ同様に刺身に塩焼きにと、とてもうまい魚である。とくに刺身での色合い、味は寿司種としても最適である。ただし本種はシガテラ中毒の報告があるので、熱帯海域産で50センチ・メートル以上の大型個体は食べないよう注意が必要である
なんだぁ?シガテラァア?
シガテラ中毒を調べてみると、どうやら日本では死んだ人はいないようだ。
カスミアジをもう一度測定してみると47センチ!
50センチ未満!大丈夫だ!
ナミボー「おい!城太郎!お前にはいつも車出してもらって悪いよな。」
城太郎「なんすか、急に」
ナミボー「いつものお礼に、このカスミアジ、受け取ってほしい」
城太郎「いらないっすよ!シガテラ危ないっすよ!」
ナミボー「3センチセーフだ!だから絶対に大丈夫だ!お前にぜひ食べてほしい!!!」
城太郎「いやっすよ!俺にはイカがあるし、ナミさん食べてくださいよ!」
ナミボー「つべこべ言うな!お前の秘密をシーバカ日誌に書くぞ!あの秘密を!」
城太郎「ありがたく頂戴します!」
ちゃんと食べて味も報告しろと城太郎にカスミアジを与える。
まともな魚を釣ってないので悔しいという二人の為に
いつものところでシーバスリベンジを試みる。
その前に、人少ないけどめっちゃうまいつけ麺屋さんで腹ごしらえ。

うひょ!うまそう!

初めて食べる城太郎も大満足。
ここはまさひろが一番好きなつけ麺屋だ。
そして、現場に。
あれ?全然人がいない。
たった一人いるアングラーさんも「ダメっすね」と諦め気味だ。
あれだけ人がいたのに・・・・なんだ、これは!?
予想通りバナナの3ガケ3バラシ(全部40センチ台)
僕のボラブッコ抜きによるラインブレイク。
城太郎はおさわりバイトで悶絶。
とてもしょぼい結果に終わってしまう。
なんかスカっとしねえ!早くシイラこないかな~。
まさひろVSシイラのファイトが早くみてえ!