2016年06月14日
高知遠征2016 〜そして伝説への最後編 その壱〜
前回までのあらすじ
何なんだよ高知。
豊穣の海じゃねーのかよ。
この2日間見事にボウズだわ。
どうすんだよ私魚食べれねーじゃねーか。
魚釣れない高知死ね!
状態だった赤子もヒラを釣ってしまった。
これで本命釣ってないのはナミボのみ。
やっべえぇええええええ!!!!
磯変わりしてせっせとルアーを投げていたが、突然
はぁー、アホくさ。
おそろしいぐらいの虚無感に襲われてしまったナミボ。
弁当を食ってもイマイチやる気が出ない。
はぁー....わたしだけ釣れてないじゃん。高知死ね......
呟きながらボーッと海を眺めていると
「よっしゃきたぁ!!」
突然バナナが叫び声をあげたので、見てみるとロッドがブン曲がっている!
うわぁあああああ!なんか釣れてるぅううう!!!
磯変わりして頑張って投げていた時に、シイラらしきチェイスはあったので
シイラかと思って見ていると
「これ、青物やな!首の振りでわかるわ!」
そういいながらヒラロッドを操作するバナナ。
しばらく格闘してあがってきたのはまさにブリ!!!
ナミボがネットインして

うわぁああああ!本日4本目!バナナおめでとうぅうう!高知死ね!
「あ、ナミさんヒラ持ってるところもついでに撮ってや」

うわぁああああ!なんか見せつけるように写真撮影させられた!バナナおめでとうぅうう!高知死ね!
「まだおるで!回ってるでアイツら!ナミさんも投げ、投げ!」
うおぉおおおお!俺も釣ってヤルゥうう!!!高知死ね!
バナナのヒットルアーを聞くと高知で購入したロウディーモンスターとのこと。
うん、やっぱりミノーだな、これ。
ナミボは信頼のバックウォッシュを装着し
キャスト!キャスト!キャスト!高知死ね!
諦めと怒りと冷静と情熱の間の中山美穂と辻仁成的な
もうなにがなんだか状態でキャストを繰り返し
もうダメかしらん
ナミボのオカマ化が辻仁成の女装なみに始まりかけた時に
コココ、ドドン!!!
前アタリとともにロッドが大きくしなる!
うおぉおおおおおお!これ、このヒキ方はシイラちゃうでぇえええ!!!
会心のバイトに興奮するナミボ!
「うお!ナミさんやったやん!慎重に!」
バナナがロッドを置き、タモを手に駆けつけてくれる!
バナナ「ナミさん慎重に!」
バナナ「ええヒキしてるやん!」
バナナ「これ絶対とるでぇえええ!!!」
自分のこと以上に興奮し、喜び、応援してくれるバナナ。
ええ奴やなぁーと思いつつナミボは確信した。
めっちゃ楽しいいいいい!!!!高知最高!!!
ヒラタックルなのでかなり引くのだが
なんというか
絶妙な感じのヒキだ!
これは穫れないと思わせることのない適度なヒキと、だが、少しも油断が出来ないこのパワー。
うおぉおおおお!めっさ楽しいぞおおおお!
ミスター味っ子を見てた人ならわかってくれるだろう。

うまいぞおおおおおおお!!!!
あの勢いで叫びたくなるぐらい楽しい。
引きを楽しみながら格闘すること5分
寄せてくると
「おお、ナミさんデカイやん!」
ええサイズのブリの姿が!
慎重にいきつつ引きを楽しんだナミボは
最早悔いナシぐらいに満足していた。
よし、バナナよ。いつも豪語してるからには
完璧なタモ入れを頼んだぞ!
バナナの指示通りにブリを浮かせて寄ってきたところを
おっしゃあ!
ブリがアタマからタモに入った瞬間波が押し寄せ
ブリブリブリン
あ!
ネットにバックウォッシュを残しブリは海に帰って行った。
あー!!!
絶叫するバナナ。
正直ナミボ的にはそんなに残念ではなかった。
しゃーない。引き楽しんだしええよー
ホントにそう思ったのでバナナに声を掛けたが
バナナ「うわー!!!俺やってもうたー!ここは捕らないとあかんのに!
ナミさんホンマすいません!」
ナミボ「あ、ええよ。まじで。タモ入れミスはしゃあない。」
なんだかしんないけど満足げにそう答えたが
バナナはそこから
うわぁー!マジかよ、おれ。
ホンマへこむわぁー
ホンマ最悪やー
ずっと自責の念に駆られている。
いや、ええで。ほんま。
あながち慰めるためでもなく、心底そう思っていたので
バナナに気にするなと再三伝えるが、沈みまくるバナナ。
案外やる気でたのでミノーを投げたおすナミボに対し
ダイビングペンシルを投げるバナナ。
どうやら魚を寄せて、ナミボのミノーに食いつかすようにアシストしてくれてるみたいだ。
二人でたわいない話をしながらキャストを繰り返し
バナナが手前まできてサラシに突っ込んだローデッドを回収しようとした瞬間
ドゴドゴドゴドコン
うわ、なに????
目の前のサラシで突然水柱と爆発音があがり

BURI GA BANANA NO LOADED KUTTERUUUUUUU!!!
マジかよ!トップにでるのかよ!しかもこんな手前で喰ってくるって!!!
慌ててタモを取りに行こうとするナミボに
バナナ「青物ロッドやしぶっこ抜きますわ!ナミさんは早く投げて!まわってきてる!チャンスあるで!」
そういいながら強姦級の荒ぶるファイトでブリをズリ上げようとするが
さすがに重たいやら抵抗するやらで
あん、あん、あん
状態のてんやわんやで磯際でチクチクしている。
うわ、大丈夫か?
心配になってタモをとろうとしても
バナナ「ええっすよ、それよりナミさん釣って!むしろ俺にでてこんでもええのに、こいつ!」
もうブリを乱暴かつ強引ファイトでなんとかズリ揚げに成功するバナナ。
うわぁー。なんかもうレ◯プファイトやん。
そう思いながらキャストを続けたが、ナミボにはアタリはなかった。
意気消沈しながらも、まだ胸の内にくすぶる炎。
赤子とジョウタロウから連絡が入る。
ジョウタロウ「なんか渋さんがヒラを釣る為に攻めすぎてビショビショになって死にかけてます!」
渋「船は何時に迎えにくるのですか?僕はもうオウチに帰りたいです」
ジョウタロウ「うわぁああ!渋さんの唇がムラサキで顔も真っ白!死んでしまうぅううう!」
渋「船のお迎えが来ないと、このまま天国からのお迎えが先に来てしまいそうです。誰か助けてください......」
ジョウタロウ「渋さぁああああああんん!!!」
普段なら滑稽なザコ戦士たちのやりとりも
あら、いとをかし

平安貴族風に余裕ブッこいて楽しく聞いているのだが、今は

このままナミボは高知死ね!で終わるのか???
まさかの その二
高知遠征2016 〜伝説の最後編〜 へ続く!!!
Posted by ナミボー at
23:11
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