シーバカ日誌最終章

２０１３年　３月末のある日







年度末＋増税という未曽有、いや、まさしく













みぞゆうの事態に、世間がアソタロってる中、


ナミボーもとんでもない事態に陥っていた。







ナミボ「やべえ。昨日着の荷物がまだ来ねえ。明日の朝イチには絶対必要なのに」







昨日着のハズの荷物が、来る気配すらない。






年度末＋増税の駆け込み需要で、世間では







ババアどもが、なんでもかんでも買いだめするという

とんでもなく頭の悪いイベントが発生しているのは知っていたが、

まさか、物流がここまでやられてしまうとは・・・。








「バカヤロウ！なんでもかんでも買いダメするんじゃねえ！アホか！！！」



「てめえが買いだめした食料品！すぐ期限切れになってしまえ！ボケエエ！！！」







ババアどもに心の中で悪態をつきながら


近くの営業所に駆け込むナミボ。


電話で問い合わせどころか、電話にすら出ないので、直接行くしかねえ！





ちなみに、宅配便は色々あるが



ネコと飛脚は比較的まだマシだと思うが、なんせカンガルーは


超ウンコ！！！


安いので、一度カンガルーの営業マンに来てもらったのだが、


この鼻毛ボーボーの営業マンのオヤジが



「これぐらい、大口で毎回出してくれはるのやったら、僕が責任持ってやりますわ！いつでも、直接電話してください！」



言うたくせに、電話でねえわ、荷物水浸しにするわで


もう最低ランクどころか、犯罪級にダメだった。






苦情の電話も１０回ぐらい着信を無視した挙句


音信不通という、とても素敵な行動に出たので



俺の中で



カンガルー＝クズ





という、素晴らしい方程式すらできてしまった。





カンガルーで働いてる人がこの記事を見たら

気を悪くされるかもしれませんが、敢えていいます。




あなたのとこの営業マン！〇〇〇って人！！！




鼻毛死ぬほど出てる上に、すげえ無能だよ！！！





ここでそいつの名刺アップしてやってもいいぐらいだよ！！！






カンガルーで頑張ってる人もいると思います。

その人は頑張ってください。

僕は一生カンガルーでは出さないけど。








本題に戻ります。






今回の荷物はネコなので、まだ対応もマシなはずなのになぁ・・・。







訝しみながら向かうと、すでに受付では


怒り狂いながら吠える









燃えよデブゴンみたいなおっさんが




「おい！どないなっとるんや！おまえんとこなんとかせいぃ！ふざけんなぁ！」




ひたすら怒号し、死んだ魚の目をした受付のお兄ちゃんが




「すいません、ただいま、システムがダウンしておりまして・・・・すいません、すいません」





と、ひたすら死んだ目のまま、斜め下を向き、謝っているのを





更に









ランボー怒りのアフガンみたいな爆発寸前のおっさん１０人ぐらいが



自分の順番が来るまで並んで待っているという



とんでもない怒りイベントが発生しているではないか！！！






「うわ！なにこれ！こんなんなってるの！？」





素早くランボー予備軍の後ろに並んだものの





「やべえ・・・・これじゃ、ラチあかんぞ」





そう思っていたのだが、中には




奥からシレっと自分宛の荷物が出てきて






なんだか肩すかしを喰らったような、不思議な笑顔で帰還していく人もいる。





・・・・それにしても、この受付のお兄ちゃん気の毒やなぁ。








多分店長にでも言われたのだろう。








店長「おい、山田！お前今日受付だったな！」


山田「はい！そうです！」


店長「お前も知っての通り、物流がえらいことになっとる。苦情も山のようにくるだろう。そこでお前に、この危機を乗り越える最強の呪文を教えてやろう！」



山田「え？なんすか？店長！なんすか！！！」



店長「いいか、山田！よっく聞けいぃいいい！」



山田「は！はい！！！」




店長「苦情の客が来たらあぁあああああぁぁああ！！！店長出せとか、責任者出せとかいわれようがぁああああ！！！こう言ええぇええぇええええ！！！！」




山田「は、はははははぁああいいいいいいいいぃぃぃいいいい！！！！！」





店長「システムダウン！」




山田「え？シ……システムダウン？？？」




店長「そう！とりあえず、もうこれをひたすら唱え、ただ時間がたつのを待て！この呪文を唱えていれば、時が解決してくれる！いいな！山田！」



山田「は、はいいいぃいいい！！！！」










店長と山田の会話が容易に想像できてしまいそうな、そんな光景を目のあたりにするナミボ。





たしかに、店長の策は功を奏したのか




「システムダウン」



これしか唱えない受付の死んだ魚の目をしたお兄ちゃんに対し



怒っているのがバカらしくなって、続々と帰還するランボー達。




ようやくナミボーの番が来た。




受付のお兄ちゃんに荷物の番号と、追跡システムで調べたら


ここにあるとなってる旨を伝えると


いとも簡単に荷物が出てきた。





もはや、バカ野郎という気すらしなくなるぐらいに


死んだ魚の目をしている兄ちゃんを後にし、








「もう、イヤだ！こんなんイヤだ！釣りに！釣りに行きたい！休みもなく、毎日終電、もしくは朝帰りの仕事なんかイヤだ！いやだ！嫌だ！ウリィイイイイイイ！！！！」





と、心の中で絶叫していると、城太郎から連絡が！






ジョウタロウ「４月７日、８日で釣りに行きませんか？」









前置きが長くなったけど、たぶん、続く・・・たぶん。