2016年06月21日
高知遠征2016 〜そして神話へ〜
今回の高知遠征 これまでの釣果
バナナ ブリ3本 ヒラスズキ2本(ヒラバイト多数)モンツキイサキ2匹
謎のモンスターをラインブレイク
ジョウタロウ ハマチ1本 ブリ1本 チャイチーガシラ1匹
赤子 ヒラスズキ1本(初ヒラがなにげに70オーバー。4ガケ1ゲット)
ナミボ モンツキイサキ 2匹のみ
※ 高知遠征最終日 14時現在
ナミボ、いまだ本命とれず!!!
船が迎えにくるまでおよそ1時間

やれるのか、オイ!!!
だが、正直、今までの経験からすると
このくそアツイ真昼間に釣れる可能性なんて...
アホのシイラですら厳しいんちゃうん!!!

※ 画像とシイラは特に関係ありません。なんとなく雰囲気で。
しかもカンカン照りやで、これ!
しかし、その現実に逆らうかのようにナミボは一心不乱にキャストを繰り返していた。
ナミボの頭の中ではあの日の事が思い出されていた。
南紀の沖、船の甲板に寝そべりながら4人で空を眺め
バナナ「いやぁ〜、めっさひいたわ。魚類嘗めてたわ。でもなんやろ、この満足感」
渋「あんなん魚のヒキちゃうで!ヤバいなマグロ!ダンプやで!ダンプ!海のダンプカー!」
ジョウタロウ「そうっすね〜」
ナミボ「.......」
それぞれがマグロを釣った感想を満足げに語る。
スレ掛かりのイワシ3匹のみに終わったナミボを除いて!
あの時の絶望感!あの時の孤独!
まさに

レイチェル・カーソンの名著 サイレントスプリング!
興奮醒めやらぬバナナがマグロのヒキの素晴らしさを語りかけてくる。
ナミボに遠慮して「そうっすね〜」しか言わないジョウタロウ。
満足そうにタバコをふかす渋。
なんたる絶望と孤独と沈黙!!!
※ 詳しく知りたい方は「シーバカ日誌 マグロ」で検索
ちっきしょおおおおおおおおおお!!!!
あんな目に遭うのは俺以外の誰か他の奴にしてくれいぃいいいい!!!
もうサイレントスプリングはコリゴリじゃぁあああああああい!
心の中で叫びながらキャストを繰り返すと
沖の方でデカイ魚影が銀色にギラリと光り、次の瞬間
ドン!!!
よっしゃぁあああああああ!!!
弓なりに曲がるレオザ!
バナナ「よっしゃ!ナミさん!こいつは絶対に穫るでぇええええ!!!」
バナナがタモを持ってすぐに駆けつけてくれる。
慎重にいきつつも
ああ、俺は今、猛烈にしあわせだ!!!
なんとも言えない多幸感に包まれる。
このヒキ、このロッドのしなり、無限に広がる海と空の下
俺とブリが一本のラインを結んで命のやり取りをしている。
すまん、ブリ!悪いが俺に釣られてくれ!!!
そう思いながらやり取りを続ける。
バラしたのよりも少しだけ小さい気がしたが、それでも確実にブリサイズはありそう。
隣では南米人だか東南アジア系だかわからんバナナが
「慎重に!」
「焦らずに!時間あるで!」
「ナミさんここは絶対に穫るでぇええ!」
励ましながら動画を撮ってくれている。
ちなみにこの動画、後で見たらなんか変なところ押したらしく
超絶スローになって
うわ、なんやこれ!見にくい!
ホンマや!なにこれ、うっざぁあああ!ナミさんの動きスローすぎてつまんねええ!!!
せっかく撮ってくれたけど、これ、いらん!
ホンマや!せっかく撮ったけどいらんすね!これ!
ってなった。
さあ、ブリが浮いてきたぞぉおおおおお!!!!
どんだけ引っ張るねんて感じやけど
〜まさかの次回へ続く〜