シーバカ日誌最終章

バナナが突然ボイルを始めた。



バナナ「ムコイチでメジロあがってんよ！８０センチだってよ！」

僕「武庫川一文字ねえ・・・」


この際だからハッキリ言おう。

ムコイチとかでメジロなんぞ釣れる気しねえ！

偶然回遊してきた一匹だろ？

１００人渡った中で一人だけ釣れたんだろ？

どうせのませ釣りのオヤジの釣果ちゃうん？

たとえルアーで釣れたとしても事故や！事故！



そんな冷やかな意見にもバナナは全く熱を失わない。

昨今の貧果続きで、とうとう頭の回路がおかしくなってしまったようだ。


バナナ「いこうぜ！メジロや！メジロ！メジロは無理でもサゴシとカツオは絶対釣れる！」


絶対に釣れる発言に赤子の渋もおもわずボイル！

仕方ないので１年、いや２年ぶりぐらいにムコイチへＧＯ！




１０月６日


ほぼ寝てない状態でバナナハウスに３時集合。

渋は案の定起きれずに現地集合になる。


一番船は４時と聞いていたが、土曜日とあって人が多いので

俺達が３時５０分着にも関わらず、すでに出船している。

もらった番号札を見ると４２番。


「え？もう４２人もいるの？」


すぐに渋がやってきたが、持っている札を見てみると５６番。


「え？もう５０人以上いるの？まだ４時過ぎやで・・・」



２番のカーブ付近は人だらけだ。

３番で降りることにする。

暗いうちにタックルをセットして日の出までダラダラキャストする。


日が昇り始めたら本格的に





戦闘開始！




それにしてもすげえアングラーの数だ。


僕にガツンとアタリがあるも、すぐにラインを切られてしまう。

太刀魚か？サゴシか？

とにかく



全然アタリがねえよ！


１００人以上、いや、２００人はいるのだろうか？

遥か遠くのアングラーも見渡せるのだが、誰も竿がまがりゃしねえ。

一瞬の地合いで僕がサゴシ、バナナが太刀魚をゲット。



両方とも全然ひかないね。

超つまんなかった。




それにしてもシブい！

周りも全然釣れていない。

こんだけ居たら誰かしら釣れるだろうと思っていたのだが

飛ばしサビキの人がソウダカツオを爆釣させているのみで

ルアーマンは完全に蚊帳の外だ。



人の多さと釣果が比例してないよ。

むしろ、半比例してる！！！




８時３０分の船で逃げるように撤収。



「絶対に釣れるって聞いたから来たのに。これってなんの呪いなん？誰のせいなん？」

毎度のことながらボウズにイラダチを隠せない渋。




犯人








本日の任務も終了。

みなさんお疲れさまでした。


もうムコイチなんざ、２度といかねえよ！